缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

FAUCHON(フォション)ジビエ缶5種セット

2011-10-26 19:36:02 | 

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友人がパリ土産を届けてくれた
老舗食品店フォションの缶詰であります

 言い方で印象が違ってくること、よくありますね。
「メシ食う?」
 と言われるのと
「ご飯いただく?」
 では、まるで違う。
「それ、やめてくれよ」でケンカになりそうなところも、
「それは遠慮していただけますか」と言い換えればカドが立たない。
 単語自体も言い換えることで雰囲気が変わる。ポテトチップスをポテチと省略すると、ちょっと可愛い感じがするけど、年始の挨拶が
「あけおめことよろ」
 ではいかにも品がない。

 食べ物の世界でも、言い方はとても重要だ。
 猪や鹿の肉と聞くと、人によっては
「そんなケダモノ食べるなんて、いやっ」
 毛嫌いするでありましょう。でもそれを
「ジビエだよ」
 こう言い換えれば、何か野趣溢れる美味を味わえるような気がしてくる。
 ということで本日の缶詰は、フランスのフォションで出しているジビエのテリーヌ缶5種セット。
 中身は何と野生の猪に兎2種、鹿2種というケダモノパラダイスであります。

 


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テリーヌにはクラッカーが便利。添え物も用意しよう
一体どんな味なのか!? 期待が高まってくる




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最初は“飼育された”兎。肉質が細かく柔らかい
どこか白身魚っぽい上品な匂いで、臭みは皆無
ピンクペッパーの澄明な辛みが合います




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次はノロジカ。小型の鹿だそうだ
赤身の繊維質で噛み応えがある
相当オニオンが利いてるから、元は臭いのかも




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“野生”の猪。臭みのない豚肉といった感じ
やはり豚にはレモンがよく合うなァ




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今度は野兎。最初はレバー臭が強めだ
しかし食べるとあん肝っぽい淡い風味
これもレモンがよく合う




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最後はアカ鹿。繊維質があって牛肉っぽい
すだちの皮のスライスが相性よかった




 各種、肉の食感を存分に味わえるテリーヌでありました。
 それぞれラベルを見ながら食べると味が分かるのだけど、ブラインドテストをされたら
「どれがどれやら...」
 判然としないと思う。それだけ、日本人にはまだまだ馴染みの薄い食材なのだ。
 添え物はオリーブの輪切りやレモンスライスなど、香りも味も強いものがばっちり合いますゾ♪