今年2014年で計算すると
中国で、中国共産党〔1921- 〕ができて93年、また中国共産党が中華人民共和国〔1949- 〕を建国して65年ですが、報道されたりされなかったりするものの、中国内での年間10万件にも及ぶといわれる暴動をみていて、はたして
中国で共産党支配が、ふさわしいのか
そもそも中国共産党が必要なのか
と疑問をもちます。
弾圧・人権無視・秘密主義・一党独裁などなどから、共産国家というものが存続可能かどうかさえ疑問視する人も。
今回は、中国人の特徴から、本質に迫っていきたいと思うのですが、さてどうなるやら・・・・・・。
中国人はかような現実主義を生まれながらにして持ち、論理や理知そのものに深い疑いをいだいているから、彼らにとっては、哲学は人生そのものに直接に結びつく緊密な感情の問題となるのであって、いかなる体系にくくられることもいさぎよしとしない。なぜかといえば、たくましい現実感がそこにあるからである。それは純然たる動物的感覚であって、理性そのものを粉砕し、難渋でかたくるしい哲学体系の出現を不可能ならしめる思慮分別である。
中国には、儒教、道教、仏教の三宗教があって、いずれも壮大な組織を持ってはいるが、中国人特有の強靱な常識は、どの宗教も微力なものにしてしまい、人生の幸福とはなんぞやという、平凡な問題に引きさげてしまった。だいたい中国人は、あまりつきつめてものを考ることをしないし、ある1つの観念や、信仰や、あるいは哲学の学派を、心底から信頼することをしない人間である。
:林語堂「人生をいかに生きるか(上)」阪本勝訳 昭和54年11月10日第1刷発行 講談社学術文庫
林語堂〔1895-1976〕は
清朝〔1636-1912〕の末期に福建省で生まれた学者で、中国の大学を経たあと、大学の腐敗を疎んだか、アメリカに住み、晩年は台湾や香港に住んだとのこと。この著述は1957年(林語堂62歳)にでき、没後1979年に新訳されています。
私としては林語堂(りんごどう)が
中国共産党をどう捉えているかを知りたかったのですが、なにぶんこの人の著述を読むのは初めてであり、まだよくわかりません。
しかし少し古い時代とはいえ、林語堂は明らかに自由人であり、直接中国共産党を批判したところが見られないものの、中国人自身についてたくさん考えを述べており、そこから何かを読み解きたいと思っております。
さて上記で引用した部分ですが・・・・
まだ経済開放よりずっと前のことだし、文化大革命さえまだ発生していない時代の著述であることを考えた上で、「中国人は、いかなる体系にくくられることもいさぎよしとしない」と捉えていることから、林語堂は、新しく興った強権的な中国共産党を快く思っていなかった、と十分に推測されます。
中国には「儒教、道教、仏教の三宗教がある」とし、「ある1つの観念や、信仰や、あるいは哲学の学派を、心底から信頼することをしない人間である」らしいので、これら宗教は流行らなかったらしい。
私としてはこれに共産主義を加え、中国には4つの宗教が存在し、
- 儒教
- 道教
- 仏教
- 共産主義
のどの宗教も、中国では、おおいには栄えないだろうと思います。
では、なぜ中国共産党が長く続いているのか、という疑問がわきますが
あの手この手で諸外国からの批判をかわす手法を編み出し、弾圧に継ぐ弾圧を繰り返してきて何とか政権を維持しているけれども、ソ連や北朝鮮同様に、中国共産党はもはや崩壊寸前ではなかろうか、と思い続けています。
つまり、あまたいる中国人の叡智をいかしきれていないどころか、中国共産党と異なる意見の人を文化大革命で1000万人近くを処刑し、その後の弾圧・粛正・死刑者も加えるならば途方もない数の人が犠牲になっており、犠牲者数からいえばこの罪は、人類史上最悪ではなかろうか、ともされています。
さすがに、こちらの犠牲者数8000万人説、には驚きますが・・・・
一説では150万人ものユダヤ人を虐殺したとされるヒトラー政権でしたが、
あろうことか現代の中国共産党政権は、日本人の行動をナチス政権と比較して攻撃し、自らが自国民をどれだけ虐殺したかについて、触れることも調査することさえ固く禁止する始末です。こんな程度の中国共産党ですから歴史を直視していないどころか、中国共産党が歴史を捏造しているとされるゆえんです。
ドイツのホロコースト記念館を訪問したいという2014年の習近平の要望はメルケル首相によって拒否されており、ドイツとしては、そういうわけのわからない中国共産党が演じる日中の争いに巻き込まれたくない、と普通の判断をしています。
中国の習近平も韓国の朴槿恵も、
ヨーロッパでお門違いの「品のない日本攻撃」を繰り返して、かえって自身の品性を悟られてしまったようです。
ともに国内に深刻すぎる問題をかかえており、国民の目を自分の失政ではなく日本攻撃へ向けさせようとしたのですが、まことに残念なことに、どうやら失敗に終わったようです(笑)。
ようやくこの失敗に気付いたかどうか、中国の経済発展が鈍化し始め、また韓国も深刻な社会不安が増したため、対日の対応を変え始めたとも言えます。
中韓とも為政者が国民を支配し弾圧するという点で共通しており、中国に限りなく近づきつつある韓国よ、どうかお幸せに、というところ(大笑)。
自分の論理に従うならば「話し合ってやってもいい」という姿勢は、世界中で繰り返されており、日本だけを対象としたものではなさそうです。
中国人気質について、こう語る人もいます。
■「絶対自分の非を認めない。それは中国人が責任感の意味を知らないというよりも、失敗を他人のせいにする習性があるからだ。もともと、中国は熾烈な競争社会であり、責任をとる段になったら、なるべく自分の身にふりかからないようにしなければ生き残れないからだ」
■中国人は国家を信用していないばかりか、社会も人間も信用していない。妻さえ住用〔信用が正しいか〕しないのは、もともと他人だからとしても、血のつながった親子や兄弟でさえ信用できないのである。毛沢東の極左政策の時代に、「父母よりも毛主席が親しい」と言う言葉が流行り、当時は中国社会の砦とも言うべき家族まで階級の敵と目され、子が父を告発することさえ頻発した。劉少奇や林彪は、政敵ではなく我が子に密告され、一人は獄死し、一人は逃亡する途中で死亡したのである。
■中国のことわざに「一人で廟に入るな、二人で井戸をのぞくな」というものがある。一人で廟に入ると、悪い坊主のカモにされ、殺されて金品を奪われてしまうかもしれない。二人で井戸をのぞくと、相棒に突き落とされる危険があるという意味である。この人間不信社会で生き残り、競争に勝つために兵法が発達した。孫子は「兵は脆道なり」と言った。つまり戦争は詐欺の道だというわけである。
■嘘でぬりかためられた人間不信の社会の中で、中国人は上から下までだましあっている。政府はマスコミを通じて民衆をだまし、民衆は面従腹背で良民を装いながら国家を食い物にする。中国人社会で詐欺師が暗躍し、偽物が氾濫するのは当然なのだ。
■九四年、中国の浙江省杭州の千島湖で、台湾入観光客二十四人を乗せた遊覧船が湖上で強盗にあい、全員が船室で焼き殺された事件があった。台湾では有名な事件である。当時の中国政府はこの痛ましい事件が強盗殺人事件であったことをひた隠しにしていた。李登輝総統は激怒し、中国を「土匪国家」だと非難した。
なぜそれほど匪賊が多いのか。結論を言えばそれが伝統文化なのである。「天下は馬上で取る」「勝てば官軍、負ければ賊軍」という歴史の法則に基づき、王朝末期には生活手段を失った民が賊に変身し、やがて易姓革命の原動力となった。易姓革命は、盗賊を正当化する中国の歴史の原理といえる。チベットに対しても、台湾に対しても、この強奪行為を正当化し、周辺諸国との領土をめぐる紛争は絶えない。増え続ける密入国者によって中国人犯罪が世界に広がり、かつて白人に恐れられた黄禍が華禍となって、ますます嫌中感情が増幅されることだろう。
土匪(どひ)とは、土着の盗賊という意味。
日本人は、中国人を見るときに「中国人にも日本人の考えが理解できるはず」だと純朴に考えてはいけないようで、疑いに疑いを重ねて、場合によっては通じることがあるかも知れない、と思っている程度でちょうどいい、と言えます。
まず、「絶対に自分の非を認めない」。
これは素人でもわかります。中国共産党の発するあらゆる声明にみえる、「自分の非を認めず、常に責任は相手にある」とする重大な罪は、北朝鮮と同じ。
中国人が多く外国へ出るようになれば変わるのではないか、というあわい期待は見事にはずれ、外では国内よりももっとやりやすいと考えるのみならず、帰国しては対外的にこれを巧みに利用するようになり、更にひどい状態になるらしい。
中国人は、国家も社会も人間も信頼していない
というのも、うすうすわかりますが、共産党の独裁が「子が親を密告する」風潮を育んだとは、まるで日本の江戸時代の恐怖政治を思い出させ、開いた口がふさがりません。
現実主義者である中国人は、どんな手段を使ってでも、自己の利益を最優先するようです。
中国政府がどんな政治をしようとも、中国の庶民が中国共産党を信用していないと考えておくべき。つまり永遠に封建弾圧政治が続くわけではなく、不満があるレベルを超えると、あっという間に中国共産党の弾圧独裁システムは崩壊するのでした。
中国はだましあいの社会で
国家を信用していない中国国民は、国家を食い物にし、そんな国民を国家がけっして許さずに武力弾圧する、そういう関係にあるのも納得できることです。知的財産権などまるで無視する中国人社会では、法律さえだましあいの材料の一つとして存在しているのでしょう。
常に内戦状態、暴動状態にあり、年間10万件の暴動が起こる悲惨さにも、妙に納得してしまいます。かりに人口が日本の10倍あるとしても、日本で年間1万件の暴動が発生するとは、まず考えられない。それほどひどい中国なのです。
こんな無法国家・中国が、世界で認められる普通の国家になるにはどうしたらいいか、ですが
- 世界中が経済封鎖で懲らしめる
- または、中国内での内戦・クーデターに期待する
しかない、というのでは、つらいですね(笑)。
中国共産党が経済発展を背景に軍事力を優先して世界支配を意図した結果
人民解放軍がもはや中国共産党の支配を離れて暴走しはじめています。孫子の「兵は脆道なり」を文字通り実践しそうなのが、人民解放軍。
中国共産党は「中国が危ない危ない」と危険をあおりながら、どんな詭弁を使ってでも軍備を拡張し、なおかつ「中国は平和国家だ」と事実に反することを平気で表明できる根性をもっています。
自分自身が最も危ない組織であることが理解できていない、その程度の組織なのでしょう。
周辺国が中国のこの危険な動きを察して、軍事力を強化して守ろうとするのを、軍国主義だと断定するのが中国共産党。
- 鏡に映った自分自身をしっかり見つめる、というどこの国の誰もが幼少の頃から受けてきた基礎訓練ができていない中国人
- 常に敵が外にあるとしか考えることができない中国人
- 天につばする中国人
- 中華の独善
もう信じられませんね(笑)。
日本人が、いかなる状況であろうとも、安倍政権の軍国志向を批判することは大切なことですが
もしも、そういう人たちが中国共産党の軍事優先を批判できれば、立派なことだと思うのですが、決してこれには触れようとしないのでした。
軍事力がないところには誰も攻めてこない、だろうというのは
広大なチベット国の領土がそのようにして中国共産党に占領された歴史、あるいはEUに加盟していない中立国スイスが強大な軍隊を保持している現実、を知らないことから生まれた、ご立派な信仰でしょう。
つまり軍事力を欠く地域へ攻め込むはずがないと思わせておくのが軍国主義者たるゆえんで、こういう楽な地域を占領して「~自治区」(例えばチベット自治区・ウイグル自治区)として武力占領してしまう人たちを、決して信用してはいけません。
こういう話をするだけで、このひとたちにかかると、もうすでに私は軍国主義者になってしまうらしい(大笑)。
この手の賢そうに見えるだけの小学校高学年レベルの連中には、
自分と異なる意見を発するものすべてを、「平和破壊者」「軍国主義者」だとレッテルを貼りたがる傾向
がみられます。
このことから、かれらが危険な覇権主義者・軍事優先主義者であることを、多くの人が悟ってしまいます。
この手の人たちには、十分に注意しましょうね。
食べ残しは床に捨てる
中国人の食事のマナーについて違和感を持っている日本人は多い。東京・上野のアメ横は海産物や乾物、そして衣類も安く買い物客で賑わっているが、中国人向けのガイドブツクに紹介されてから最近特に中国人観光客が多数訪れている。この近所で古くから洋食レストランを経営している女性は、困惑したような表情を見せる。
「ウチにはいろいろな国からの観光客がいらっしやいますが、中国人観光客があれほどマナーが悪いとは思ってもいませんでした。テーブルの上はオムライスやスパゲッティーなどの食器を乱雑にして食べ散らかして残してあるし、床も汚していくんですから困ったものです。ウチのお客さんには土地柄、古くから在日朝鮮人の方々もいますし、韓国からの観光客もいらっしゃいますが、このようなことは中国人しかしません」
ツアーコンダクターの鈴木妙子さんも言う。
「中国人団体客はバイキング形式のお店に行くことが多いのですが、食べきれないほど取ってきて、それをワイワイ言いながら食べます。結局残してしまうし、サカナの骨や肉の骨をペッペッと床に吐き散らかすんです。また、食べ終わったお皿にタバコの灰を平気で落とします。食事を終えた食器を灰皿代わりにするという感覚は日本人にはないでしょう。床にも食べ残しを吐き捨てるのを見ていると、私たちとは感覚が違うのだなあ、と思ってしまいました」
中国では、レストランでの食事は余るほど注文をし、それを残すというのが礼儀になっている。それは自宅に客を招いて食事を出すときも同じで、客が食べ残すほど食事を出し、客のほうもテーブルの上を散らかすようにして食べて残すというのが礼儀だ。これはあくまでも中国国内でのマナーであり、他人から良く思われたい、面子を立てたいという中国人気質がよくでている。しかし、それがそのまま日本に持ち込まれるのは戸惑ってしまう。
食事のマナーもそうであるが、日本人が戸惑うものに列に割り込むというのもある。「商店で買い物をして、お金を払おうとすると横から他の客の手がでてきたり、切符を買い求めるために並んでいたら横入りをされたりと、中国人には列に並ぶ、順番という考え方はないと思います。それはバスに乗り込むときも列車ででもいっしょです」(上海在中の主婦、佐藤尚子さん)
中国では割り込みというのは当たり前の行為で罪の意識などないようだ。:P.88-89 吉田隆「中国人はなぜうるさいのか」講談社2011年10月12日第1刷
田舎者の根性と言うべきか
中華の独善というべきか、世界中から中国人の「自分たちだけしか見えない行動」への批判が高まっています。こういう人たちが中国国内にとどまっていてくれればいいのですが、経済発展が続いたため一部の富裕層が外国へ出て行き、「中国内で通用しているらしい非常識が世界中どこでも通じる」と勘違い。
- 富裕層でさえこんなレベルですから、あとは推して知るべき、というところか。
- ただし一方では、「団体客」だからマナーが悪い、とも指摘され、もしも個人客の海外への出国が緩和されると、それほどひどいことをしないだろう、という楽観論もあります。
確かに「団体だからこそマナーが悪い」ことに反対する人はいないでしょう(大笑)。
広大な中国人を地域別に述べたサイトがあります。いくつか抜粋してみましょう。
北京人
- 北京人は上海人と対極的だとよく言われる。北京人はおそらく中国人の中でもっともお金に無関心な人種だ。
- 北京人は、儲け話にあまり興味がない。北京人の興味ある話題は、なんといっても政治である。
- 北京人はいくら貧乏でも仕事はきちんと選ぶ。面子がない職業は、たとえ儲かる仕事でも敬遠する。おかげで、北京は地方からやって来る者にとっては金儲け天国である。北京人が競争相手とならないからだ。
- 北京人が喜んでお金を使うのは、自分の名誉や面子、社会的地位を見せつけるときだ。
天津人
- 天津人のモットーは「知識足りて常に楽しく」であり、表面的には能力を隠し、慎重に処世する。
- 天津は商人が多く国際的センスが高く、天津のビジネス志向の人々は反日などあまり口にしない。
- とくに下町の天津人は親しみやすく、日本企業の進出も多い。
河北人
- 河北人は性格が陽気で明らかで、中国全域で一番ユーモアが豊かな人々と思われている。
上海
- 上海人はケチだと言われるが、上海人は金づかいに細かく、計算が細かい。一円の損もしたくないというのが上海人に対する一般的な印象である。・・・・そのため、上海人と商売することは、ある意味では安心できる。他の地域の商人は別にして、上海人は相手を騙してまで自分が得をしようとすることはないからだ。
- 上海人のビジネスは安全第一主義で、大きなリスクには拒否反応を見せることが多い。そのため、相手との約束にも慎重であり、自信がないことはリスクを犯してまで「大丈夫」と口先だけの約束はしない。相手と契約を結んだ以上、必ず守るとの意識が高いため、契約が成立するまでは苦労をするが、いったん契約を結ぶことができれば、安心できるビジネスパートナーとなる。
- 上海人は身なりを飾ることに金を惜しまない。ビジネスでは軽蔑されないよう、身なりへの心配りが必要。
江蘇人
- 江蘇人は、農軽業、小工業、漁業は下層階級の人々が生計を立てる基本業だ。・・・・人々が利口で道理が明らかで性格が温和だ。
- 多い人才が排出された地域である。
浙江人
- 浙江人は、一般的に性格が従順で他人に良い印象を与える。沿海地域には特殊な種族として寧波人がいる。
- 寧波人は勤勉で進取的で大企業家の資質を所有している。
- 商業に携わる寧波人の才幹はユダヤ人に比べることができる。
江西人
- 江西人は、接した湖南人と明らかに違う。
- 江西人は湖南人のように屈強で健全ではなくて、人々に良い感じを与える柔らかさも欠乏している。
- 彼らは非常に私利的な人々で冷静で心が狭い。
湖南人
- 湖南人は、昔の楚国の土地で楚国の戦士の子孫らしく中国軍人たちの故郷と同時に多くの官員たちの出生地でもある。
- 彼らの充実で正直で強烈な自分意識と荒い反抗精神はこちら住民たちの特性だ。
広東人
- 広東人は、言語、皮膚色、容貌、社会的地位がお互いに違う多くの種族たちが入りまじている。
- 彼らには民族的な活力が溢れる。男らしく食べて働いて、進取的でのんきだ。また彼らはお金を荒く使ってけんかが好きであり、 冒険が好きで気が短い。彼らは蛇を食べる伝統のあるのにこれは南部中国に国を建てた古代中国人たちの血がたくさんまじていることをよく現わしてくれている。
- 広州とその近所にある開化種族は知能、企業精神、美術などの面でその他の中国人より優越だ。彼らが作った工業製品は数百年前にもうヨーロッパへまで伝わった。広東人は聡くて計算が早いし、商売に一見識がある。
福建人
- 福建人は、多様な人々で構成されている。内地は山を間に置いて風俗習慣が違う。沿海地域人々は開放、進取的で冒険精神も強くて商売もお上手だ。特に臨機応変に上手だ。
- しかし内地の山間地域人たちは保守的ですごく排他的だ。
海南人
- 広西壮族自治区
- 広西人は、文化水準が低くて反抗心が強くて反乱的な傾向がある。少数民族自治区なので少数民族の言語、文化、風習を強く保存している。
香港人
- 香港人は、植民地としての歴史が長かったため、アイデンティティ(自国への帰属意識)というものをあまり持ち合わせていない。したがって、自国であろうと他国であろうと、文化や歴史に対する興味はあまり深くない。
- プライドが高く、ブランド思考。お金に対しての執着心が強く、そのせいか仕事熱心である。損得勘定に敏感なため、支払った金額に対し数量を求める傾向がある。
- 香港人は何をしていても金の話が出る。持ち物でも仕事でも、まず一番最初に聞かれるのが「いくら?」である。これは、親しい間柄だけでなく、普通に繰り広げられる会話である。
- デリカシーがないように感じるが、何千年とこのような文化が続いてきたため、今更変えようがないようだ。そのため、香港人は金を増やすことには非常に積極的である。株式投資や不動産投資、外貨預金など、一般市民が普通にやっている。お金をもうけるための才能はすごいものがある。日本人が何かを作り出したり、発明するのが得意な人種だとすると、香港人は他人の作ったものを売りさばく、商売が得意な人種である。
- そして香港人は「八卦」である。八卦というのは、聞きたがり、うわさ好きというかんじの言葉。ゴシップが大好きで、人の話にクビを突っ込んでは根も葉もないことを言いふらす。しかし、何でも首を突っ込んで聞きまわるが、忘れるのが早いのも香港人の特性。
- じっとしているのが嫌いで、常に動いていないと気が済まない。
新疆ウイグル自治区
- ウイグル人はお酒と踊り、歌を楽しむ。性格が荒くて野蛮的気質も持っている。一方に性格は豪放で誰ともとても易しく友達になることができる。衣、食、住文化は中央アジア系統で中東アジアの影響をたくさん受けた。
- この地域は夜10時が過ぎると日が暮れる。したがって彼らの日常生活では北京より二時間遅れた新彊時間を別に使う。
四川人
- 四川人は、一般の中国人に比べて純朴で秩序と礼儀を守る人が比較的多い。主に農業、家内工業、塑像業、運輸業で生計を立てている。
- 四川の山と水が他の省に比べて良いように、住民たちの素朴な生活方式と穏やかな性格は皆卓越だ。
かなり広範囲にわたって地域別の中国人を見ています。多様性があるだろうから、信じるも信じないも自由ですが、知っておいて損はなさそう。
特に、中国共産党が発表する声明や中国共産党系の新聞記事ばかりに目を通しているだけではわからないこともあるので、貴重かも知れません。