104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

壮絶な撃ち合い

2018年07月01日 21時18分44秒 | Weblog
19歳エムバペがメッシの夢を打ち砕く。異星人級の超絶スピード、組織の中でも輝ける理由【ロシアW杯】


 昨夜はロシアW杯決勝Tのウルグアイ―ポルトガル、フランス―アルゼンチンの試合が行われました。世界的なスター、メッシとクリロナが出てくると言うことで、両国が勝ち抜けば直接対決だったのですが、結果は2人ともベスト16で姿を消すこととなりました。しかし、面白かったな~。


 まず、フランス―アルゼンチンの試合。これは前半開始しばらくしてからのエムバペの突破からのPKゲット。いや、これは唖然としました。なんせアルゼンチンのDFを3人も振り切って行くんですから。PKを決めたのはグリーズマンですが、あれはもうエムバペのゴールと言っても過言ではありません。


 その後はアルゼンチンがどうにか返そうと猛攻を仕掛けますが、どうにも肝心のメッシにボールが渡らない。メッシがボールをもらっても、周りに誰もいないと言う小柳ルミ子が見たら激怒してそうな展開。それでも、前半終了間際にディマリアのミドルで同点。アルゼンチンにとっては最高の折り返しとなりました。


 後半に入ってから均衡を破ったのはアルゼンチン。ゴール横からのFKをメッシが受け取り、反転してシュート→メルカドがコースを変えてのゴール。あれはキーパー取れません。ただ、その後アルゼンチンのGKも取れないシュートがパバールにより決められます。これは大会ベストゴールだと思いますね。エルナンデスのクロスを2人ほどがスルーして流れたかなと思ったところに画面外から飛び込んでくるパバール。外に向かって曲がったかと思えば、急に内側にスライスしてくる。ロベルト・カルロスか?


 2-2とタイに持ち込んだフランスはその後も怒涛の攻撃。エムバペがDFの間を通ってのシュート、それにフランスの最終ラインから最短距離でパスをつないでのゴール。一気に4-2まで持ち込む辺り、今大会のフランスの強さが伺い知れます。アルゼンチンも試合終了間際にアグエロのゴールで1点差まで縮めますが、そこでホイッスル。GLでもがき苦しんで何とかこぎ着けた決勝Tでしたが、アルゼンチンはここで力尽きました。


 そしてもう1試合のウルグアイ―ポルトガル。こちらも試合開始早々にカバーにとスアレスのピッチ幅を最大限に利用したワンツーで早くも先制。サイドチェンジのお手本かもしれません。その後もポルトガルは追いかけますが、クリロナのFK失敗などもあり、前半は1-0でウルグアイがリード。


 しかし、後半に入ってからポルトガルはぺぺのヘディングで同点に追いつく。これで試合は振り出し。ただ、クリロナは執拗にマークされて思うように動けずって感じだったと思います。そしてそのポルトガルの勢いを挫くスアレスとカバーニのコンビネーション。バルサでのスアレスとメッシのコンビネーションを彷彿とさせます。結局2-1でウルグアイがベスト8に駒を進めることとなりました。


 強豪国同士の決勝T初戦は、W杯らしい技の共演だったと思います。この2試合は観ていて得したなと言う気分。リードして、追い付かれてまたリードしたウルグアイ、逆転されては逆転し返すと言うフランス、これぞサッカーの醍醐味。解説でも言われていましたが、アルゼンチン代表ではスアレスがいないのでバルサのような動きが出来ないメッシと、ウルグアイ代表でもカバーニがちゃんと応えてくれるスアレス、バルサでコンビを組むこの2人はえらく対照的な感じだったなと思います。



 今夜はロシア―スペイン、デンマーク―クロアチアの試合が行われます。正直、こっちの山はスペインが勝ち抜きそうな感じですが、決勝で反対側の死の山を登ってきた国にコロッとやられそうな気もします。ロシアは開催国の意地をかけて次に進みたいでしょうが、GLの時のような爆発力が出れば、十分に勝機はあるかと思います。