三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

サロメ。

2007年01月07日 | サロメのはなし
シュトラウスのオペラ“サロメ”のDVDを見ました。

最後の見せ場であるはずの、ヨカナンの首に向かって語るアリアで、
画面が止まってしまい、全曲を聴くことができませんでした。
なぜ、よりによって、そこで不具合を起こすのか…。

ワイルドの戯曲に忠実な脚本、非常に官能的な楽劇でした。
サロメの動きのひとつひとつが、色気たっぷりで、
また、サロメ役の女性が肉感的なんですよ。よく言えば(笑)。
悪く言えば、少女性のカケラもなかったのが、ちょっとイメージと違ったなと。
オペラにハマりきれない最大の理由は、ここにあります。
役柄のイメージと、舞台上の人物のビジュアルが乖離しがち…。
特に、テノールは厳しいです…。ずんぐりむっくりな人が多いのに、役は二枚目。
今日のヨカナンも、台詞では痩せて色白の美男になってるのに、
かなり立派な体格でいらっしゃいました。登場した瞬間にがっくり。声は良かったけど。
個人的にはバリトン好みです。敬愛する米良先生もバリトンだったし!

そんなわけで…
今年はまだ始まったばかりですが、桜の下のサロメは来年の春まで延期します!!
半年あれば作れる気はしますが、季節は選びたい。
よく考えたら、私、ドイツオペラも歌ったことなかった…。
とても2ヶ月やそこらで歌えるようになるとは思えないし、
日本語で作曲する方向も視野に入ってきました。
戯曲の言葉がすごくきれいなので、使ってみたくなってます。
なので、じっくりと練込んで。

先に怪談もの?幽霊もの?を夏にひとつできたら☆
能をベースにしたいのですが、何かオススメはありませんか??
コメント (3)
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