104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

バ、バームクーヘン?

2006年01月22日 18時19分18秒 | Songs & Music
 今日は朝から所属している吹奏楽団の営業に出かけてまいりました。北大阪珠算協会というところの表彰式を行うので余興として5曲ほど演奏してくれという依頼があったので出向いた始末であります。とは言っても、会場はいつも演奏会を行っているホールなんで、遠出はしてないんですけどね。


 集合は朝9時。日曜なのに朝9時。殺す気か! ここ数日ブログでも書いてますが、風邪ひきさんなのでコンディションは最悪。月曜日にはテストが待ちかまえてるので、本来なら大事をとるべきなんですが、今回は正指揮者が参加できないので、私が棒を振らなければなりません。サックスを吹くだけならキャンセルして、同じ楽器の姉さん方に任せるのですが、棒振りは基本的に替えが効きません。ゆえに、行かなきゃお話になりません。

 皮のコートに皮手袋、マフラーにマスクというほぼ完全装備、フルアーマー状態で出動しました。他の団員には「見た目からして心配や」と言われるほどでした。正直、外気は1桁なのに、体はやたらと熱く、発汗するぐらいでした。到着が9時、10時からリハーサル、その間は控え室で大人しくして体力を温存。館内は暖房が効いているものの、マスクは外せません。フルアーマーは解除できても、キャシャーン状態は続きます。

 リハーサルはそれこそ死にそうな勢いでした。時折TVでも映りますが、指揮というのは想像以上に体力を使うものなのです。ただ振ってればいいというものではなく、演奏を聴きつつ、その都度奏者に指示を出す必要があります。コンディションが悪いならやるべきではないです。集中力も切れる切れる。オマケに声を出す必要もあるため、喉もやられるやられる。温存していた体力も根こそぎ奪われました。その後本番は3時前ということが発覚。何が哀しゅうて朝から集まらなあかんねん!

 昼になり、主催者によういしていただいた昼食をいただき、しばし休憩。その間に表彰式は始まります。が、市会議員や府会議員、役員など来賓の挨拶が長い長い。イメージ的には、朝礼や卒業式といった感じでしょうか。同じ内容もしくは関係ない話題としか思えないことを違う人間が延々と繰り返す。ちなみに聞き手は幼稚園児~小学生ぐらいとその親御さんの年代。平均10分×5人ぐらいに耐えられないのも無理はありません。団員達は控え室でダラ~っとしてたからマシでしたが、客席で聞かされる方は堪ったもんじゃなかったでしょう。私はさすがに辛くて横になってました。

 その後、表彰状が授与されたのですが、これまた1人ずつ名前を読み上げてから渡す始末。いくら順位をつけない、差をつけないという風潮があるからって、これはやりすぎだと思います。名前は読んでもいいけど、賞状はまとめて代表者に渡しゃ良かったろうに。この時点で、客席の反応に対して鈍感な実行委員たちも危険を察知し始めた様子。遅いよ。そこでやっと分かりました、我々が呼ばれた理由が。このダウナーに落ちきった空気を我々で盛り上げろと言うのですな・・・無理言うな!

 そんなこんなで本番。開始10分前まで控え室で倒れていましたが、気合を入れて立ち上がります。でも、やっぱりしんどい。声も出ません。まぁ何とかこなしましたけどね。選曲もカタイやつじゃなくて、ポップス中心だったので子どもたちもノってくれてました。会場は軽かったです。子どもたちに聴いてもらえる演奏会って、やってて面白いですよ。子どもはお客さんとしては非常に優秀な部類に入りますからね~。逆に評論家ぶってるヤツとか何に対してもネガティブな見方をする人間ってのは、客としては最低ランクです(←かなり個人的な意見)。ホメホメ評論家は引っ張りだこで、ダメダメ評論家は敬遠対象ってのが世の常ですから。

 本番終了後はさっさと撤収して、解散。お土産に何でかバームクーヘンを戴きました。え、まさかそろばんの珠とバームクーヘンの形が似てるからとかいうオチじゃないよね? 本当は打ち上げがあるはずなのですが、私は折からの体調不良と明日の朝にテストと言う追い討ちがあって断念。正直、貧乏くじを引いた気分です。
 


 にしても、ほんまにしんどいわ~。ここまで来ると、面倒見のいい女性に看病してもらいたい気分にもなります。