2016年 作品。
花沢健吾原作漫画の実写映画化。
売れない漫画家の鈴木英雄（大泉洋）は著名漫画家のアシスタントをしながら、自分の作品を出版社へ持ち込むことを繰り返していた。ある日、同棲相手からも愛想を尽かされ、英雄の唯一の趣味の猟銃だけを渡されアパートを追い出される。英雄は行く先が無くアパートに戻るが、その部屋には醜く変身した彼女が。そして英雄に襲いかかる。街に逃げた英雄だったがそこは食人鬼となった人間とそれから逃げ回る人々が入り乱れて、大混乱していた。そこで英雄は高校生の比呂美（有村架純）と出会い、二人で富士山を目指す。
少し前に観た本作の前譚章となる「アイアムアヒーロー はじまりの日」が酷かったので、本作もおっかなびっくり。しかし、全くグレードが違いました。こちらは品質、密度が高く安心して観ることができます。映画の本筋とは関係ない、漫画家と出版社のやりとり、漫画アシスタントの仕事など、きっちりと描かれており、臨場感を盛り上げてくれます。
その中で、大泉洋が上手い。売れない漫画家、気弱な男が女子高校生を救うことで、強い男になっていきます。この変化に違和感無し。
有村架純は途中から寝てばかりになっちゃって、これがもったいない。もっと活躍させて欲しかったです。
ゾンビものは好きではありませんが、この映画はお薦めです。
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