三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

いちばん良い音で。

2015年05月16日 | 三味線のはなし
津軽三味線の世界では、
弱い音を出すために、
駒に指をかけたり、
極端に胴の端っこで弾いたり、
ということが行われます。

でも、私は昔からこれに納得がいかなかった。

そうやって物理的に音を小さくすると、
良い音じゃなくなる気がするのです。

だから私は、
下ツボで転がすところも
楽器がいちばん鳴るところで弾くようにしています。
そこで、サワリがついて響く音が出せるときが
楽器も自分も調子のいい時。


個人的なこだわりだけど、
そういうのを分かってくれる人がいると、
すごくうれしくなります。




迷うことはいっぱいあるけれど、
どんな三味線を弾きたいのか、というビジョンは
ずっとクリアになってきた。



あなたの後ろに日本海の荒波が見える---

って。悪くないわー。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする