104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

ジョー、きみはどこにおちたい?

2014年02月05日 19時03分23秒 | Weblog
石ノ森章太郎不朽の名作「サイボーグ009」が堂々完結


 石ノ森先生が亡くなってから早16年。氏のライフワークとも言うべき名作「サイボーグ009」が完結するとか。高校か大学の時に復刻版を途中まで買ってましたね。2期のブラックゴーストとの決着を描く「地下帝国ヨミ編」まででしたが。79年アニメ版OPの「誰がために」は今聴いても十分通用するほどアツい曲です。


 しかし、何が驚いたって連載開始から50年も経過していることですよ。半世紀。当時読んでいた少年たちも、下手したら還暦です。しかし、これが無ければ仮面ライダーやゴレンジャー、その他の特撮作品は生まれなかったでしょうね。「それぞれ特殊能力を持つ9人のサイボーグ戦士の活躍や日常を描く」という今でこそ当たり前の設定を切り開いたと言っても過言ではありません。


 009の話ではありませんが、石ノ森先生の、

「何が正義で何が悪かが判然としない現代のシラケ社会で、『正義が必ず勝つ』という単純で当然だが大切な構図を子供時代にキチンと意識の中に留めていただけさえすれば、それはそれで十分意味のあることだと思う。」

これは今でも心に残っています。日本に生まれた男の子達は、ほぼ全員と言っていいぐらい戦隊やライダーを通って成長していきます。ライダーは40年以上、戦隊も38作を数える程になりましたが、多かれ少なかれ記憶の奥底に残っているでしょうね。