ヒバリの家から歩いて5分くらい、下北沢一番街に、テピートという メキシコ料理のレストランがあります。
3年前ぐらいに この場所にオープンしたお店ですが、今日初めていってみました。
お目当ては、メキシコ人のミュージシャン チューチョさんの演奏です。
78才で、ギターとメキシコアルパ(ハープ)を弾くチューチョさん。
一応、数日前に電話で席をリザーブしておきました。
演奏は7時半ぐらいからです、ということなので、7時ごろに、ドラマーのYくんを誘って 出かけていきました。
30人ぐらいで満席になりそうな こぢんまりとした店内は、たくさん飾られたメキシコの楽器やオーナメントなどが 暖かな色彩の間接照明に浮かび上がり、一歩入れば 気分はもうメキシカン
予約しておいたので、ステージの真ん前、かぶりつきのテーブルに案内された。やったー\(^O^)/
テキーラ・サンライズっていうカクテルとメキシコのビール「コロナ」、おつまみも頼んで、よしっ、聴く気まんまんだぞ。
ところが 演奏はいつまでたっても始まらず、カクテルをちびちび飲んでは 店内に流れるマリアッチのCDにリズムを取るのみ。
不安になって、
「あのー、演奏は何時からですか?」ときくと
「8時前ごろには・・・」という返事だった。
それからさらにカクテルを飲み、次々に届くお料理を食べ(とてもおいしい)、8時を10分くらい過ぎたころ、ついに演奏家チューチョがドアをあけてはいってきた! まってました!
彼は おもむろに ステージに飾ってあったギターを取って控え室に消え、ポロンポロンとチューニングしている様子・・・
しばらくして姿を現すと、今度はアルパ(ハープ)のチューニングを始めました。
ちなみに、アルパの弦は、全部で38本あるそうで、これをゆっくり、1本1本チューニングしていく姿を見ながら、この分じゃ演奏はまだまだなんだな と悟った我らであった。
予定よりきっちり1時間遅れたときです。
チューチョはすっくと立ち上がりました。
天井のスポットライトが、ばばばーん と付きました。
「コニチワ。チューチョデス」と チューチョが挨拶しました。
そして弾き始めたギター それに合わせての歌声
ああ、こんなすばらしいギター 初めて聴いたよ。
いかにも南米らしい、キレのある響きとリズム。
歌声は、78才とはとても思えない声量と美しい伸びのある響き。
「ラ・パロマ(鳩)」、「エストレリータ」、「ラ・クカラチャ」など、日本人にも耳慣れたメキシコ民謡を、すばらしいアレンジと演奏で聴かせてくれます。
きけば このチューチョという人は、往年のポップス界のさまざまな分野で王者と称されたミュージシャンたちと共演をしてきた 超大物なのだった。
ナット・キングコール、ハリー・ベラフォンテ、ペレス・プラード、カーメン・キャバレロなど、知ってる人がきいたらぶったまげるような大物だよ。
「キエンセラ」という有名なラテンの曲を、最初に録音したのは、誰あろうこのチューチョなのだそうだ。
そ、そんな大物の演奏を、こんなところで生で聴かせてもらっていいの?
しかも ミュージックチャージもなにもナシで?
ギターと歌があまりにもすばらしく、このまま永遠に聴いていたい、もう他の楽器など聴かなくていい・・・ぐらい感動してしまったヒバリなんだけど、チューチョはギターを置き、アルパの前に座りました。
今まで聴いたどのハープとも違ったスタイルで、ギターとはまた違ったすばらしさ
繊細なアルペジオ、そして左手で力強く刻むベース、それもオクターブ音の多用でいっそう幅が出た音色。
「コンドルは飛んでいく」「ゴッドファーザーのテーマ」など おなじみの曲の数々が、とても新鮮に響き渡り、白麻のスーツに全身を包み 白い帽子をバリッとかぶったチューチョには、まさに「ゴッドファーザー」の風格が感じられるのでした。
下北沢に こんなすごいスポットがあったなんてびっくりだ。
みなさん、一番街の「テピート」、ぜひ行って、体験してください。
音楽もお料理も 最上級ですよ
ステージが終わったら、奥さんと手をつないでサッサと帰っていくチューチョ。
らぶり~
3年前ぐらいに この場所にオープンしたお店ですが、今日初めていってみました。
お目当ては、メキシコ人のミュージシャン チューチョさんの演奏です。
78才で、ギターとメキシコアルパ(ハープ)を弾くチューチョさん。
一応、数日前に電話で席をリザーブしておきました。
演奏は7時半ぐらいからです、ということなので、7時ごろに、ドラマーのYくんを誘って 出かけていきました。
30人ぐらいで満席になりそうな こぢんまりとした店内は、たくさん飾られたメキシコの楽器やオーナメントなどが 暖かな色彩の間接照明に浮かび上がり、一歩入れば 気分はもうメキシカン
予約しておいたので、ステージの真ん前、かぶりつきのテーブルに案内された。やったー\(^O^)/
テキーラ・サンライズっていうカクテルとメキシコのビール「コロナ」、おつまみも頼んで、よしっ、聴く気まんまんだぞ。
ところが 演奏はいつまでたっても始まらず、カクテルをちびちび飲んでは 店内に流れるマリアッチのCDにリズムを取るのみ。
不安になって、
「あのー、演奏は何時からですか?」ときくと
「8時前ごろには・・・」という返事だった。
それからさらにカクテルを飲み、次々に届くお料理を食べ(とてもおいしい)、8時を10分くらい過ぎたころ、ついに演奏家チューチョがドアをあけてはいってきた! まってました!
彼は おもむろに ステージに飾ってあったギターを取って控え室に消え、ポロンポロンとチューニングしている様子・・・
しばらくして姿を現すと、今度はアルパ(ハープ)のチューニングを始めました。
ちなみに、アルパの弦は、全部で38本あるそうで、これをゆっくり、1本1本チューニングしていく姿を見ながら、この分じゃ演奏はまだまだなんだな と悟った我らであった。
予定よりきっちり1時間遅れたときです。
チューチョはすっくと立ち上がりました。
天井のスポットライトが、ばばばーん と付きました。
「コニチワ。チューチョデス」と チューチョが挨拶しました。
そして弾き始めたギター それに合わせての歌声
ああ、こんなすばらしいギター 初めて聴いたよ。
いかにも南米らしい、キレのある響きとリズム。
歌声は、78才とはとても思えない声量と美しい伸びのある響き。
「ラ・パロマ(鳩)」、「エストレリータ」、「ラ・クカラチャ」など、日本人にも耳慣れたメキシコ民謡を、すばらしいアレンジと演奏で聴かせてくれます。
きけば このチューチョという人は、往年のポップス界のさまざまな分野で王者と称されたミュージシャンたちと共演をしてきた 超大物なのだった。
ナット・キングコール、ハリー・ベラフォンテ、ペレス・プラード、カーメン・キャバレロなど、知ってる人がきいたらぶったまげるような大物だよ。
「キエンセラ」という有名なラテンの曲を、最初に録音したのは、誰あろうこのチューチョなのだそうだ。
そ、そんな大物の演奏を、こんなところで生で聴かせてもらっていいの?
しかも ミュージックチャージもなにもナシで?
ギターと歌があまりにもすばらしく、このまま永遠に聴いていたい、もう他の楽器など聴かなくていい・・・ぐらい感動してしまったヒバリなんだけど、チューチョはギターを置き、アルパの前に座りました。
今まで聴いたどのハープとも違ったスタイルで、ギターとはまた違ったすばらしさ
繊細なアルペジオ、そして左手で力強く刻むベース、それもオクターブ音の多用でいっそう幅が出た音色。
「コンドルは飛んでいく」「ゴッドファーザーのテーマ」など おなじみの曲の数々が、とても新鮮に響き渡り、白麻のスーツに全身を包み 白い帽子をバリッとかぶったチューチョには、まさに「ゴッドファーザー」の風格が感じられるのでした。
下北沢に こんなすごいスポットがあったなんてびっくりだ。
みなさん、一番街の「テピート」、ぜひ行って、体験してください。
音楽もお料理も 最上級ですよ
ステージが終わったら、奥さんと手をつないでサッサと帰っていくチューチョ。
らぶり~