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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンは優雅なワルツ

2020年09月19日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

M子さん(大人):

子どもの頃 ピアノを習っていたというM子さん、お孫さんがいる年齢になってから、ピアノに再チャレンジして3年目です。

「子どもが弾くような、易しく弾けるピアノ曲が弾きたいです」という希望でしたが、「それならこういうのはどうですか?」と「やさしいピアノ名曲150」という楽譜集をお渡ししたのでした。

みんながよく知っているようなクラシック、ポピュラー、映画音楽、世界の民謡などが、すべてハ長調(イ短調)のメロディーだけで書かれて、コードネームがついているのです。

初めてのコード奏法に戸惑いながらも、「まあ、こんな弾き方、初めてです。楽しく弾けるんですね!」と喜んでくれたのでよかったです。

今日は、先週やったロシア民謡の「コロブチカ」(『テトリス』の音楽ですよ〜♪)を 軽快な2(ツー)ビートで仕上げ、「楽しくなってきました!」とニコニコされていました。

「テトリス」、じゃない、「コロブチカ」が上手に出来て、次は何弾きましょうか?

「あの、これは難しいでしょうか…?」

M子さんがオズオズと開いたのは「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」のページです。

「大丈夫ですよ。とってもきれいな曲ですよね?!」と、ヒバリ先生はお手本を弾いてあげようと思ったのですが、その前にちょっとM子さんに確認です。

「この曲、どんな感じでイメージしてましたか?」

この「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」は、もともとジャズのスタンダードナンバーで、1950年代に、美しいワルツの曲としてリリースされたものでした。その10年後くらいからは、ボサノヴァ・バージョンがヒットし、すっかりボサノヴァの曲として定着してきました。

そして現在一番ホットなのは、エヴァンゲリオンのエンドテーマとしておなじみですよね。

M子さんの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」って、どのバージョンなんでしょう。せっかくだから、イメージにぴったりの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」を弾いてあげたいので…

「こんな感じです。ラーラララ ラーラララ…」

M子さんが、とってもきれいな声で歌ってくれました。

わかりました!ワルツですね。

そこで、ヒバリがとびっきり美しく「ワルツ・フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」のお手本を弾き、来週、これをレッスンしましょうね、ということにしました。

それにしても、「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」という曲…

なんて息長く、いろんなバージョンで演奏されてきたことでしょう。

これこそ本当の「スタンダードナンバー」ですね。

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合奏「美女と野獣」、パーカッションはCちゃん

2020年08月25日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

Cちゃん(小3) 

そろそろ発表会に弾く曲を準備し始める季節になりました。

去年も一緒に合奏したMちゃん(小5)、Lちゃん(小5)と三人で、今年はちょっとしっとりと大人っぽい合奏をやろうよ、との先生の提案で、今年は「美女と野獣」をやることに決めました。

三人とも「ディズニー曲集」で それぞれ経験している曲ですが、合奏となれば新たなアレンジで演奏することになります。

「Cちゃんには、鉄琴とその他打楽器を全部、やってもらおうと思うんだ」先生が言いました。リズム感や音感抜群のCちゃんには、パーカッショニストの役がぴったりだと思ってね。

「ふうん、いいよ。打楽器って?」

「いろいろ全部だよ」

「あの、シャララ〜ンっていうやつとかがいいな」

Cちゃんが言うのは「ウィンドチャイム」のことです。

「そう!それよ。あと、シンバルとかね」

「ジャーン!ってやるやつ?」

「この曲ではね、2枚合わせじゃなく1枚で使おうと思うんだ。ほら、いつもドラムの横に立ってるのあるでしょ」

「わかった!ダダダダ〜ッてやるやつね?」

「そうそう!\(^o^)/」

「トライアングルも使ったらいいよね\(^o^)/」

Cちゃんは「美女と野獣」の曲の雰囲気をすっかりつかんでいるようです。

「こんな感じだから。」

あらかじめ録音しておいた「練習用音源」に合わせて、先生が鉄琴パートを模範演奏してみました。

「やってみる?」

「うん!」

鉄琴のマレットを握ったCちゃんは、先生の指示を聞きながら、真剣に鉄琴パートを弾いていきました。

途中、曲の節目節目には、うーんと背伸びして、壁にかかっているウィンドチャイムも鳴らしていきます。ほとんど自分のセンスでタイミングをはかって。

「いいよね!こんな感じだから。また今度やろうね」

「うん!」

パーカッショニストCちゃん、大いに期待できそうです🎵

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ドクターのジャズピアノ

2019年07月25日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

ドクター(大人):

 
ショパンのロマンチックな曲が大好きなドクターですが、実はジャズも好きなのです。
 
「ノクターン8番」と並行して、「ミスティー」もレッスンしています。
 
ジャズピアニスト エロル・ガーナー作曲の スローバラードで、独特のコード進行とゆったりしたリズムが素敵。
 
ジャズのスタンダードナンバーの中でも ダントツの人気曲です。
 
ドクターの弾く音色は、なんかすごくスローなジャズに似合っていて、静かなジャズバーで聴きたいような 大人な雰囲気なのです。
 
ただ、スローテンポな曲って、意外にリズムキープが難しい。
 
細かいパッセージが間に合わなかったり、逆に長音をたっぷり伸ばすのが待ちきれずに寸足らずになったり…
 
ドクターが このポイントをしっかりマスターしてくれれば、最高におしゃれな「ミスティー」が出来上がる予定です。
 
慌てずに、気持ちよいリズムを感じながら弾きましょう。
 
 

テイク・ファイブ その題名の意味は?

2019年06月15日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Nちゃん(中3):
中3の受験生なので、早めにクリスマスコンサートの曲を決め、少しずつ練習し始めています。
 
今年の持ち曲は「テイク・ファイブ」。
モダンジャズの殿堂ですね!
サックス奏者ポール・デスモンドが作曲し、1959年に 当時 彼も参加していた「デイブ・ブルーベック・カルテット」がレコーディングしました。
 
ちなみに、「テイク・ファイブ」というタイトル・・・ その意味とか由来って 何でしょう?
 
それはね、この曲が「5拍子」だからですよ。
なーんだ。 まんまじゃん・・・(笑)
 
実は、普通に英語で「テイク・ファイブ」と言うと「Take five minutes break」の略で、「5分間の休み・休憩」みたいな意味になります。(ジャズとかを演奏するときに、曲の途中でパッ!と休符をとることもbreakと言ったりする)
 
この曲を録音したピアニスト、デイブ・ブルーベックが、後に奥さんと一緒に歌詞を作っていて、
 
 ちょっとだけでいいの、5分間だけ時間をちょうだい(足を止めて私の方を向いて)
 
みたいな内容ですが、まあ、この「5分の休み」の意味を掛けたのは 後付けでのアイディアだと思います。
それとか、最近では、TVの収録や音源の録音などで「テイク1」「テイク2」なんて言葉を使いますよね。
「〇〇回目の収録」という意味で。
ま、いろんな意味にとれる言葉かもしれません。
だけど、この曲のタイトルの意味は、なんたって「5拍子」コレですよ!
 

新しいメンバー & 500マイル

2019年05月09日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

Kさん(大人):
今月から ヒバリ教室に入門した、まさに「令和スタート」の新入生です。
よろしくね。
長髪を束ねた、かっこいいお兄さんですよー
Kさんの希望は「弾き語り」だそうです。
何気にピアノを奏でながら、淡々と歌う…みたいなイメージでしょうか…
どんな曲でレッスンしようかなあ、と考えた結果、初回レッスンの今日は 短くてシンプル、だけどとっても美しい「500マイル」という曲を選んでみました。
'60年代〜'70年代ぐらいに「ピーター・ポール&マリー」というフォークグループがカバーして、世界的に有名になった曲。
オリジナルの英語歌詞も大変素敵なのですが、とっても美しい日本語訳の歌詞を見つけたので、今回はそちらを歌うことにしました。
その翻訳をしたのは、なんと忌野清志郎さんなんですよ。
2016年に放映された「ラヴソング」というドラマに挿入歌として使われていたので、知っている人もいるかもしれませんね。

忌野清志郎バージョン「500マイル」。
今日は 左手でベース、右手でコードを押さえながらメロディーを歌い、さらにコードの適切な転回形を選んで弾くところまで、どんどん進みました。
Kさん、コードもわかるし感覚もバッチリなので、これからとっても楽しみです♪


コードで弾く・エデンの東とサントワマミー

2019年02月23日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

M子さん(大人):
「3コードから弾ける!やさしいピアノ名曲150」から、今日弾いてきてくれた1曲目は「エデンの東」です。
1955年に発表されてから今に至るまで、不朽の名作とされているそのテーマ曲。
ゆったりとした3拍子の曲に、どんな伴奏形を合わせたら良いのか?
ポピュラー奏法は 何をしても自由、と演奏者に任されるので、まだ そのことに慣れていないM子さんは かえって自由すぎて迷ってしまうことがあるようです。
今日は、コードを和音で押さえる方法、分散和音、ワルツリズムなど、いろんな伴奏をご紹介して、来週まで 好きなスタイルで弾いてみてくださいね、ということにしました。

もう1曲は「サントワマミー」です。
「★★★レベル…挑戦してみたんですが、やっぱり難しいです」とのこと。
演奏を聴くと、右手のメロディーの 伸ばしておかなきゃいけない音をはしょって、どんどん先に進んでしまっていたので、寸足らずな感じになっていたのです。
なので、音符をちゃんと伸ばすこと、そしてその間、左手のコードで「チャチャッチャチャ」と埋めるように、とアドバイスして、間合いがとれるようにしてみました。
「難しいけど、楽しいです!」と 楽しんでくれてるM子さん、来週はどのように弾いてくれるでしょうか。
楽しみです。


ジャズの弾き方は 暗黙の了解。

2019年02月16日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
今日の日記で、Nちゃんがモダンジャズの「モーニン」をやってることを書きました。
クラシックの譜面だと、強弱やフレージングやアクセントなどが 細かく書き込まれてあり、それを守って弾けば、一応の演奏ができます。
ところが、ジャズは そうはいきません。

楽譜に書いてあることをちゃんと守って弾いても、なーんか違うよな〜、かっこよくならないな〜 となってしまうことがありませんか?
それは、「ジャズの弾き方」をしていないからです。
そして、「ジャズの弾き方」は、ジャズを弾く人なら当然知ってるよね、という「暗黙の了解」が前提になっていて、いちいち楽譜に書き込んだりしてないのです。
一つ一つの音のタッチ、フレーズの切り方、アクセントの付け方、などなど クラシックの弾き方と大違いのことがいっぱい。
で、そのどれもが「暗黙の了解」なので、知らずに譜面を額面通りに弾くと、とんだダサい演奏になってしまいます。
みなさん、ジャズを弾くときはくれぐれも気をつけましょう。
指導者がいる人はいいんですが、ジャズの弾き方を教えてくれる人がいない場合は、実際の演奏をよく聴いて、「なるほど、ジャズでのレガートは 『なめらかにつなげ≪ない≫』んだな」とか 体感しながら覚えてください…

Nちゃん・モダンジャズ「モーニン」

2019年02月16日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Nちゃん(中2):
いつもよく練習して、自分で考えたアレンジなどもたくさんレッスンに持ってくるNちゃんなんですが、今週はずっと体調を崩していたそうで、ほとんどピアノが弾けませんでした…とのこと。
まだまだ風邪の流行は治まっていないんですね…要注意です(>_<)
じゃ まずはハノンでもやるか、って事で、例の「JC仕様ハノン徹底活用」で指をほぐします。
ハノンの音列パターンによっては「これ、アレンジの時にも使えそうなフレーズだね」みたいな発見があったりして、ハノンもなかなかです。
その後は、ちゃんと楽譜が書き込まれている「モーニン」のBメロ部分の弾き方をレッスンしました。
ジャズの楽譜だと、実際に弾く時のニュアンスやタッチが細かく指定されてなく、「暗黙の了解」みたいなアーティキュレーションが必要だったりするので、それを一つ一つ身につけていくのが、カッコいいジャズを弾くコツです。
Nちゃんは ジャズやポップスのタッチに かなり慣れてきているので、あまりうるさく言わなくてもいい感じに弾いてくれて助かります。
来週は体調万全にして、アレンジとかもやれるといいね。

ハモプリ「モンキーズのテーマ」練習UP

2017年11月18日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
コーラス・ユニット「ハモプリ」。
ヒバリ含め メンバーは 女性5人です。
グループ名「ハモプリ」のイミは「ハモるプリンセス」。
うーん、名前が合ってるかと言われると、心もとないけど。
毎年、その年の発表会で歌う曲を2曲決め、 月に1回 集まって練習して、年度末の発表会で歌う、というスタイルです。
本日 11月度の練習をして、今年度の練習がUPとなりました。

月1で1年間ってことは、練習回数12回で本番か〜
少ないね〜 と思うかもしれませんが、実際は メンバーが風邪やその他で都合悪くなって 人数揃わなかったり、練習日そのものが中止になったりで、満足にフルメンバーで練習できたのは10回未満かも…(汗)
おまけに今年は メンバーの一人が 都合で休会してるので、4人での歌となり、非常に心もとない…
でも メンバーみんなで精いっぱいがんばって、先月と今月はスタジオで練習しました。
曲は ' 60年代の終わり頃に爆発的な人気のあった アメリカのグループ「モンキーズ」のナンバーから、「モンキーズのテーマ」等を歌います。

12/3のクリスマスコンサート出演者の中で 一番練習回数の少ないハモプリが 一番先に練習UP。
とほほ…
だけど!
本番当日には、ピアノ伴奏のおゆみさん、ドラムのYくん、それにピアノ生徒のTさんがギターで バッキングアップしてくれることになってる。
強い味方を頼りに がんばるぞー
とはいえ そのセッションも 当日 会場で初顔合わせ。どうなることか。
まっ、歌はともかく、元気と度胸が取り柄のハモプリ。
がんばります。

ポピュラー奏法「LOVE」

2017年11月18日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

Nちゃん(中1):
発表会で、J.レノンの「ラブ」を弾きます。
Nちゃんは、コード奏法に基づいた「アレンジ演奏」を中心にレッスンを続けているので、今回の「ラブ」も、その成果を形にしたものです。
使っている楽譜は メロディーにコードネームがついただけのもの。
1段譜で、ほんの5行くらいなので、1ページにも満たないくらいです。
これを、先生のアドバイスを受けながら 数コーラスのアレンジに仕上げてきました。
分散和音、ブロックコード、アルペジオなどをふんだんに取り入れて、すてきなアレンジになったと思います。
ピアノ楽譜にしたなら3〜4ページ分にはなるかと思いますが、それはあくまで演奏者の頭の中にあるだけ。
楽譜という媒体なしに、ダイレクトに音楽を奏でていくのが Nちゃんのやっている「ポピュラー奏法」なのです。
あとは、テクニックの難しいポイントを繰り返し練習して、より高い完成度を目指します。
ずいぶん大人っぽい演奏ができるようになってきたので、楽しみです。


小4三人組・ルージュの伝言アンサンブルの分担

2017年08月02日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Aちゃん・Hちゃん・S子ちゃんの「小4三人組」。
三人での発表会アンサンブルは「ルージュの伝言」に決まりました。
ジブリのアニメ「魔女の宅急便」に挿入されていたユーミンの曲。
みんなアニメを見て知っているし、ノリのいいリズミカルな曲で楽しく弾けると思います。

曲が決まったので、この三人用のアレンジを考えました。
ピアノ1人、キーボード2人の 3パートにして。
3つのパートの難易度は、できるだけ同じくらいになるようにして。
そして分担は、くじ引きだな・・・

まずはおととい。
レッスンに来たAちゃんに言ってみた。
「ま、ざっくり言って、ピアノはブンチャチャ、って伴奏役が多い。メロディー、そしてワワワー!とかいうような『裏メロ』は キーボードって感じになると思うんだけど・・・分担はくじ引きにしようと思うんだ」
「えーっ、くじ引き?やだなー、難しい役に当たったら」
「難しさはどれもおんなじくらいだよ。それに、みんな、よくわかってるメロディーがいい、とかって思うんじゃない?だったら不公平にならないように、くじ引きで決めなきゃね?」
そうしたらAちゃんは言ったのです。
「私は、メロディーが難しいと思う。ピアノの伴奏が簡単だと思うから、それがいい」
「えっ、そうなの?じゃ、明日、HちゃんとS子ちゃんにきいてみるね。二人も伴奏がいいって言えばくじ引きになるけど、そうじゃなかったら、ピアノ伴奏はAちゃんに決まりだね」
「うん!」

それで、今日です。
HちゃんとS子ちゃんに 編成の内容と昨日のAちゃんの意見を伝えました。
S子ちゃん:「えーっ、私はメロディーが絶対簡単だと思う。Aちゃん、ピアノ伴奏がいいなんて信じられないよ」
先生:「じゃS子ちゃんはメロディーがいいの?」
S子ちゃん:「うん」
Hちゃん:「そうだよねー。メロディーが簡単みたいな気がする・・・けど・・・私、あの、裏メロの『ワワワー!』っていうのも、いいかも・・・」
先生:「じゃHちゃん、裏メロの役でいいの?」
Hちゃん:「うん、いいよ」

これでアッサリ決まりました。
おもしろいのは、三人が三人とも、自分のパートが一番簡単だ!やったー と思ってることです。
よかったよかった。

来週はヒバリ教室、夏休みになるので、三人の練習が始まるのはお盆明けからになります。
楽しみだ。。。

あっ、HちゃんとS子ちゃんに「ルージュ」って何のことだと思っているか聞こうと思ってたのに忘れた。
(Aちゃんの認識は「『ルージュ』ってだれ?」だったので)

残念。
それも、お盆明けに持ち越しだ・・・

女ひとり-ラウンド・コード

2017年07月27日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

Y子さん(大人):
「女ひとり」という曲を練習しています。
1966年に 永六輔・作詞、いずみたく・作曲でリリースされた歌。

大原、三千院、嵐、大覚寺・・・と、京都の名所が次々歌いこまれています。
また、結城、塩瀬の帯、大島紬(つむぎ)、塩沢絣(がすり)など、伝統的な和服の種類などもちりばめられ、琴の音色なども添えられて、それはもう、しっとりとした京都の風情満載の美しい曲なのです。

「メロディーは何とか弾いてみたけど、コードをつけていくのが難しいわ~」というのが、自分で予習してみたY子さんの感想です。
「そう?でも、もう知ってるコードばかりなんだけど・・・ 最初がC、それからAm、F、G、の順。ほら、前に『シェリー』でやった流れと同じでしょ」
説明しながら、ヒバリはあることに気づいてびっくり。
これって、ラウンド・コードだね。

C、Am、F、G、・・・ の流れ。

ラウンド・コードって、「ダイアナ」とか「シェリー」とか「オー・キャロル!」とかの オールディーズポップスの時代に よく使われていたスタイルです。
日本語で言えば「循環コード」。
ぐるぐる、何回も同じコード進行が回ってる、という意味で 循環、とかラウンド、とか言うわけです。
ロックンロール、ツイスト、ブギウギ、などのアメリカン・ポップス。
片や しっとり京都の「女ひとり」。
この両方が、同じラウンド・コードでできているとは 驚きです!


情熱大陸、16ビートの譜割り

2017年06月02日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Mちゃん(中1):
今日は学校が早く終わったので、ということで めずらしく夕方早い時間にレッスンを振り替えました。
Mちゃんの中学は、明日が運動会。
その練習や、部活、勉強などで、忙しさもピークのようです。
「つかれた~ ねむい~ おなかすいた~ 」とMちゃん。
「三重苦じゃん・・・」と先生。
今どきの中学生は大変だ。

さて、先週初めてやってみた「情熱大陸」のイントロ、Mちゃんも気に入ってくれたようです。
今日は大分滑らかに、迷うことなく弾けるようになっていました。
さて、そうなると もうちょっと先へ進むということになります。

スローテンポのイントロに続くのは、いきなりアップテンポのリズムバンプです。
「わかんない~」と言いながらも、いっしょうけんめい譜割りを数えたり、先生の「お手本」を見たりして、「情熱大陸」の特徴的なリズムパターンを練習します。
実は先生のお手本、楽譜にきっちり忠実ではなく、ニュアンスをつけて弾いてるんですが、Mちゃんが「楽譜通りじゃない」ことに気づかないでいてくれて幸いです。
自分で楽譜を書いていながら何ですが、楽譜通りにきっちり弾くとダサくなってしまいます。
といって、ダサくならないように 正確に弾いた通りのニュアンスで譜面を書くと、ものすごくフクザツになってしまい、ゆるい感じのラテンテイストが消えてしまうのです。
難しいですが、譜面を参考にしながら、耳で聴いたノリを大切にして再現していく、というのが、ポピュラー音楽の正しい弾き方です(?)

今日、Mちゃんはバンプの部分と、それに続く「テーマ」部分のAメロまで、右手を練習しました。
「情熱大陸」は 16ビートの曲なので、楽譜が16分音符を基本として書いてあります。
譜面ゴチャゴチャで音符多すぎ!と思うかもしれませんが、こういう譜割りにぜひ慣れてほしいので、先生が一緒に弾くときも、あまり親切に待ってあげないで、どんどん行っちゃってます。
最初は見よう見まねでもいいので、がんばってついてきてね。

カフェ・アンサンブル「みんなの音楽会」・マイウェイ

2017年05月28日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
駒場にあるカフェ「アンサンブル」のママさん(アンママ)が、年に3回ほど開いているサロンコンサート「みんなの音楽会」。
今回はなんと50回めという大きな節目にあたるそうで、私は友人のJackの歌の伴奏で参加することになっていたのですが、アンママからも、ひそかに歌の伴奏を頼まれていました。
その歌は「マイウェイ」。

やがて 私もこの世を去るのだろう
長い歳月 私は幸せに
この旅路を 今日まで超えてきた
いつも 私のやり方で 

という、岩谷時子さん訳詞のバージョンで歌うとのことです。

実は、今日の50回記念の会で、ひとまず「みんなの音楽会」にピリオドを打とうと思うの、とアンママさんから聞かされていました。
だからアンママさん、コンサートの最後にマイウェイを歌うんだ・・・
プログラムにも載せず・・・

そう考えると切なくなります。
でもね、音楽大好きなアンママさんなので、「みんなの音楽会」というスタイルは終えたとしても、きっとまた、新しい形でのコンサートを企画してくれるだろうな、とヒバリは予感しているのです。

そんな、ちょっぴり複雑な思いで迎えた「みんなの音楽会」でしたが、第50回の今日は、いつもにも増してレベルも高く、充実したコンサートでした。
ピアノ、歌、管楽器、弦楽器など、いろんなジャンルの出演者が集い、お互いに聴き合うのは 幸せなひとときです。
いつもこの会でお会いする常連さん、今日初めてお会いした人、いつも演奏を聴いて、顔や演奏スタイルを覚えてくださってる人。
そんな、音楽好きな人の輪が広がり、新しいつながりができていくのも大きな喜びです。
今日は、声楽科の学生さんTちゃんとお近づきになりました。
前回のコンサートの時に彼女の歌を初めて聴き、声の美しさはもちろんのこと、その歌詞の丁寧な歌い方や表現力に感心しました。
今日は友人のJackにも「彼女の表現力を見て、勉強するように」と言っておいたくらいです。
今日も、彼女の歌はすばらしかったです。
そして彼女もまた、「マイウェイ」での私のピアノに感動したと言ってくれたのです。
多くの人が取り上げる「マイウェイ」ですが、今回アンママさんという大人の女性の演奏に似合うように、ヒバリが出だしからフィニッシュまで いろいろアレンジを工夫し、「だれもやってない、本邦初公開のスタイルよね!」といって演奏した「マイウェイ」でした。
それを心に留めてくれたのを嬉しく思いました。
こうして、自分と共通する感性の持ち主と偶然に出会うことができ、音楽の喜びをシェアすることができるのは、不思議で幸せなことです。
今日、この会に参加させてもらってよかったと思います。

☆フィナーレで「マイウェイ」を歌って「ひとまずピリオド」のメッセージを伝えたアンママさんですが、みんなのラブコールにより、そのうちまた、新しいコンサートをやってくれそうです。
やっぱりね。

勝手にシンドバッド

2017年05月20日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Nちゃん ( 中1 ) :
「結婚しようよ」がいいノリで出来上がりました。
左手のオルターネーティング・ベースが、とってもいい感じで弾けています。
今後 いつでも応用して使えるでしょう!

新しく始めた「勝手にシンドバッド」、「音がいっぱいありすぎて どう弾けばいいのかよくわからない」という所もありましたが、ピアノで演奏する場合は メロディーの譜割りに それほどこだわる必要はありません。
ビートに乗って合わせていけばいいのです。
また、左手は ベースのみズン!ズン!とオルターネーティングで入れていくことにしました。
( さっそく、オルターネーティング・ベースが役に立ちましたね! )
Nちゃんが「参考にしようと思って YouTubeで探したけど、サザンの『勝手にシンドバッド』がなかった」というのでびっくり。
「えーっ、信じられない。探してみよう」と 見てみたら、出ました!
昔の、若かりし頃のサザンライブが 真っ先に。
他にもまだありそうです。
「Nちゃん、ほら、あったよ」
「ほんとだ、サザンだ。私が見たときは、普通の人が歌ってるのとかばっかりだった」

そうか…
今 検索したときは、Nちゃんの「ない」と言った言葉をイマシメにして、「勝手にシンドバッド サザンオールスターズ」と入れてみたのでした。
ふつうに「勝手にシンドバッド」と入れただけだと、一般の人や一般のバンドがカバーしたものばかりズラズラと出てきてしまうらしい。
それだけ、多くの人がカバーしてるってことなんだね。
「勝手にシンドバッド」がリリースされたのは いつだったんだろう、と思って調べたら、1978年の6月でした。
なんと 今から40年近く昔です。
それで、現在に至るまで オリジナル動画が見つけられないくらいたくさんの人が演奏していて、また、オリジナル演奏者の桑田佳祐さんも、今なお 現役で活躍してる。

「勝手にシンドバッド」、それから桑田佳祐さん、すごいよね。