三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

石井竜也「陣」。

2018年08月21日 | 鑑賞
雑誌 邦楽ジャーナル 2018年7月号 378号
Kawai-JPN Traditional Instruments 河合琴三絃司


邦楽ジャーナルの表紙がかっこよかったし
インタビューを読んで興味がわいて
石井竜也「陣」@新歌舞伎座を観てきました。

インタビューの中で語っていた
石井竜也の考える和のポップス、というものが
何なのかは分かった気がします。

かっこいい和、というのも
石井竜也は圧倒的にかっこよかったし
めっちゃいい声。
そして、その声の使い方をよく心得てる。

和の要素を取り入れる、といっても自分の歌い方は変えない、
とインタビューでも語っていたけれど、大正解。
“石井流家元”の歌なしには、このステージは成立しない。

同じく歌い方を変えない民謡歌手の吉田真紀子さんのコーラスが
バンドサウンドの中で異彩を放っていて、存在感が際立っていた。

が。それ以外の部分は、それほど目新しい演出ではなかったように思う。
そういうものを目指しているわけではないと思うけれど、
日本の伝統芸能の身体表現はもっとかっこいい。
たとえば、黒森神楽とか鬼剣舞とか(東北贔屓なんで…)
そういう動きを取り入れれば、きっともっとかっこよくなる。
なんて期待してしまいました。




 
Shamisen + vocal 松浪千静
▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

►ライブ予定はこちら

演奏依頼はこちらへ
松浪千静website



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 打ち合わせ。 | トップ | そんな筈じゃなかった。 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

鑑賞」カテゴリの最新記事