三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

額縁とライブ。

2019年08月28日 | 三味線のはなし
先日、白木屋さんで上方唄を演奏しましたが、
私自身、上方唄をソロで演奏することはほとんどありません。
基本的には師匠と一緒にお仕事をさせていただいて、
というか、最近はもっぱら、へらへら踊りの地方しかやっておりません。笑

しかし、それなりの年月、お稽古もしているし、
正直な話、それなりのお金も払ってお免状もいただいたわけですし、
もうちょっと表に出して活用していかなきゃ勿体ない、というわけで
機会を見つけて上方唄もやっていきたいと思う所存であります。

で、先日の演奏の話になりますが。

上方唄の場合は、わりときちんとした、
いわゆる「額縁」の舞台で演奏してきましたが、
先日は、喫茶店のフロアでの演奏ということで、
お客さんとの距離も近いし、客席がよく見えます。
そういう場所での演奏は
津軽三味線のライブで慣れっこのはずなんだけれど、
楽器が違うと、やはり勝手が違う。
なんか落ち着かないし、うまく集中できない。
自分の中では、ちょっと反省の残る演奏でした。

額縁舞台の緊張感はピリピリするし
緞帳が上がった時の客席からの圧も強い。
でも、演奏に集中できる環境でもある。
弾き始めたら、客席を意識せずにやり通せる。

ライブという雰囲気は
客席との一体感があって、やりやすいけれど、
同時に、その時、その場の空気をつかめるものを出せないと
お客さんの気持ちが逸れるのもダイレクトに伝わってくる。

違う種類の集中力やスキルが求められるんだなぁと実感しました。
まだまだ引き出しが足りない。
ライブで楽しめるようになるには
まずは、やっぱり譜面を離すことから、かな。



Shamisen + vocal 静月
▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

►演奏予定
8月31日(土) 天Qレディースナイト
 詳しくはこちら

►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
 こちらからお問い合わせください
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする