HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

M4ちゃんレッスン初め

2012年01月18日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1):
本当は先週から、レッスンが始まる予定でしたが、付き添ってくださるママが風邪で、やむなくお休みになりました。
今日が、今年初めてのレッスンです。
いつもながらM4ちゃんは元気いっぱい!
暮れに宿題になっていた曲は 全部しっかり練習してありました。
「ドレミのうた」の右手、「ふじ山」を両手で、どれも元気に弾けて完璧です。
次に「ラベンダーブルー」をやってみよう、といって、いっしょに歌ってみました。
来週は完成してこれることでしょう。
いつもながら、よく練習しているM4ちゃんです。
「よく練習してきたから、これあげる」と、先生は1枚の楽譜をあげました。

ドレミ~、ドレミ~、ドレミ~、ミファソーミーレードー・・・

と、簡単な音符が並んでいますが、弾いてみると・・・
「あっ、知ってる!『ヘビーローテーション』だ!」
そうだよ。好きでしょ?
ドレミー、ドレミー、ばっかりで簡単に弾けるから、お家でひいてみてね。

M4ちゃん、明日は学校に、来年度の新1年生たちが体験に来るので、そのお世話をするのだそうです。
「私は、たぶん二人、面倒見ることになると思う」と誇らしげに言ってるM4ちゃん、もうすっかり「新2年生」の顔です。
「そうか。おねえさんたち、責任重大だね。子どもたちが学校好きになれるようにね」
「ふふふ」
嬉しそうに笑ってるM4ちゃん、ホントに成長したもんです。
あした、がんばってね。

リズムの取り方

2012年01月18日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
バッハの「ブーレ」に入っていますが、この曲はアウフタクト、つまり弱起の曲で、第1拍目からメロディーが始まっていないタイプの曲です。
具体的には、右手が4拍目から始まり、左手は次の小節の右手の第一拍を休符で待って、第2拍からスタートします。
Hさんとしては、こういうリズムが一番取りにくくて苦手なのです

何もない空間に いきなり右手が始まるので、よりどころがないように感じられるのでしょうね・・・
休符がちりばめられている部分は、右手も左手も なんとな~く始まって、3小節目か4小節目になってようやく、曲のテンポが決まってきます。
「弱起の曲は、最後の小節と初めの小節がセットになって1小節なので、まず最後の小節を1,2,3と数えて、そのテンポで冒頭の4拍目に入ればいいんですよ」と説明して、一緒に練習するんですが、どうしても、ご自分で練習してきたリズムにひきずられて、数え方自体が遅くなったり早くなったりしてしまいます。

そこで、楽譜の中に、1と、2と、3と、4と、と数える目印として、Vの字を書いていきます。
1拍分が 「1」で下がって、「と」で 上がって、Vの字が完成するのです。
左手は、1拍待って 2拍目が8分音符なので、1と、\2 /と \/3と\/4と という数え方になります。

「何だかわたくし、いつもいつもVを書かれてますわね」と Hさんはため息まじりに言うのですが、これはHさんだけじゃなく、みんなが数える時に使っている記号なので、気にしないで大いに役立ててくださいね。
わかりにくいリズムは、8分音符や16分音符など、音価の短い音符を基準にして数えていくと、わかりやすいですよ!