Y子さん(大人):
「女ひとり」という曲を練習しています。
1966年に 永六輔・作詞、いずみたく・作曲でリリースされた歌。
大原、三千院、嵐、大覚寺・・・と、京都の名所が次々歌いこまれています。
また、結城、塩瀬の帯、大島紬(つむぎ)、塩沢絣(がすり)など、伝統的な和服の種類などもちりばめられ、琴の音色なども添えられて、それはもう、しっとりとした京都の風情満載の美しい曲なのです。
「メロディーは何とか弾いてみたけど、コードをつけていくのが難しいわ~」というのが、自分で予習してみたY子さんの感想です。
「そう?でも、もう知ってるコードばかりなんだけど・・・ 最初がC、それからAm、F、G、の順。ほら、前に『シェリー』でやった流れと同じでしょ」
説明しながら、ヒバリはあることに気づいてびっくり。
これって、ラウンド・コードだね。
C、Am、F、G、・・・ の流れ。
ラウンド・コードって、「ダイアナ」とか「シェリー」とか「オー・キャロル!」とかの オールディーズポップスの時代に よく使われていたスタイルです。
日本語で言えば「循環コード」。
ぐるぐる、何回も同じコード進行が回ってる、という意味で 循環、とかラウンド、とか言うわけです。
ロックンロール、ツイスト、ブギウギ、などのアメリカン・ポップス。
片や しっとり京都の「女ひとり」。
この両方が、同じラウンド・コードでできているとは 驚きです!
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