HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Sさん初レッスンはロマンチックに

2019年01月10日 | レッスン日記(大人)

Sさん(大人):
クリスマス発表会で ショパンのノクターンを素敵に弾いたSさんが、今年の課題として選んだのは、やはり大好きなショパンのノクターン、そして昨年の2番より さらに難易度の高い「8番・ニ長調」 それとジャズピアノの「ミスティー」です。
どちらの曲も 大変美しく しかもクラシック・ジャズそれぞれのジャンルにおいて「殿堂」といえるほどの有名曲です。
Sさんの温和なお人柄、そしてピアノタッチにもぴったりなロマンチック曲ばかり。
ゆっくり楽しんでレッスンしていこうと思います。
楽しみ。


弾けてなくても そのままレッスンに来てね

2019年01月10日 | 音楽のツボ
今日のMちゃん(小3)のレッスンで 私が「いいな」と思ったのは、Mちゃんがリズムを間違ったまま弾いていたけれども、お家の方に直されていなくて そのままレッスンに来たことです。
えっ、そうなの?と思われるママ、パパが多いかもしれませんね。
お子さんが間違って弾いていたら、つい直してあげたくなりますよね。
直してあげれば、レッスンに来た時は正しく弾けていて、すぐ合格。生徒本人も褒められて嬉しいでしょう。
間違ったままレッスンに行ったら、先生にも申し訳ないし…とか。
いいえ、そんなことはありませんので、是非、間違っていてもそのままレッスンに来させてください。
間違ったまま弾いてくれると、お子さんが苦手だったり、勘違いしていたり、というポイントが 教師にすぐわかり、的確なアドバイスや練習課題を与えることができます。
けれども お家で正解だけ教えてもらってレッスンに来ると、教師は「わかっているもの」と認識して、そのまま先へ進めてしまいます。
私がまだ新人教師の頃、指もよく動くし曲もすぐ覚え、どんどん上達している優秀な生徒がいたのですが、ソナチネやソナタを弾くようなレベルに達した時に 読譜力が全くついていなくて 愕然とした経験がありました。
彼女には 年齢の離れたお姉さんが二人いて、いつもお家で間違いを直してくれたり、新曲を教えてくれたりしていたことが、後でわかりました。
それまで、生徒本人が楽譜を読んで弾いているものと思って どんどん進めていたので、気がついた時はあとの祭り。
とりもどすのが大変でした。

譜読みに限らず、指の形やタッチ、歌わせ方などについても、私たち教師は 生徒がどう間違うか、というのを観察しながら、一人一人に応じた処方(?)を試みていきますので、お家で弾いているのを聞いて「あらあら」と思われても、どうぞそのままレッスンに来させてくださいね。

その点 Mちゃんママはさすが。
在籍年数が長いベテランママなので、いろんなことを 大きな視点で目で見守ってくださってる懐の深さを感じますよー


Mちゃん(小3)レッスン初め・カスタでワルツ

2019年01月10日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小3):
「やってきたよ!」と、『 アルフレッドピアノライブラリー』「テキサスのワルツ」を 最後まで両手で練習してきました。
クリスマスやお正月で楽しいことがたくさんあったでしょうに、一人でちゃんと練習してきて感心です。
音符をしっかり読んで、難しい6度の音程での連続和音もがんばって弾いています。
ほとんど完璧なんだけど、残念!前半のリズムが 4拍子になってしまいました。
「メロディーのリズム打ちをやってみよう」と
Mちゃんにカスタネットを渡し、リズム唱をしながら 一緒に叩いてみます。
「タン、タン、タン、タン…?」と 自信なさそうなMちゃん。
「ほら、最初の音符は、2つ繋がってる『タタ』の音符だよね?だから続けて言うと?」
「タタ タン タン、タタ タン タン…」
そうそう!これでワルツになった!
先生は ブンチャッチャ、のワルツのリズムを合わせてばんそう。
リズムわかったね。さあ、弾いてみよう。
もともと、音がしっかり取れてたのですから、すぐにきれいなワルツの曲になりました。

難しかった6度の連続は
「メロディーは5の指だけで弾いていくことになるよね? 最初の6度音程を押さえたら、その手の幅を変えないようにしたまま、5の指だけ見ながらメロディーを弾いていってごらん。下の音は自然についてくるから」とアドバイスしたところ、たちまちなめらかに弾けるようになり、Mちゃんも
「弾きやすくなった!」と嬉しそう。
ほら、もう丸になっちゃったね。

お正月休み明け 初めてのレッスンでしたが、充実したレッスンができました。
これからの1年、Mちゃんすごく上達していきそうな予感です。
楽しみ♪


Cちゃん初レッスン・ビリーブ弾いたよ♪

2019年01月10日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(小1):
「『ビリーブ』弾いてきたよ」と、冬休み前に先生からもらった楽譜を出して譜面台に並べています。
この楽譜、たまたま 他の人のために作ったのですが、余分に印刷したのがピアノの上にあったのをCちゃんが見つけて「あっ、ビリーブだ。私もほしい」と言うので、あげたのでした。
Cちゃんは、真剣に楽譜を見ながら、右手のメロディーを弾き始めました。
指番号を振ってなかったのですが、Cちゃんは 的確なところでクロッシング(指の交差)やあけ指を使ったりして、けっこう最善の指使いで弾いているのです。
これなら 右手は任せても大丈夫と思ったので、先生は横で伴奏をつけ始めました。
メロディーだけで弾いているときより、ぐっと雰囲気が出てきます。
「いいじゃないの。もうちゃんとメロディー弾けたね」
時々つっかえたりはしながらも、最後までメロディーを弾くことができたので、先生は感心して言いました。
けっこう広い音域があり、加線や臨時記号なども使われている楽譜です。
知っている曲とはいえ、これだけの譜面を自力で視奏できるまでの力が、Cちゃん 身についているんだなあ、と嬉しく思いました。
「左手の伴奏も書いてあるよ。弾けるんじゃないの?」と言うと、Cちゃんは
「先生が さっきの伴奏弾いてよ」と言うのです。
「さっきの伴奏」は、楽譜に書いてある初心者用の伴奏ではなく 先生がガチで弾いた演奏ですから、とっても素敵なのです。
それを、もう一度 一緒に弾いてほしい、というのですから、Cちゃんが 先生の伴奏に合わせ、気持ちよく音楽を味わいながら弾いていたんだな、ということがわかります。
「いいよ。じゃもう一度弾こう」
先生が前奏を弾き始めると、Cちゃんは 何の合図もなくても、自分できっかけを捉えて タイミングよくメロディーを弾き始めました。
サビのところでは 一層心を込めて弾いているのが伝わってきます。
ピアノを始めて3年半のCちゃん、テクニックはもちろんですが、確実に いろんな面での音楽センスが育っていることが感じられました。
今年も これから1年間の成長が楽しみです。