こちらはスウェーデンからやってきたアンズタケの缶詰。LiLiCoさんからいただいたものだ。
彼の地ではよく食べられているキノコで、缶詰でも日常的に利用しているそうな。
日本ではあまり聞かないキノコだが、物の本によるとわずかな毒を含むそうで、毒キノコに分類している図鑑もある。
とはいえ、ヨーロッパでは広く食べられているキノコで、イタリアのポルチーニと並ぶほど有名らしい。
いただいてから時間が経っていたので、缶の一部にサビが浮いてきた。
しかしフタが膨らんでいないので、中は無事と判断し、開缶したのであった。
イージーオープン式のフタを開けると、中にはみずみずしいアンズタケがぎっしり詰まっていた。
キノコ缶ではよくある、酸味料のすっぱい匂いはほとんどしない。
ひとつつまんで頬張ってみると、適度な塩気が利いていて、かつ松の木の匂いがしている。
自然な味わいであります。
かくのごとし。
湯がいた菜花と一緒にバター&オリーブ油で軽く炒め、塩こしょうしてみた。
アンズタケの素朴な風味に、バターとオリーブ油のコクが加わり、なかなかウマい。
ここに醤油を垂らし、かつぶしをかければ白飯のおかずにもなるでありましょう。
あるいは、ベシャメルソースなどでこってりと仕上げても美味しいと思う。
料理意欲をかきたてる、素朴で美味しい缶詰であった。
内容総量:184g
固形量:110g
原材料名:アンズタケ、水(ヨーロッパでは水も原材料に表記するところが多い)、塩、酸味料
原産国:スウェーデン
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