イラク戦

ジーコ「日本は上達した」／Ｗ杯予選(日刊スポーツ) - goo ニュース


　昨夜はＷ杯アジア最終予選のイラク戦が開催されました。ザックジャパンと元日本代表監督ジーコ率いるイラク、もっと遡ればドーハの悲劇の対戦相手という因縁を感じずにはいられない戦いとなりました。日本代表の主力である香川、ＤＦラインも今野と内田を欠いた状況ではありましたが、何とか１－０で勝利。勝ち点を10まで伸ばすことに成功しました。


　試合開始からイラクはスタメンを10人入れ替えてくるという奇襲。最初はデータと違っていたのか対応に苦慮していたように思います。特にキーマンである遠藤にはマンツーマンでマークが付き、遠藤を経由してこそ力を発揮する日本代表の攻撃は大人しくなっていました。長谷部も調子が今一つのようでしたので、遠藤にとっては非常に忙しかったのではないかと思います。


　そんな中光ったのは岡崎と清武。特に清武は同じ左サイドの長友といくつか良い連携を見せていたと思います。岡崎も持ち前の運動量を活かしてイラクのＤＦ陣を引っ掻き回していたかと。ただ、囲まれてボールロストという場面も結構ありましたが。まぁ、これはジーコの作戦でしょうね。バイタル付近では複数で囲んでという基本に忠実な戦法。ですが、効果は絶大。


　そんな中の前半25分。駒野のスローインから岡崎のクロス、そして前田が頭で押し込み日本が先制。待望の先制点でした。その前にも岡崎のクロスから清武のヘッドがありましたので、結構ゴールの予感はありましたが、早い段階で決めてくれて良かったなと思います。


　対するイラクですが、若手中心でスタメンを張り、序盤はハイボールをキッチリと収めていくことを徹底していたのが印象的でした。空中戦はほぼ支配されていましたからね～。あとは後半に入ってからのベンチワーク。交代で入った３人は全員良い動きをしていて、日本ゴールを脅かしました。ですが、そこは神島さんがセーブしまくり、ゴールは許しませんでした。



　先週のＵＡＥ戦から修正が効いた部分とそうでない部分はありますが、とりあえずはホームでキッチリと勝てて良かったなと思います。Ｂ組の最大のライバルと目されるオージーがヨルダンに負けて、日本以外は勝ち点４以下で拮抗しています。残り４試合、アウェー３つとホームでのオージー戦なので決して楽とは言えませんが、ブラジルＷ杯出場が見えてきました。早ければ来年３月のヨルダン戦で決まります。なんだ、いつも通りじゃない。