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「東海道お化け道中」 DVD 本郷功次郎

2015-09-12 | 映画


大映特撮映画DVDコレクション Vol.27 1850円+税

1969年 作品。

大映の妖怪三部作の3作目。
1作目「妖怪百物語」、2作目「妖怪大戦争」 と比較すると、タイトルからして地味で大人向け。内容も、任侠と親子愛を軸にした人情映画でその周りに妖怪が出てくるという、子供には難解でうけないシナリオとなっています。
封切り時の並映は「ガメラ対大悪獣ギロン」。すなわち、包丁の怪獣とガメラの闘いという ちょっと情けない悪役怪獣の映画です。

藤川宿で火車組の勘蔵は自分の不正が記された書き付けを持つ仁兵衛を殺す。これを止めようとした老人 甚兵衛は勘蔵に斬り殺される。これを目撃した甚兵衛の孫娘の美代は勘蔵一家に追われることになる。甚兵衛から自分の父親が由比宿にいることを聞いた美代は勘蔵一家に追われながらもそこを目指す。勘蔵一家に捕まりそうになった美代を居合わせた百太郎(本郷功次郎)が助ける。美代と百太郎は共に、由比宿に向かうが。。。



上の文章を読み直すと 妖怪が登場しない。勘蔵一家に塚を壊された妖怪が勘蔵一家に襲いかかるのですが、ストーリーとしてはおまけの位置づけになりますね。妖怪が登場しなくとも、勧善懲悪のお話しとして十分完結します。
ガメラ映画との並映、すなわち子供向け映画であるべき作品ですが、外してますね。企画がおかしかったのか。それとも、倒産がちらついていた当時の大映。制作者が、作りたい映画を好き勝手に作ったのか。何か曰くがないと、こういう映画は制作されなかったと思います。

大映の妖怪ものを期待して観たたハズレです。勧善懲悪を中心とした人情映画として楽しむ映画です。

大映特撮映画DVDコレクション全国版(27) 2015年 9/29 号 [雑誌]
クリエーター情報なし
デアゴスティーニ・ジャパン
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