HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Sちゃんレッスン初め

2012年01月16日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小2):
お正月休みがあって、その次の週は「成人の日」の祝日でピアノはお休み、今日が今年初めてのピアノの日です。
「ぴあのどりーむ4」の宿題になっていた2曲、そして「バイエル」も、たいへんしっかりテンポ良くひけていて感心です。
「たくさん練習してたんだ?」ときくと
「うん」とハキハキお返事。
Sちゃんは頭の回転もいいし、身体能力もすぐれていて、まだ小2でも こうしてしっかりと練習をしてくることができます。
年齢の割に大人っぽい生徒といえます。

実をいうと、Sちゃんが最近使いはじめた教材「バイエル」、ヒバリ教室では 基本的に生徒には与えていない教材なのです。
きまじめで、譜読みと運指の課題が並ぶ「バイエル」は、現代に生きる我々を 音楽の喜びの世界へ導いてくれる教材とは言い難い。
今は、ほかにもっとたくさん、楽しくてワクワクして、しかもためになるレッスンがいっぱいあるんですから。

それをなぜ、Sちゃんに?ということになりますが。
断っておくと、Sちゃんの場合も「バイエル」はメイン教材としてではなく、サブ教材として使っており、それも標準版の内容ではなく、記譜も1オクターブ下げて 中央ドをスタートとして編集されたものをテキストとしています。
彼女は、音楽や芸術の美しさを感じる感性を、すでに自分の中にもっているので、「バイエル」を使ったからといってセンスの成長がなおざりになることはありません。
また、きまじめな「バイエル」に耐えうる大人っぽい頭脳ももっています。
こまごまとした「左脳的」譜読みや指訓練も、彼女の脳と体には まあいってみればゲーム的刺激として、格好のデザートになるかと思いました。
今のところ、順調に弾き進めているので、成り行きを見守りたいと思っています。

「バイエル」については、HPに「バイエルって♪」というページを増設し、私の「先生としての思い」や「子どもだった自分の思い」なども含め 考察してみましたので、お読み頂けると幸いです。

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