HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Mちゃん(小3) マラゲーニャ

2019年01月17日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小3):
先週、自力でがんばってきたので、今週はさらに難関の「マラゲーニャ」が宿題になっていました。
ちょっとエキゾチックなスパニッシュの曲です。
今週はあまり練習できなかったの、と言いながらも、Mちゃんは真剣な顔で楽譜に取り組み始めました。
応用曲なので、ポジションが オクターブ上になったりオクターブ下になったり、あちこち変わります。
同じメロディーや伴奏でも、オクターブ位置が変わると 音符を読むのがすごく難しくなります。
オクターブ記号を見落とさないようにするのもポイントです。
とりあえず、先生は何も手助けせず 1回弾いてもらったのですが、いやになるほど複雑(に見える)楽譜を、投げ出さずに最後までがんばって弾き通したのには感心しました。
「難しいー」
弾き終わって、Mちゃんは言いました。
「難しいねー。でもね、こうするとよくわかるよ」
と、今度はコードとして読み取る方法を教えてあげました。
Mちゃんもすぐにやり方を飲み込み、楽譜がぐっと楽になってよかったです。
それにしても、難しい楽譜を頑張って弾き通したのは立派でした!!

ビリーブはカノンコード

2019年01月17日 | コード奏法
みんなが大好きな「ビリーブ」。
その人気の秘密は、もしかしたら「ビリーブ」が 「カノンコード」で出来ているせいかもしれませんね。
「カノンコード」というのは 正式な音楽用語ではなく、最近 日本で言われるようになった「俗語」です。
バロック時代の曲「パッヘルベルのカノン」に使われていたコード進行なので、こう呼ばれるようになりました。
「カノン」の原曲はニ長調ですが、ハ長調に直して説明すると、C-G-Am-Em-F-C-F-Gというコード進行になっているのです。
ベースで主音を取っていくとド-シ-ラ-ソ-ファ-ド-ファ-ソ となり、ほとんど音階の下降形になっています。
そして、これが、なぜか日本では一番人気のコード進行なのです。
最近のJ-POPなどで多用されていて、 カノンコードにさえ乗せれば、すぐにヒット曲が作れるよ、と揶揄(やゆ)の対象にもなりがちなコード進行です。
そして「ビリーブ」はカノンコード、他に子どもの歌では「ありがとうの花」なんかもそうです。
他にも みんなの知ってる歌なら「翼をください」、「さくら(森山直太朗)」、「クリスマス・イブ」、「ヘビーローテション」、「会いたかった」etc,etc…
どうでしょう。
やっぱり日本人には お手軽カノンコードが受けるんだよね、と言われても仕方ない?

「ビリーブ」は おいしい ♪

2019年01月17日 | 音楽のツボ
今日、Cちゃん(小1)がレッスンした「ビリーブ」。
CちゃんもRちゃんも好きな曲ですが、実は 私・ヒバリ先生としても 大歓迎の教材なのです。
なぜなら「ビリーブ」には、先生にとっても嬉しい理由がいくつかあるからです。

1. 幼稚園や小学校で取り上げられる機会が多いため、子どもたちによく馴染み、結果「弾きたい」というモチベーションが上がる。

2. 「弾きたい」気持ちが機動力となり、低学年としてはちょっと難しい楽譜・リズム・テクニックに取り組み 達成することを経験させられる

3. ベースが音階となっているため、低学年の生徒でも覚えやすく、けっこう曲らしく弾けて満足感を得られる。

4. 音階練習の復習として使える。

などなど、たくさんのポイントがある「おいしい教材」なんですよ。
そして それもこれも、もしかしたら「ビリーブ」の持つ ある大きな特徴のせいかもしれません。
それは何か?
続きはこの次に。☆〜(ゝ。∂)

Cちゃん・「ビリーブ」の左手は音階練習

2019年01月17日 | 音楽のツボ

Cちゃん(小1):
大好きな「ビリーブ」を 両手で弾いてきました。
この楽譜は 先生がRちゃん(小2)の練習のために書いたものですが、Cちゃんもやりたい、と言うので、コピーをあげたのです。
低学年の生徒向けに書いた楽譜なので、
1. ハ長調で
2. 左手は ベースのみ
という構成になっています。
ベースだけで出来ている左手の伴奏は、こういう流れです。

ドーシーラーソーファーミーレーソー

そう、音階なんですよ。
Cちゃんは、すでに「バーナム」で 音階の指使いを習ったはずなんでが、それを「ビリーブ」の伴奏に生かすということに気づかず、適当な指使いで弾いていたため、すぐに指が足りなくなってゴチャゴチャうろたえていました。
そこで、「バーナム1」を出し、「両足開こう」という ハ長調の下降音階練習を復習しました。
左手は ソの音を1の指で弾くのがポイントです。
これを何度も繰り返しておさらいし、「ビリーブ」の楽譜のソの音を色鉛筆でチェックし、それから その番号通りに弾いたら…
あんなにしどろもどろだった音階の伴奏が、流れるように弾けました。
これなら両手合わせても大丈夫。
スラスラ弾けるように練習してきてね、ということになりました。