へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「趣味の文具箱 26」 (エイムック 2668)

2013-08-02 | 本と雑誌

26

枻出版社 160ページ 1500円+税

4ヶ月のインターバルで発売される万年筆を中心とした、趣味の文房具の世界のムック本。前巻 25は3月中旬に発売でしたので、この26巻は4ヶ月少々待たされました。

今回のサブタイトルは「万年筆で書きたい」。これを奏するためにメインの特集を「良いペンがある人生」として松任谷正隆、水道橋博士、吉田克幸(ポータークラシック代表)、伏木壽亭(勘亭流書家)、 川口昌洋(満寿屋五代目 )、井之上伸也(映像プロデューサー)、佐藤達郎さん(デルフォニックス代表)などの使っておられるペン、そしてペンに対する思い入れの記事があります。
映画「風立ちぬ」の主題歌のプロデュース、キーボードの松任谷正隆さんがメイン。古いパーカー61が愛用品。これは子供の頃に母親のパーカー45をこっそりと使ったところからパーカーへのあこがれが始まったと。パーカー61はペン先が細くて堅いので松任谷正隆さんのお仕事のイメージ、すなわち五線譜にすらすらとペン先を滑らして音符を書くという仕事には合わないなぁと思ったら、楽譜は三菱の消しゴム付き黄色軸の事務用鉛筆9852を使用されています。これについて「書き味はワーゲンのようにざらざら」「何度も消し書きする譜面書きには鉛筆しかない」「鉛筆の軽さが重要」と説明。こいう安い鉛筆へのこだわりも良いですね。

メモ
・カランダッシュ ペンシルNo.1 ラティグリ、マッカサル エボニー、チタンオーク、アメリカンウォールナットの4本の軸。 HB 4本で 3,885円。 9月発売予定。 軸が美しい、削りカスを見てみたい、どんな薫りがするのだろう、でも削るのが惜しいな って考えさせられる鉛筆です。
・PILOT Justus95 ペン先の硬軟を調整できる万年筆。 20年ぶりに登場。 31,500円。
・PILOT ELITE95S 大橋巨泉のCMで有名なヒット作品。 30年ぶりに復活。 10,500円。
・アクセル ヴァインブレヒト ベーター キーリング 鉛筆以前、中世に使われた金属ペンを再現。半永久的に書ける。 3,675円。

最後のページに次回からは3ヶ月ごとの季刊誌になるとの情報がありました。パソコン、タブレットでペンで紙に文字や絵を描く機会が減ってきた今、書く楽しみを与えてくれる文具に興味を持つ人達が増えたのでしょう。
このムック、その内容に出会えるインターバルが短くなるのは嬉しいことです。


<iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4777928969" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする