角川ホラー文庫 238ページ 520円+税
八ヶ岳の山荘で安斎が目を覚ますと、スズメバチが襲ってきた。安斎は昔スズメバチに刺されたことがあり、再び刺されると命の保障がなかった。外には吹雪で逃げられない。電話などの通信機器も壊されて使えない。妻は姿を消している。生き残るためにはスズメバチと闘うしかない。
貴志祐介のスズメバチ サスペンス小説。逃げ場のない山荘で、誰かが仕掛けたスズメバチ。妻と浮気相手が自分を殺そうとして仕組んだものと思われる。犯人は?、同期は?、どうやって逃げ延びるか?、犯人がまたやってくるのでは? という 限定された領域での謎と危機感で最後まで一気に読ませてくれました。
しかしながら、この終わり方は ひどいな。これはいけません。肩すかしどころの騒ぎではない。
たまにある貴志祐介の手抜き小説です。お薦めできません。
雀蜂 (角川ホラー文庫) | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |