HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Sちゃん ハノン・ボサノヴァバージョン

2019年01月08日 | レッスン日記(小中高生)
夕方5時半、Sちゃん(中3)が来た時には もう日は落ちて、外のへ空気は氷のように冷えきっていました。
まずは、ハノンで指をあっためなきゃね。
「今日は何日だっけ? 8日か。じゃ8番ね」
ヒバリ教室では、ハノンは宿題じゃなく、レッスンの中で、その都度 ランダムに選び出した課題を弾くのです。
「え、コレ難しそう…」
Sちゃんは弾き始めましたが、なにぶんいきなり弾くので、16分音符のフレーズパターンがなかなか正確に掴めず、ミスタッチが頻発です。
そこで「最初の4つの音を、同時につかんでみて?和音みたいに。続く4つの音は普通に弾いて」と言ってみました。
最初のポジションを確実に掴むための手段だったんですが、Sちゃんが その方法で弾き始めたのを聴いたら、 偶然にも 和音がテンションっぽい構成音。聞きようによっては、ボサノヴァ風の いい感じの響きになってるのです。
「へー、いいんじゃない?」
ヒバリ先生は、エレクトーンのオートリズムで、ボサノヴァのリズムを流し始めました。
Sちゃんの弾くのに合わせて、ボサノヴァの伴奏も弾きながら。
ついでに、Sちゃんのリズムやタッチもボサノヴァにしてしまいます。

ジャ〜〜ン、デュッ、デュ、ッデュワー
ジャ〜〜ン、デュッ、デュ、ッデュワー

ハノンがすっかりボサノヴァになって、ごきげんなノリで流れていきます。
ボサノヴァ演奏のタッチは スタッカートの連続。
それを利用し「第1関節が折れないように!」とかの訓練もできて、思いがけず盛り上がった ハノン・ボサノヴァバージョンでした。

Hさんレッスン初め

2019年01月08日 | レッスン日記(大人)

Hさん(大人):
「もうー全然やってません。駅伝はずーっと見なきゃいけないし、『相棒2時間スペシャル』はあるし『科捜研の女お正月スペシャル』はあるし…」
スポーツ番組大好き、サスペンスドラマ大好きの『元祖スポ鑑ギャル』Hさん。
いつもこんな調子でピアノの前に座るのですが、その実 真面目で練習熱心な優等生なのです。
ほーら、今日だって「バッハ平均律」のプレリュードを、年末にアドバイスした「フィニッシュに強弱をつけて盛り上げましょう」という事をよく守って 迫力ある仕上がりで弾いてありましたし、新しい楽譜をお渡ししておいた「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、なんと3 ページも予習してあったんですよ。
私よりずーっと年上なんだけど、なんか可愛らしいツンデレのHさん….
なんとなく うちで取っている◯◯新聞のマンガに登場するサブキャラの「H子ちゃん」を思い出してしまった。
これからは、心の中で密かに「H子ちゃん」と呼んじゃおかな…と思うヒバリ先生でした。(笑)