三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

高橋竹山師のレコード。

2020年07月02日 | 三味線のはなし
JACKさんのところで
初代竹山師のレコードを聴かせてもらいました。


やっぱり全然違うんだよなぁーー
いわゆる "叩き" の三味線ではないから
津軽三味線の一般的な印象と比べると
やさしく聞こえるかもしれないけれど、
思っている以上にしっかり弾いている音だなと思う。
撥のアタック感は結構強い、
でも、撥音ばかりうるさくはならないバランスで、
一の糸を弾いても二・三の糸を弾くときと
音色の質感が全く変わらずにクリアに鳴る、
そしてハジキの余韻まで手を抜かないきめ細かさ。
一音一音がシビア。
何ひとつ疎かにしない厳しさでできた音のように思う。
こういうのを聴くと、今の津軽三味線は上っ面だなと思うし、
叩きや早弾きに気を取られすぎている。 

と思って、その音とかテンポ感をお腹に入れて
独稽古で向き合う。

しっかりした音を鳴らす、とか
ハジキの強さとか
それこそ、糸を押さえる指の強さまで
義太夫の稽古が生きてるなぁと思う。笑
そして、津軽三味線ていいなぁと思う。


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►演奏予定
 7月25日(土) 天Qレディースナイト@京都・天Q
 7月30日(木) 弾き語りLIVE古今心実@西院・GATTACA
 詳しくはこちら
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。

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