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「ミステリガール」 デイヴィッド・ゴードン

2013-08-09 | 本と雑誌

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ハヤカワ・ポケット・ミステリ 534ページ 1900円+税

2011年のベスト・ミステリ三冠となった「二流小説家」の作家デイヴィッド・ゴードンの2作目。あとがきによると、本国の米国では7月発行のものを、日本は映画「二流小説家」の封切りに合わせて一足早い6月に発行。この時期にデイヴィッド・ゴードンが来日して映画と新作のプロモーションをやってました。

古書店に勤めるサムは小説家を目指していたが、その古書店がつぶれて無職になり、さらには妻から離婚を切り出されてしまった。仕事を探していたサムは巨漢の探偵ロンスキーに雇われ、探偵助手となる。サムはある女性の素行調査を命じられたが、その女性が死んでしまう。。。

謎が謎を呼び、二転三転。果たして、誰が何のために、何をやったのか? サムの行動とともに話がさらに混乱していきます。しかし、最後はあっけなく とあるもので解決。リンチも殺人もセックスも有り。盛りだくさんのエンターテイメントです。
これはポケット・ミステリの二段組、500ページを超える大作です。「二流小説家」は長さを感じなかったですが、本作は長い、長い。登場人物が語り出すと、その話が長い。それもあれこれと蘊蓄をたれることの繰り返し。この作者の特徴ですが、行き過ぎました。

「二流小説家」は、10年後も読まれるでしょうが、本作は消えますね。お薦めできません。


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