先日の出張のとき、先生や上司とご飯を食べながらいろんな話をしました。
職場では日々いろいろな問題が起こります。
学生対応という面でも頭を抱えることがありますが、
それ以上に悩ませられるのが保護者対応です。
直接、過去に起こったトラブルなどを話をしていると、先生が
『今読み終えたところだから貸してあげる』といって、
1冊の本を貸してくれました。
『キレる大人はなぜ増えた 』 香山 リカ (著) という本でした。
以前、ここでも香山リカさんの別の本を紹介したことがありますが、
わたしはこの方の本は好きなので、出張の間に一気に読んでしまいました。。
『キレる』、説明しなくても誰でもわかる言葉になりましたが、
以前は、こんな言葉はなかったような気がします。。
若者がすぐにキレる、という風にいわれてきましたが、
最近は、本来常識のあるべき大人のほうが、よくキレているように思います。
職場で、街中で、スーパーで、学校で・・
いたるところで突然怒り出す大人を見かけたことはありませんか?
この本は、その『キレる大人』について、なぜ『キレる大人』が増えたのか、
とてもわかりやすく書かれてあります。
この本の中にはいろんな事例が紹介されていて、
居酒屋で料理がくるのが遅いからと店員を殴ってしまったり、
病院での待ち時間が長いからと看護師に暴力を振るったり、
子どもの運動会が雨で延期になり、わざわざ呼んだ祖父母の交通費を出せと学校に抗議したり、
学校は本人の自由にさせてほしいから校則で縛るな、とどなりこんだり・・
読んでいて唖然とするようなことが書かれてありました。
でも、義務教育だから給食費ははらわないって言う親も多いと、
以前、新聞にありましたね。。
でもこの人たちは特別変わった人、というわけではなく、
ふつ~~うに社会で働く人、ふつ~~に社会で生活している人なんですよね。
自己主張をしよう、自分を大切にしようと思う人がきちんと自己主張する社会は、
キレる大人があふれる社会になった、と著者は言っています。
言ったもん勝ち、キレるが勝ち、と言わんばかりにキレる大人、
泣き寝入りしないぞ、理不尽な要求、文句も許されるものと思い込んで
自己主張するモンスターペアレントや、
エリートの自己アピール法、商談に負けない技術、私利私欲の主張と一体化して、
自己主張こそ国際社会で生き残る条件と錯覚しているエリートや
エリート志願の人たちが、キレる大人の社会を作っているそうです。
自己主張が必要な人は一向にできず、
その必要があまりない人が自己主張してキレて
相手に迷惑をかけてまで自分を通そうとする。
いったいこれからどうなっていくのでしょう。。
キレそうになったら、「3秒後の世界」を想像してみる。
この自分が手を挙げ、金切り声を上げて、
キレている姿を頭の中でイメージすることができれば、
「さぁキレるぞ」とはならないんじゃないかなって。。
ほんとにそうだと思います。
キレて怒鳴って自己主張したところで、その場は自分はスッキリするかもしれませんが、
周りの人の気持ちを変えることはできません。
それは間違ったやり方だと思います。
きっとあとで、自分も後悔するのではないでしょうか。。
キレなくても自分の考えを伝え、相手を考えることはできる。
「キレるな」と「泣き寝入りをせよ」とは違う。んですよね。
最後に、『キレないための5か条』というのが書いてありました。
①自分にカメラを向けられているつもりで、自分は今どんな姿でキレているか、
外部の視線で客観的に見直してみる。
②相手は「理解不能なモンスター」「自分を脅かす敵」でなく、自分と同じ人間。 相手の立場にたち、人それぞれなのだと意識する。
③いま目の前で起きている問題とそれとは無関係の職場や家庭などのストレスを
混同したり話を一般化しない。
④日ごろの生活の中で、ストレスをためないようにする。
⑤理不尽な目に遭うことは誰でも起こりうる。警察や法に訴えるほどではないと
判断できるときは、災難と思ってあっさり忘れる。
いかがでしょう。。
自己主張をし、自分らしく、自分を大切にしたいという気持ちは大切なことです。
しかし、大人であるならば、すぐに結論を出さずに、とにかく一呼吸おいて考えてみる。
そして、相手のことをちゃんと考えて、どうすべきかを決める。
不本意なことがあっても、まずは普通に話して解決できるよう試みてみる。。
不愉快な思いをしたとしても、自分の感情をすぐにむき出しにせず、少しは感情を抑える。
これは大切なことではないかなぁと思います。
いきなり怒鳴ったり殴ったりというようにキレることはありませんが、
やはり、かぁーーっと頭にくることは、私にだってあります。。
でも、キレたあとの自分の姿を想像して、『ちょっと待て!』と
冷静な自分と語りながら、物事を外側から見てみたいなぁと思います。
職場では日々いろいろな問題が起こります。
学生対応という面でも頭を抱えることがありますが、
それ以上に悩ませられるのが保護者対応です。
直接、過去に起こったトラブルなどを話をしていると、先生が
『今読み終えたところだから貸してあげる』といって、
1冊の本を貸してくれました。
『キレる大人はなぜ増えた 』 香山 リカ (著) という本でした。
以前、ここでも香山リカさんの別の本を紹介したことがありますが、
わたしはこの方の本は好きなので、出張の間に一気に読んでしまいました。。
『キレる』、説明しなくても誰でもわかる言葉になりましたが、
以前は、こんな言葉はなかったような気がします。。
若者がすぐにキレる、という風にいわれてきましたが、
最近は、本来常識のあるべき大人のほうが、よくキレているように思います。
職場で、街中で、スーパーで、学校で・・
いたるところで突然怒り出す大人を見かけたことはありませんか?
この本は、その『キレる大人』について、なぜ『キレる大人』が増えたのか、
とてもわかりやすく書かれてあります。
この本の中にはいろんな事例が紹介されていて、
居酒屋で料理がくるのが遅いからと店員を殴ってしまったり、
病院での待ち時間が長いからと看護師に暴力を振るったり、
子どもの運動会が雨で延期になり、わざわざ呼んだ祖父母の交通費を出せと学校に抗議したり、
学校は本人の自由にさせてほしいから校則で縛るな、とどなりこんだり・・
読んでいて唖然とするようなことが書かれてありました。
でも、義務教育だから給食費ははらわないって言う親も多いと、
以前、新聞にありましたね。。
でもこの人たちは特別変わった人、というわけではなく、
ふつ~~うに社会で働く人、ふつ~~に社会で生活している人なんですよね。
自己主張をしよう、自分を大切にしようと思う人がきちんと自己主張する社会は、
キレる大人があふれる社会になった、と著者は言っています。
言ったもん勝ち、キレるが勝ち、と言わんばかりにキレる大人、
泣き寝入りしないぞ、理不尽な要求、文句も許されるものと思い込んで
自己主張するモンスターペアレントや、
エリートの自己アピール法、商談に負けない技術、私利私欲の主張と一体化して、
自己主張こそ国際社会で生き残る条件と錯覚しているエリートや
エリート志願の人たちが、キレる大人の社会を作っているそうです。
自己主張が必要な人は一向にできず、
その必要があまりない人が自己主張してキレて
相手に迷惑をかけてまで自分を通そうとする。
いったいこれからどうなっていくのでしょう。。
キレそうになったら、「3秒後の世界」を想像してみる。
この自分が手を挙げ、金切り声を上げて、
キレている姿を頭の中でイメージすることができれば、
「さぁキレるぞ」とはならないんじゃないかなって。。
ほんとにそうだと思います。
キレて怒鳴って自己主張したところで、その場は自分はスッキリするかもしれませんが、
周りの人の気持ちを変えることはできません。
それは間違ったやり方だと思います。
きっとあとで、自分も後悔するのではないでしょうか。。
キレなくても自分の考えを伝え、相手を考えることはできる。
「キレるな」と「泣き寝入りをせよ」とは違う。んですよね。
最後に、『キレないための5か条』というのが書いてありました。
①自分にカメラを向けられているつもりで、自分は今どんな姿でキレているか、
外部の視線で客観的に見直してみる。
②相手は「理解不能なモンスター」「自分を脅かす敵」でなく、自分と同じ人間。 相手の立場にたち、人それぞれなのだと意識する。
③いま目の前で起きている問題とそれとは無関係の職場や家庭などのストレスを
混同したり話を一般化しない。
④日ごろの生活の中で、ストレスをためないようにする。
⑤理不尽な目に遭うことは誰でも起こりうる。警察や法に訴えるほどではないと
判断できるときは、災難と思ってあっさり忘れる。
いかがでしょう。。
自己主張をし、自分らしく、自分を大切にしたいという気持ちは大切なことです。
しかし、大人であるならば、すぐに結論を出さずに、とにかく一呼吸おいて考えてみる。
そして、相手のことをちゃんと考えて、どうすべきかを決める。
不本意なことがあっても、まずは普通に話して解決できるよう試みてみる。。
不愉快な思いをしたとしても、自分の感情をすぐにむき出しにせず、少しは感情を抑える。
これは大切なことではないかなぁと思います。
いきなり怒鳴ったり殴ったりというようにキレることはありませんが、
やはり、かぁーーっと頭にくることは、私にだってあります。。
でも、キレたあとの自分の姿を想像して、『ちょっと待て!』と
冷静な自分と語りながら、物事を外側から見てみたいなぁと思います。