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へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「三匹のおっさん」 有川浩

2016-11-10 | 本と雑誌


講談社文庫 444ページ 760円+税
連作短編6編。

ゼネコンを定年退職したキヨこと清田清一は系列会社のアミューズメントパークへ嘱託社員として再就職することに。誕生日祝いで還暦のちゃんちゃんこを着せられ息子の嫁の「剣道場を潰してピアノ教室を始める」との言葉から息子夫婦が口論を始める。我慢ならなくなったキヨは幼なじみのシゲこと立花重雄が経営する飲み屋で工場経営するノリこと有村則夫と酒を飲む。そこで3人は私設自警団を作って活動を開始することを決める。剣道家のキヨ、柔道家のシゲ、そして体力はないが頭が良く自分でスタンガンなどの武器を作ってしまうノリの3人の活動が始まる。これに気付いたキヨの孫の祐希やノリの娘早苗が知ることになるが、3人に協力をする。

定年退職して会社から不要と宣言され、家族からも邪魔者扱いされる60歳を過ぎたおっさん 3人が悪を懲らしめる。このおっさんの無敵とも言える強さとその知恵に拍手喝采。そして、毎回のりがよく楽しんで悪をやっつける様は新ヒーローの誕生を思わせます。
そして、キヨの孫とノリの娘の高校生カップルの可愛さもこのおっさん達の活躍に花を添えています。

有川浩さんの直筆サイン入り本です。



こりゃ面白い。参りましたというのが感想

三匹のおっさん (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋
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