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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

愛していると、もう一度(第18回東京国際映画祭 アジアの風)

2005-11-01 11:42:49 | 映画(あ行)
アンディ・ラウ、チャーリー・ヤン、シャーリーン・チョイ、アンバー・シュ出演。ダニエル・ユー監督作品。

妻を交通事故で亡くしたコーは、医者を辞め、救急隊員として働くようになる。6年後のある日、遭遇した事故で助けた女性は、コーの妻の心臓を移植された患者だった。移植された心臓が、限界に近付いている事を知ったコーは、彼女に近付く…。

香港の公式サイト

私の今年の映画祭クロージング作品でした。
それに相応しい、今回の中で一番広い場所、オーチャードホールでの上映でした。
もしかして凄く音がいいのかも?と思ったのですが、そうでもなかった(笑)。私の席があまり良くなかったせいもあるかもしれませんが。

詳しいストーリーを知らなかったので、予想よりもずっとせつない話だった事に驚きました。
驚いたといえば、この映画にアンソニー・ウォンとラム・シューが出ていた事にも驚きました。オープニングのクレジットでアンソニーとラムの名前が出て来た時、会場に笑いが起こって、それがまたおかしかった(笑)
アンソニー・ウォンは心臓外科医の役で、ラム・シューは救急隊員の役でした。
ついでに「暗戦デッドエンド」シリーズでダメ上司を演じているホウ・シウホン。彼が、コー夫人の父親役をやっていました。この人の普通の役を観たのは初めて(爆)。

アンディの演技は、いつも通り安定してました。二役でしたが、あまり差のない二役でしたが・・・(苦笑)。
チャーリー・ヤンは、「天使の涙」「楽園の瑕」「セブンソード」を観ていますが、そのどれとも違うタイプの役でした。「天使の涙」の広東語をまくし立てる印象(笑)が一番強く残っているのですが(笑)、こういうシリアスな演技も良いですね。
アンディとの共演は今迄なかったんですねぇ。そのことにびっくりです。
シャーリーン・チョイはTwinsの1人ですね。「ツインズ・エフェクト」は観たのですが、その時の顔は思い出せません(笑)。
それよりも、その時の王子役のエディソン・チャンを思い出して、吹き出してしまいました。(なんで吹き出すんだ・笑)
まるでアンディとは父娘と言ってもおかしくない程、年齢が離れてますが、全然そんな風に見えません。アンディ、若いわ・・・

ダニエル・ユー監督からアンディのメッセージを預かってきたと話があり、アンディは、すでに次回作の撮影に入っており、来日できず残念だった事、この映画を観て、泣いた人がいたらごめんなさい(笑)との事。
別に謝る必要はないと思うんですけどねぇ(苦笑)。
観客からの質問で、アンディが二役やっていたが、その役の温度差がもっとあるかと思っていたというのがあって、実際、私も心臓を移植されたチャーリー・ヤンの夫デレクの方はもっと妻に冷たいキャラの方がいいんじゃないか、というか、普通はそうするんじゃないかなと思いました。監督は難しい質問だ(苦笑)と言い、最初はやはり温度差のある役にしようかという話もあったのだが、アンディは常にファンの事を考えており、こういう役になったと言っていた。
それって、アンディファンは、アンディが冷たい男の役をやると悲しむもしくは、嫌がるという事なんだろうか?
アンディファンは、アンディにそんな気を使わせるの???それともアンディが勝手にそう思ってるの??
どちらにしろ、それは違うだろー、アンディ!と思ったのは、私だけだろうか。いろんな役を見せてあげられるのが、ファンのためじゃないのかな…
ま、ダニエル・ユー監督が言っていた事でアンディ本人が言っていたわけじゃないし、半分冗談(には聞こえなかったけど、そう願いたい)かもしれないし。
ただ、その話が凄く気になりました。
香港から来ているファンの方がいて、質問もしてました。凄いですね。さすがアンディファン。

来年撮る予定の作品は、アンディとマギーが共演で、ジョニー・トウ(!)監督作品だそうです。ダニエル・ユー監督は、プロデューサーに回るそうで、ジャンルは、ジョニー・トウ監督が来日した時に、聞いてくれと言ってました(笑)。
ジョニー・トウ監督、会ってみたいな~ちょっと怖いけど(大笑)。

ジョニー・トウ監督といえば、12月3日から公開の「ブレイキングニュース」のチラシをもらってきました。ワクワクします。楽しみ!
前売券を買おうか迷ったのですが、3日は用事があって、行けそうにないので、レディーズディに行こうかなと思い、結局買いませんでした。なんか特典があるなら買うんですけどねぇ(笑)。

以下、ネタばれで、ちょっとだけストーリーに触れます。

仕事が忙しく、妻に寂しい思いをさせていたことを後悔していたコーは、妻の心臓が移植された女性と出会い、その心臓も限界に近づいていることを知ります。しかも、彼女の夫は自分とそっくり。
彼女の夫も仕事が忙しく、彼女のそばにいてあげられない。彼女は自分が病気で夫の重荷になっていると感じ、夫の浮気疑惑で揉めた際に家から追い出してしまいます。
それを知ったコーは、彼女の夫のふりをして、彼女に近づき、最後の時を共に過ごします。
心臓の悪い彼女とワインを飲んだり、そんな激しいダンスをしたら、死期を早めるだろ、というツッコミが頭の中を駆け巡りましたが(笑)、それは置いておいて、コーが彼女にしてあげたクリスマス、お正月、バレンタインデーを一緒に過ごすというのは、とてもステキでした。そしてそういう事をしてあげる、というのが、また似合うんだ、アンディに(笑)。

コーは妻と(妻の心臓と)二度の別れを経験するわけで、その辛さを考えるとグっときましたね。
ラストのアンディ(コー)がオレンジを食べるシーンは、とても良かったと思います。一番泣けた。
ただ、ティーチインでもありましたが、コーとデレクをもっと温度差のあるキャラにしたら、どうなっていたのかな、と考えてしまいます。妻を愛しているけれど、仕事が忙しくて、妻に寂しい思いをさせているというのは、同じなんですよね。
日本にいるデレクにコーが電話したら、普通にすっ飛んで帰ってくるし。うーん・・・

この映画は、日本でも公開されるのでしょうかね。


これで、この9日間の東京国際映画祭で観た映画のレビューはおしまいです。
おつきあい頂いた方、ありがとうございました。すいません、大したレビューじゃなくて(汗)。
こんなに映画祭を堪能したのは初めてでした。
生でサミー・チェンやフー・ジュン、エヂが見れて、いい想い出になりました♪
友達との温泉旅行を蹴った甲斐がありました(爆)。映画祭のせいだけで蹴ったわけじゃないですが(笑)。
来年もまたどんな作品が観れるか楽しみです。
来年はもちょっと映画祭のためにお金貯めておこうっと。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
嫌がりません! (せーこ)
2005-11-02 11:23:57
アンディがどんなに冷たい役をやろうとも!



そりゃ、私たちファンは、かわいい弟分(できればジャッキー・チュン)のためには、命をも投げ出すアンディ兄、を、心から尊敬しています。

だから、先月観たベルベット・レインでは、アンディ兄に心底惚れて、それこそ身も心も捧げた、ジャッキーさんのいじらしい男心を思うと、ジャッキーさんのファンでもある私は、「アンディ兄、そりゃ、ないよ・・・(泣)」と、映画の途中まではとても悲しかった・・・。

でも、でも、アンディはアンディ、最後の最後には、一生添い遂げるという事はこういう事なんだ・・・(ちょっと違う?)と、感動させてくれました。

でも、もし、そうでないにしても、そんな事ぐらいで、あなたを嫌いになったりはしません(きっぱり!)



hi-chanさんの映画祭のレビュー、楽しく拝見しました。

これからも楽しみにしています!
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>せーこさん (hi-chan)
2005-11-02 14:04:36
こんにちは。熱いコメントありがとうございます!

アンディがどんな役をやろうとも、それを認めるファンがいて良かったです(笑)。

アンディがファンを悲しませたくないと思ってるんでしょうかね。

私は悪役を魅力的に演じることが出来てこそ、本物の役者だと思っているので、こんな悪い奴嫌だ!という役もやるべきだと思うんですよね・・・

アンディともなると、なかなか脇役の悪役を演じるというう機会は少なそうなので、せっかく二役なんだから、一つはすっごい悪い奴というのも見たかったな~なんて・・・

「インファ~」のアンディのラウ役は、よく考えるとかなり悪い奴なんですけど(笑)、改心しようとしてるので、それがあまり前面に出てこなかった。



>hi-chanさんの映画祭のレビュー、楽しく拝見しました。

ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです

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Unknown (せーこ)
2005-11-02 15:15:27
お恥ずかしいです・・・こんにちは、も言わずに・・・。大好きなアンディさんの事になると、つい力が・・・(汗)

そうなんです!ファンとしては、思いっきり悪人、のアンディも見たいのですが。彼は、実生活でも、すごくいい人で、自分が世の中(特に、青少年)に与える影響まで考えてて、映画の中の自分に憧れて、子ども達が黒社会に入る・・・なんて事にはならないように、「黒社会に入るとろくな死に方はしないよ」というメッセージを送ってるんだ・・・と、聞いたことがあります。(だから、鼻血?血まみれ?・・・)



そういうアンディさん、大~好きだけど、きっと、ご本人は、すごくしんどいでしょうね。
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>せーこさん (hi-chan)
2005-11-03 11:35:05
アンディが実生活でもイイ人というのは、想像つきます。

インタビューとか聞いているだけで、心の広い人だなぁとか、人間が出来てるなぁとか(笑)、そういう印象を受けます。



>「黒社会に入るとろくな死に方はしないよ」というメッセージを送ってるんだ

パンフだったか、雑誌だったかに書いてありましたね。



>きっと、ご本人は、すごくしんどいでしょうね。

分かります~。でもきっとそういう大変さも引き受けてしまう器の広い人なんでしょう。

私達が応援してあげる事が、アンディにとって一番嬉しいでしょうね
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最近 (ゆうこ)
2006-08-25 10:14:53
観てまいりました。

コーの行動に????と思いながら、最後しっかり、オレンジシーンで感動しました。

女の人がみんな大人でよかったなと思いました。

「もう自由になっていいんだよ~」って感じで。
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Unknown (marie)
2006-08-28 13:35:32
私も観て来ました~。

この役柄本当アンディに似合いますよね!

妻との回想シーンを見てると何だか涙が出てきちゃって・・オレンジあんなに切って食べきれるのか?と思いましたが、あれは妻の分も無意識に切ってしまっていたのかと思うと泣けてきましたね。

この映画去年映画祭で上映してたのですね。

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>ゆうこさん (hi-chan)
2006-08-28 15:03:56
見てからずいぶん経ってしまいましたが、コーの行動にツッコミを入れたくなった自分を、レビューを読んだら思い出しました(笑)。

しかし、オレンジのシーンで、全てふっとび、感動しましたね~~。

アンディ&マギー主演のジョニー・トウ映画はどうなったんでしょう?話し聞かないような・・・(汗)。
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>marieさん (hi-chan)
2006-08-28 15:05:58
こういう紳士的な振る舞いは、アンディに凄く似合うんですよね~~

チャーリー・ヤンが羨ましかった。



そうなんです。去年の映画祭でかかってました。

タイトルがすっかり変わっちゃって、このブログを知っている人しか、TBしてもらえませんね~(苦笑)。
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