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「京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか」 堀場厚

2013-02-20 | 本と雑誌
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講談社 230ページ 1500円+税

不況下でも着実に業績を伸ばしている京都の企業。任天堂、京セラ、島津製作所、ローム、村田製作所、オムロン、日本電産、ワコール そして堀場製作所。この秘密は狭い土地に職人が住んでいる京都の特殊な環境にある。
京都企業の経営の特徴は京都人が持っている次の4つの感性。
①人のマネをしないという考え方
②目に見えないものを重視する考え方
③事業を一代で終わらせず、受け継いでいくという考え方
④環境とバランスという考え方
これが凝縮されて京都の企業が強くなっている。

ページ数では1/4くらいの1章までが京都企業全般の説明。2章以降は堀場製作所の経営理念とその実践の話が中心となります。
隣の芝生は青いということわざがありますが、それを差し引いても堀場製作所に働く人達が羨ましくなりました。京都に住んでいると、滋賀県の堀場製作所の研修センターやグラウンドという物理面だけが見えていましたが、その裏側にはこのような人を大切にする企業文化が流れているということを知りました。企業文化の一部が研修センターなどとして見えているだけだったのか と感心してしまいました。

メモ
・世界に誇れる京都の強みの一つに、職人の技を工業化するマネジメント技術が優れている点が挙げられます。
・人間には「ON」と「OFF」のスイッチ以外に、もうひとつ「ゆらぎ=アソビ」というスイッチがある。
・人を大切にしなければモラルが落ちる。
・仕事は「おもしろおかしく」

堀場厚さんの経営理念の一端を見た感じがする書籍でした。優れた経営者に恵まれた企業、社員は幸せなのか と考えてしまった書でした。


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