陽あたり良好

ほんわかした毎日と、写真、そして黒柴「茶々」
りんごとれもんの二人で綴ります

※ 茶々は令和6年6月にお空へ…

花ニラとお揚げの餃子

2015-09-12 23:51:42 | 
りんご です。
夏の旅行記を読んでくださる皆様、ありがとうございます。
今日は旅行から離れて、日々の食生活の中から話題を2つ・・・


ニラの花の蕾が食べられること、ご存知の方もいらっしゃると思います。
数年前にこのことを知ったのですが、ずいぶん驚きました。
聞けばとても美味しいそうで、それならばと慌てて庭で収穫しましたが、
旬は数日というだけあって、このとき食べたものは正直イマイチでした

さて今年、気が付くとニラの蕾がとてもいい感じ・・・
咲き出したニラ 韮の蕾

花ニラ



ならばと、庭仕事中の夫に頼んで採ってきてもらいました。

花ニラを漬ける




30~40秒ほど茹でて、
         だし醤油に・・・


食べやすい長さに切って、 花ニラのおひたし の出来上がりです。
ニラの花のお浸し

ニラの香りの中にほんのり感じられる甘み・・・
蕾が少しコリッとするような気がします。
とても美味しいわ~
来年からも、収穫の時期を逃がさないようにしなくてはいけませんね

 同じ名前でも、春に咲く「ハナニラ」は食べられないのでお間違いなく!



もう一つは、 お揚げの餃子 です。
半月ぐらい前でしょうか~
あるTV番組で、糖質を摂取すると体の中で脂肪に変わるから、
餃子の皮を油揚げに換えて糖質を減らす、というお料理を紹介していました。
美味しそうだなぁ~と思いながら見ていたところ、
ブロ友のsachiさんもとても美味しそうに作られていたので、
私も挑戦してみることに・・・

小さめの油揚げを用意。
ミンチとニラにきのこ、キャベツがなかったので白菜をたっぷり投入・・・
皮で包む手間がない分、楽だわ~
フライパンに並べてじっくり焼きました。
油揚げの餃子

たれにはポン酢と、しょうが醤油を用意・・・
「揚げ」ということで用意したしょうが醤油ですが、
餃子だから、からし酢醤油も欲しいと夫が言い出して、
3つのたれで食べ比べしました。
どれも美味しかったけど、夫はからし酢醤油が一番良かったみたいです。
あげの餃子

本当の餃子とも違う、油揚げにひき肉を入れて煮込んだ信田巻きとも違う、
不思議なお料理 ・・・
レパートリーの一つになりそうです


コメント (11)

夏の旅行~富岡製糸場

2015-09-10 22:40:30 | お出かけ
りんご です。
旅行2日目、宿を後にした私達は
富岡製糸場 へ向かいました。
日本の近代化(絹産業)に大きく貢献したとして、
昨年、世界遺産に登録されたところです。


【正面入口】
富岡製糸場正門
遠くに人影が見えますね~
夏休みということもあって、たくさんの観光客が訪れていました。


正面入り口をまっすぐ進むと、東置繭所 の建物です。
富岡製糸場正面
富岡製糸場・東置繭所
繭の貯蔵庫として利用されていました。
煉瓦作りの建物は、今もとても綺麗ですね。


東置繭所正面をよく見ると、
「明治五年」 と創業の年を刻んだ石や、「火元用心」 の文字があります。
富岡製糸場・キーストーン





この石を取ると、
アーチが崩れてしまうそうです。
まさに要石ですね。

富岡製糸場・火元用心





   繭を保管しておく場所では、
   火の気は厳禁だったのでしょう~



東置繭所裏手に回ると、ゆるキャラの
お富ちゃん がいましたよ~
お富ちゃん
富岡製糸場創業140年(平成24年)に誕生した、永遠に14歳の女の子です。


西側にも同じような繭の貯蔵庫があります。
今は補修工事中ということで、遠くから一枚・・・
補修中の西置繭所


【繰糸所】
富岡製糸場・繰糸所

富岡製糸場・繰糸場内
ここでは、繭から生糸をとる作業が行われていました。
従来の日本にはない建築工法が用いられているため、
建物内部には広い空間が確保されています。

富岡製糸場・繰糸機 繰糸機(富岡製糸場)
保存されている器械は昭和40年代以降に設置されたもの。
電源を入れると今でも動くそうです。


【ブリュナ館 (首長館)】
富岡製糸場・首長館と診療所
富岡製糸場・首長館 富岡製糸場・ブリュナ館
指導者として雇われたブリュナが暮らしていたところです。
後に、工女に読み書きや裁縫を教えるところとして利用されました。


【寄宿舎】
富岡製糸場・寄宿舎

富岡製糸場・診療所 【診療所】



富岡製糸場・蒸気釜所煙突
  【工場長の社宅と蒸気釜所の煙突】 富岡製糸場・工場長社宅


富岡製糸場は明治五年、明治政府の近代化政策の下に設立された、
日本で最初の官営の模範器械製糸工場です。
当時の輸出品の要だった生糸の品質改良と大量生産は、
国益にとってかかせないものでした。

その後、民間(三井家)に払い下げになり、別の会社に譲渡された後、
昭和 14年には
片倉工業株式会社 に合併されたそうです。

片倉工業は昭和 62年に操業を停止。
その後、平成17年に富岡市に寄贈しました。
この間、18年間、
 
「売らない」 「貸さない」 「壊さない」 の三原則を貫き、
管理事務所まで設置して、建物を保全してきたそうです。


明治政府が作った官営工場で、
ほぼ完全な形で残っているのは、富岡製糸場だけとか・・・
民間の企業がこのような信念を持って保全に務めてきたことに、
頭が下がる思いで見学しました。

日本が世界に誇る歴史的建造物は、一見の価値がありました。
西置繭所の補修が終わったら、再び行きたいです。

富岡製糸場・記念碑


コメント (10)

夏の旅行~中棚温泉(後編)

2015-09-06 16:33:46 | 温泉
れもんです。
寝ている間に雨が降ったようで、
中棚温泉の二日目は、ひんやりした空気が気持ちいい朝でした。
雨の中棚温泉
雨の中棚荘

残っていた雨も、朝食を終えた頃には上がっていて、
広い敷地の中を、ひと回りお散歩しました。
一日目の写真と併せて紹介していきます。


中棚荘に着いて、最初に行ったのは
水明楼 です。
小諸義塾の塾長だった木村熊二の書斎で、茅葺き二階建て。
旅館の建物ではありませんが、中棚荘が管理を委託されています。
水明楼



島崎藤村も、度々ここを訪れました。

藤村は、この欄干からの千曲川の眺望を
こよなく愛したそうです。
水明楼・二階
水明楼・一階 藤村ゆかりの水明楼


この中棚荘は坂の中腹なので、敷地には高低差があって、
フロント玄関は平成館の二階になります。
坂の下の駐車場とは、こみちで行き来ができます。
中棚荘へのエントランス 中棚荘の入口案内表示
中棚荘の散策路

平成館は裏手にも玄関があって、一階からも上がれるようになっていました。
中棚荘平成館の裏側玄関

途中には土蔵ギャラリーなどもありますよ
中棚荘・蔵 はりこし亭への通路
切株とミズヒキ 木立越しの中棚荘

車道の反対側には、カルガモの池がありました。
ほかにも、ニワトリやウサギなどが飼われています。
中棚温泉のカルガモ

こちらにも山羊が・・・。
あご髭があるので、玄関の前とは別の山羊さんですね。
中棚温泉の山羊

木立の向こうに、平成館が見えていました。
中棚温泉中棚荘


さて、この中棚温泉ですが、私の基準からするとお値段は少し高め・・・
でも、宿の雰囲気が良くて、温泉や食事にも満足できました。

10月から5月までは内風呂がりんご風呂になるので、
その時に訪れて、甘い香りを楽しむのもいいかもしれません


コメント (12)

夏の旅行~中棚温泉(前編)

2015-09-03 22:36:05 | 温泉
れもんです。
小諸ワイナリー の後は棚田に寄って、それから宿に向かいました。

本日の宿は 
中棚温泉中棚荘 

島崎藤村 が鉱泉開発に協力した由緒ある温泉宿で、
「千曲川旅情の詩」の一節に、「岸近き宿」と詠まれています。
小諸駅から車で5分ほどの距離にありながら、
豊かな自然に囲まれた、静かな一軒宿です。


県道脇の入口から、案内に従って坂を下りて行くと・・・
中棚荘のヤギ

 
 何やらこちらを見ていますよ~









中棚温泉の山羊さん





       山羊でした

        玄関前の斜面で飼われて、
        お客さんを出迎えています。


こちらが玄関。 なかなかいい雰囲気ですね。
中棚荘

中棚荘に到着


早速、
ラウンジで宿泊の手続きです。


夕方近い光が室内に入っていい感じだったので、
私はもっぱら写真を撮っていました
中棚温泉・ラウンジ
中棚温泉・喫茶コーナー

こちらは私たちが泊まる大正館。
フロントがある平成館のすぐ隣に建っています。
中棚温泉・大正館

宿泊できるのはこの二棟ですが、
木々が生い茂った広い敷地には江戸時代の旧家や蔵などが点在し、
高低差もあってなかなか複雑。

探検しがいがありましたが、記事が長くなるのでこれは後編で・・・


さて、お待ちかねの夕食は創作懐石です。
中棚荘夕食(食前酒)  

食前酒は藤村のにごり酒

後ろの先鉢は冷やし湯葉餡かけですが、
湯葉が写っていませんね



               旬鉢の 鮪焼き霜
中棚荘夕食(旬鉢)
中棚荘夕食(凌ぎ鉢)

凌ぎ鉢は冷やし素麺


                   鮎手打ち塩焼き
中棚荘夕食(焼き鉢)
 天麩羅
中棚荘夕食(揚げ鉢)
  酢鉢
中棚荘夕食(酢鉢)
ご飯はテーブル毎に釜で炊く、生姜の炊き込みご飯
隠し味に梅肉が入っています。
写真は、どう見ても普通のご飯にしか見えませんね
釜の蓋を開けた時に撮ればよかった~
中棚荘夕食(釜炊きご飯) 中棚荘夕食(水物)
翌日の朝食は麦とろろ膳でした。
これも、肝心のとろろが右上にちらりとしか写っていません
中棚荘の朝食


中棚温泉・湯屋への石段

さて、いよいよ温泉の紹介です

浴場へは石段を40段ほど上っていきます。
途中には、冷えた源泉が飲める休憩場所もありますよ


畳敷きの脱衣場と浴槽が一体になった、ユニークな造りです。
お湯は弱アルカリの美人湯。
源泉は40度とぬるめなので、内湯は加温循環しています。
中棚温泉・内湯

手前でボコボコしているのは源泉のようです。
手をつけるとすべすべ感があって、微かな硫黄臭もありました。
中棚温泉

露天は源泉かけ流しです。
ぬるいので、雑木林を眺めながら長湯ができます。
じっくり入っていると、お肌がつるつるになってきますよ~
中棚温泉・露天風呂

(後編へ続きます


コメント (8)