三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

お仕着せのユニフォームではなく好きで着物を着ている。

2018年07月04日 | 着物
今月の邦楽ジャーナル。


雑誌 邦楽ジャーナル 2018年7月号 378号 シューベルトの子守歌 (送料など込)
Kawai-JPN Traditional Instruments 河合琴三絃司


コロンビア大学のバーバラ・ルーシュ氏の寄稿が衝撃的すぎた。

ちょっと長いけど引用。

 和音楽の世界が若い世代を歓迎するように見えず、社会から隔離されてしまっているのにはいくつかの明らかな理由があります。先ず、どういうわけか邦楽演奏家の多くが、音楽とは無関係で歴史的に正しい訳でもない着物に執着し、床に座って演奏するのです。和楽器演奏家のそうした「ユニフォーム」は結局のところ、20世紀の産物でしかないのですが、もはや日常で着物など着ることのない若い日本人はそれだけで拒否反応を示してしまうのです。
 音楽そのものとは無関係なそうした衣装などは、古臭いうえに不必要に高価なものと見なされてしまううえ、視覚的にも排他的に受け取られてしまいます。演奏会告知などでよく見かける着物姿の写真はどれも同じで、言うまでもなく日本を世界から切り離してしまっている理由でもあるのです。


あんましな言い草でないの。
そんなに着物に対して否定的な目を向ける理由がわからない。
今時の邦楽家なら、場に合わせて衣装とか変えるでしょ。
洋装でやってる姿だって別に珍しくもなんともない。
オシャレな着物をデザインしてる人たちも沢山いるし
安くてもステキな着物だっていっぱい売ってる。



私は着物が好きだ。
三味線弾きだから着る訳じゃない。
好きだから着ている。
何なら昔、バンドやってた頃にも
浴衣でライブとかやってた。
ドラマーだったけど。笑

学生の頃、指揮のS先生が
音楽はビジュアルだ、と言ってた。
音楽と衣装だって無関係ではない。
昔からのスタイルに執着して着物を着てるんじゃなく
自分の好きな衣装として着物を選ぶ。



それをビジュアルで伝えられるだけの佇まいも必要なんだとは思うけれど。
そこは努力しなくてはいけないのだけど。

ちなみに、写真で私が着ているのは
Rumi Rockと Shi-bun-no-San の浴衣。
この辺のブランドのSNSとか見てほしい。
普通にカッコいいから!

というわけで。着物愛から熱くなりすぎました。
また夏物、物色中です。笑



 
Shamisen + vocal 松浪千静
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ライブ予定
7月21日(土) 津軽三味線Live in レモンハート
7月27日(金) 天Qライブ
7月28日(土) Night of 1000 Eyes
►詳しくはこちら

演奏依頼はこちらへ
松浪千静website

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