三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

ジァンジァン狂宴。

2017年11月01日 | 読書
ジァンジァン、といえば
初代高橋竹山の伝説のライブの地。
として、もちろん名前は知っている。

そのジァンジァン劇場主の自伝的小説。

ジァンジァン狂宴
高嶋進
左右社


今、関西にジァンジァンがあったら
間違いなく通い詰めたかった。

詩 朗読 ダンス
フラメンコ ロルカ
近松 シェイクスピア
オペラ 人形芝居 etc..

出てくるキーワードが
日ごろから私が引っかかるものと重なってて
おかしくなってきた。
やってみたいと思うことはもうすでに為されたことなのかもしれない。


いちばん印象に残ったのは
やはり初代竹山。
日本のロックと津軽三味線の共演を考えていた主人公が
竹山の演奏を聴いて、ロックとの共演の考えを捨てる場面。
そう感じさせる竹山師の演奏もさることながら、
そのように受け止められる人も偉大だと思う。
演者と聴き手。両方の成熟。

あぁでもやっぱり、そう感じさせる演奏の力。
聴いてみたかった。

コメント
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