カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国人気質(かたぎ)

2014年08月19日 05時49分13秒 | アジア

今年2014年で計算すると

中国で、中国共産党〔1921- 〕ができて93年、また中国共産党が中華人民共和国〔1949- 〕を建国して65年ですが、報道されたりされなかったりするものの、中国内での年間10万件にも及ぶといわれる暴動をみていて、はたして

中国で共産党支配が、ふさわしいのか

そもそも中国共産党が必要なのか

と疑問をもちます。

弾圧・人権無視・秘密主義・一党独裁などなどから、共産国家というものが存続可能かどうかさえ疑問視する人も。

今回は、中国人の特徴から、本質に迫っていきたいと思うのですが、さてどうなるやら・・・・・・。

 

中国人はかような現実主義を生まれながらにして持ち、論理や理知そのものに深い疑いをいだいているから、彼らにとっては、哲学は人生そのものに直接に結びつく緊密な感情の問題となるのであって、いかなる体系にくくられることもいさぎよしとしない。なぜかといえば、たくましい現実感がそこにあるからである。それは純然たる動物的感覚であって、理性そのものを粉砕し、難渋でかたくるしい哲学体系の出現を不可能ならしめる思慮分別である。

中国には、儒教、道教、仏教の三宗教があって、いずれも壮大な組織を持ってはいるが、中国人特有の強靱な常識は、どの宗教も微力なものにしてしまい、人生の幸福とはなんぞやという、平凡な問題に引きさげてしまった。だいたい中国人は、あまりつきつめてものを考ることをしないし、ある1つの観念や、信仰や、あるいは哲学の学派を、心底から信頼することをしない人間である。

:林語堂「人生をいかに生きるか(上)」阪本勝訳 昭和54年11月10日第1刷発行 講談社学術文庫

 

林語堂〔1895-1976〕は

清朝〔1636-1912〕の末期に福建省で生まれた学者で、中国の大学を経たあと、大学の腐敗を疎んだか、アメリカに住み、晩年は台湾や香港に住んだとのこと。この著述は1957年(林語堂62歳)にでき、没後1979年に新訳されています。

私としては林語堂(りんごどう)が

中国共産党をどう捉えているかを知りたかったのですが、なにぶんこの人の著述を読むのは初めてであり、まだよくわかりません。

しかし少し古い時代とはいえ、林語堂は明らかに自由人であり、直接中国共産党を批判したところが見られないものの、中国人自身についてたくさん考えを述べており、そこから何かを読み解きたいと思っております。

さて上記で引用した部分ですが・・・・

まだ経済開放よりずっと前のことだし、文化大革命さえまだ発生していない時代の著述であることを考えた上で、「中国人は、いかなる体系にくくられることもいさぎよしとしない」と捉えていることから、林語堂は、新しく興った強権的な中国共産党を快く思っていなかった、と十分に推測されます。

中国には「儒教、道教、仏教の三宗教がある」とし、「ある1つの観念や、信仰や、あるいは哲学の学派を、心底から信頼することをしない人間である」らしいので、これら宗教は流行らなかったらしい。

私としてはこれに共産主義を加え、中国には4つの宗教が存在し、

    1. 儒教
    2. 道教
    3. 仏教
    4. 共産主義

のどの宗教も、中国では、おおいには栄えないだろうと思います。

では、なぜ中国共産党が長く続いているのか、という疑問がわきますが

あの手この手で諸外国からの批判をかわす手法を編み出し、弾圧に継ぐ弾圧を繰り返してきて何とか政権を維持しているけれども、ソ連や北朝鮮同様に、中国共産党はもはや崩壊寸前ではなかろうか、と思い続けています。

つまり、あまたいる中国人の叡智をいかしきれていないどころか、中国共産党と異なる意見の人を文化大革命で1000万人近くを処刑し、その後の弾圧・粛正・死刑者も加えるならば途方もない数の人が犠牲になっており、犠牲者数からいえばこの罪は、人類史上最悪ではなかろうか、ともされています。

さすがに、こちらの犠牲者数8000万人説、には驚きますが・・・・


一説では150万人ものユダヤ人を虐殺したとされるヒトラー政権でしたが、

あろうことか現代の中国共産党政権は、日本人の行動をナチス政権と比較して攻撃し、自らが自国民をどれだけ虐殺したかについて、触れることも調査することさえ固く禁止する始末です。こんな程度の中国共産党ですから歴史を直視していないどころか、中国共産党が歴史を捏造しているとされるゆえんです。

ドイツのホロコースト記念館を訪問したいという2014年の習近平の要望はメルケル首相によって拒否されており、ドイツとしては、そういうわけのわからない中国共産党が演じる日中の争いに巻き込まれたくない、と普通の判断をしています。


中国の習近平も韓国の朴槿恵も、

ヨーロッパでお門違いの「品のない日本攻撃」を繰り返して、かえって自身の品性を悟られてしまったようです。

ともに国内に深刻すぎる問題をかかえており、国民の目を自分の失政ではなく日本攻撃へ向けさせようとしたのですが、まことに残念なことに、どうやら失敗に終わったようです(笑)。

ようやくこの失敗に気付いたかどうか、中国の経済発展が鈍化し始め、また韓国も深刻な社会不安が増したため、対日の対応を変え始めたとも言えます。

中韓とも為政者が国民を支配し弾圧するという点で共通しており、中国に限りなく近づきつつある韓国よ、どうかお幸せに、というところ(大笑)。

自分の論理に従うならば「話し合ってやってもいい」という姿勢は、世界中で繰り返されており、日本だけを対象としたものではなさそうです。

 

中国人気質について、こう語る人もいます。 

 

■「絶対自分の非を認めない。それは中国人が責任感の意味を知らないというよりも、失敗を他人のせいにする習性があるからだ。もともと、中国は熾烈な競争社会であり、責任をとる段になったら、なるべく自分の身にふりかからないようにしなければ生き残れないからだ」

中国人は国家を信用していないばかりか、社会も人間も信用していない。妻さえ住用〔信用が正しいか〕しないのは、もともと他人だからとしても、血のつながった親子や兄弟でさえ信用できないのである。毛沢東の極左政策の時代に、「父母よりも毛主席が親しい」と言う言葉が流行り、当時は中国社会の砦とも言うべき家族まで階級の敵と目され、子が父を告発することさえ頻発した。劉少奇や林彪は、政敵ではなく我が子に密告され、一人は獄死し、一人は逃亡する途中で死亡したのである。 

中国のことわざに「一人で廟に入るな、二人で井戸をのぞくな」というものがある。一人で廟に入ると、悪い坊主のカモにされ、殺されて金品を奪われてしまうかもしれない。二人で井戸をのぞくと、相棒に突き落とされる危険があるという意味である。この人間不信社会で生き残り、競争に勝つために兵法が発達した。孫子は「兵は脆道なり」と言った。つまり戦争は詐欺の道だというわけである。 

嘘でぬりかためられた人間不信の社会の中で、中国人は上から下までだましあっている。政府はマスコミを通じて民衆をだまし、民衆は面従腹背で良民を装いながら国家を食い物にする。中国人社会で詐欺師が暗躍し、偽物が氾濫するのは当然なのだ。

■九四年、中国の浙江省杭州の千島湖で、台湾入観光客二十四人を乗せた遊覧船が湖上で強盗にあい、全員が船室で焼き殺された事件があった。台湾では有名な事件である。当時の中国政府はこの痛ましい事件が強盗殺人事件であったことをひた隠しにしていた。李登輝総統は激怒し、中国を「土匪国家」だと非難した。

なぜそれほど匪賊が多いのか。結論を言えばそれが伝統文化なのである。「天下は馬上で取る」「勝てば官軍、負ければ賊軍」という歴史の法則に基づき、王朝末期には生活手段を失った民が賊に変身し、やがて易姓革命の原動力となった。易姓革命は、盗賊を正当化する中国の歴史の原理といえる。チベットに対しても、台湾に対しても、この強奪行為を正当化し、周辺諸国との領土をめぐる紛争は絶えない。増え続ける密入国者によって中国人犯罪が世界に広がり、かつて白人に恐れられた黄禍が華禍となって、ますます嫌中感情が増幅されることだろう。 

拓植大学日本文化研究所客員教授 黄文雄

土匪(どひ)とは、土着の盗賊という意味。


日本人は、中国人を見るときに「中国人にも日本人の考えが理解できるはず」だと純朴に考えてはいけないようで、疑いに疑いを重ねて、場合によっては通じることがあるかも知れない、と思っている程度でちょうどいい、と言えます。


まず、「絶対に自分の非を認めない」。

これは素人でもわかります。中国共産党の発するあらゆる声明にみえる、「自分の非を認めず、常に責任は相手にある」とする重大な罪は、北朝鮮と同じ。

中国人が多く外国へ出るようになれば変わるのではないか、というあわい期待は見事にはずれ、外では国内よりももっとやりやすいと考えるのみならず、帰国しては対外的にこれを巧みに利用するようになり、更にひどい状態になるらしい。

中国人は、国家も社会も人間も信頼していない

というのも、うすうすわかりますが、共産党の独裁が「子が親を密告する」風潮を育んだとは、まるで日本の江戸時代の恐怖政治を思い出させ、開いた口がふさがりません。

現実主義者である中国人は、どんな手段を使ってでも、自己の利益を最優先するようです。

中国政府がどんな政治をしようとも、中国の庶民が中国共産党を信用していないと考えておくべき。つまり永遠に封建弾圧政治が続くわけではなく、不満があるレベルを超えると、あっという間に中国共産党の弾圧独裁システムは崩壊するのでした。

中国はだましあいの社会

国家を信用していない中国国民は、国家を食い物にし、そんな国民を国家がけっして許さずに武力弾圧する、そういう関係にあるのも納得できることです。知的財産権などまるで無視する中国人社会では、法律さえだましあいの材料の一つとして存在しているのでしょう。

常に内戦状態、暴動状態にあり、年間10万件の暴動が起こる悲惨さにも、妙に納得してしまいます。かりに人口が日本の10倍あるとしても、日本で年間1万件の暴動が発生するとは、まず考えられない。それほどひどい中国なのです。


こんな無法国家・中国が、世界で認められる普通の国家になるにはどうしたらいいか、ですが

    • 世界中が経済封鎖で懲らしめる
    • または、中国内での内戦・クーデターに期待する

しかない、というのでは、つらいですね(笑)。


中国共産党が経済発展を背景に軍事力を優先して世界支配を意図した結果

人民解放軍がもはや中国共産党の支配を離れて暴走しはじめています。孫子の「兵は脆道なり」を文字通り実践しそうなのが、人民解放軍。

中国共産党は「中国が危ない危ない」と危険をあおりながら、どんな詭弁を使ってでも軍備を拡張し、なおかつ「中国は平和国家だ」と事実に反することを平気で表明できる根性をもっています。

自分自身が最も危ない組織であることが理解できていない、その程度の組織なのでしょう。

周辺国が中国のこの危険な動きを察して、軍事力を強化して守ろうとするのを、軍国主義だと断定するのが中国共産党。

      • 鏡に映った自分自身をしっかり見つめる、というどこの国の誰もが幼少の頃から受けてきた基礎訓練ができていない中国人
      • 常に敵が外にあるとしか考えることができない中国人
      • 天につばする中国人
      • 中華の独善

もう信じられませんね(笑)。


日本人が、いかなる状況であろうとも、安倍政権の軍国志向を批判することは大切なことですが

もしも、そういう人たちが中国共産党の軍事優先を批判できれば、立派なことだと思うのですが、決してこれには触れようとしないのでした。

軍事力がないところには誰も攻めてこない、だろうというのは

広大なチベット国の領土がそのようにして中国共産党に占領された歴史、あるいはEUに加盟していない中立国スイスが強大な軍隊を保持している現実、を知らないことから生まれた、ご立派な信仰でしょう。

つまり軍事力を欠く地域へ攻め込むはずがないと思わせておくのが軍国主義者たるゆえんで、こういう楽な地域を占領して「~自治区」(例えばチベット自治区・ウイグル自治区)として武力占領してしまう人たちを、決して信用してはいけません。

こういう話をするだけで、このひとたちにかかると、もうすでに私は軍国主義者になってしまうらしい(大笑)。

この手の賢そうに見えるだけの小学校高学年レベルの連中には

自分と異なる意見を発するものすべてを、「平和破壊者」「軍国主義者」だとレッテルを貼りたがる傾向

がみられます。

このことから、かれらが危険な覇権主義者・軍事優先主義者であることを、多くの人が悟ってしまいます。

この手の人たちには、十分に注意しましょうね。

 

食べ残しは床に捨てる

中国人の食事のマナーについて違和感を持っている日本人は多い。東京・上野のアメ横は海産物や乾物、そして衣類も安く買い物客で賑わっているが、中国人向けのガイドブツクに紹介されてから最近特に中国人観光客が多数訪れている。この近所で古くから洋食レストランを経営している女性は、困惑したような表情を見せる。

「ウチにはいろいろな国からの観光客がいらっしやいますが、中国人観光客があれほどマナーが悪いとは思ってもいませんでした。テーブルの上はオムライスやスパゲッティーなどの食器を乱雑にして食べ散らかして残してあるし、床も汚していくんですから困ったものです。ウチのお客さんには土地柄、古くから在日朝鮮人の方々もいますし、韓国からの観光客もいらっしゃいますが、このようなことは中国人しかしません」

ツアーコンダクターの鈴木妙子さんも言う。

「中国人団体客はバイキング形式のお店に行くことが多いのですが、食べきれないほど取ってきて、それをワイワイ言いながら食べます。結局残してしまうし、サカナの骨や肉の骨をペッペッと床に吐き散らかすんです。また、食べ終わったお皿にタバコの灰を平気で落とします。食事を終えた食器を灰皿代わりにするという感覚は日本人にはないでしょう。床にも食べ残しを吐き捨てるのを見ていると、私たちとは感覚が違うのだなあ、と思ってしまいました」

中国では、レストランでの食事は余るほど注文をし、それを残すというのが礼儀になっている。それは自宅に客を招いて食事を出すときも同じで、客が食べ残すほど食事を出し、客のほうもテーブルの上を散らかすようにして食べて残すというのが礼儀だ。これはあくまでも中国国内でのマナーであり、他人から良く思われたい、面子を立てたいという中国人気質がよくでている。しかし、それがそのまま日本に持ち込まれるのは戸惑ってしまう。

食事のマナーもそうであるが、日本人が戸惑うものに列に割り込むというのもある。「商店で買い物をして、お金を払おうとすると横から他の客の手がでてきたり、切符を買い求めるために並んでいたら横入りをされたりと、中国人には列に並ぶ、順番という考え方はないと思います。それはバスに乗り込むときも列車ででもいっしょです」(上海在中の主婦、佐藤尚子さん)

中国では割り込みというのは当たり前の行為で罪の意識などないようだ。:P.88-89 吉田隆「中国人はなぜうるさいのか」講談社2011年10月12日第1刷


田舎者の根性と言うべきか

中華の独善というべきか、世界中から中国人の「自分たちだけしか見えない行動」への批判が高まっています。こういう人たちが中国国内にとどまっていてくれればいいのですが、経済発展が続いたため一部の富裕層が外国へ出て行き、「中国内で通用しているらしい非常識が世界中どこでも通じる」と勘違い。

    • 富裕層でさえこんなレベルですから、あとは推して知るべき、というところか。
    • ただし一方では、「団体客」だからマナーが悪い、とも指摘され、もしも個人客の海外への出国が緩和されると、それほどひどいことをしないだろう、という楽観論もあります。

確かに「団体だからこそマナーが悪い」ことに反対する人はいないでしょう(大笑)。


広大な中国人を地域別に述べたサイトがあります。いくつか抜粋してみましょう。

北京人

  • 北京人は上海人と対極的だとよく言われる。北京人はおそらく中国人の中でもっともお金に無関心な人種だ。
  • 北京人は、儲け話にあまり興味がない。北京人の興味ある話題は、なんといっても政治である。
  • 北京人はいくら貧乏でも仕事はきちんと選ぶ。面子がない職業は、たとえ儲かる仕事でも敬遠する。おかげで、北京は地方からやって来る者にとっては金儲け天国である。北京人が競争相手とならないからだ。
  • 北京人が喜んでお金を使うのは、自分の名誉や面子、社会的地位を見せつけるときだ。 

天津人

  • 天津人のモットーは「知識足りて常に楽しく」であり、表面的には能力を隠し、慎重に処世する。
  • 天津は商人が多く国際的センスが高く、天津のビジネス志向の人々は反日などあまり口にしない。
  • とくに下町の天津人は親しみやすく、日本企業の進出も多い。 

河北人

  • 河北人は性格が陽気で明らかで、中国全域で一番ユーモアが豊かな人々と思われている。 

上海

  • 上海人はケチだと言われるが、上海人は金づかいに細かく、計算が細かい。一円の損もしたくないというのが上海人に対する一般的な印象である。・・・・そのため、上海人と商売することは、ある意味では安心できる。他の地域の商人は別にして、上海人は相手を騙してまで自分が得をしようとすることはないからだ。
  • 上海人のビジネスは安全第一主義で、大きなリスクには拒否反応を見せることが多い。そのため、相手との約束にも慎重であり、自信がないことはリスクを犯してまで「大丈夫」と口先だけの約束はしない。相手と契約を結んだ以上、必ず守るとの意識が高いため、契約が成立するまでは苦労をするが、いったん契約を結ぶことができれば、安心できるビジネスパートナーとなる。
  • 上海人は身なりを飾ることに金を惜しまない。ビジネスでは軽蔑されないよう、身なりへの心配りが必要。 

江蘇人

  • 江蘇人は、農軽業、小工業、漁業は下層階級の人々が生計を立てる基本業だ。・・・・人々が利口で道理が明らかで性格が温和だ。
  • 多い人才が排出された地域である。 

浙江人

  • 浙江人は、一般的に性格が従順で他人に良い印象を与える。沿海地域には特殊な種族として寧波人がいる。 
  • 寧波人は勤勉で進取的で大企業家の資質を所有している。
  • 商業に携わる寧波人の才幹はユダヤ人に比べることができる。 

江西人

  • 江西人は、接した湖南人と明らかに違う。
  • 江西人は湖南人のように屈強で健全ではなくて、人々に良い感じを与える柔らかさも欠乏している。
  • 彼らは非常に私利的な人々で冷静で心が狭い。 

湖南人

  • 湖南人は、昔の楚国の土地で楚国の戦士の子孫らしく中国軍人たちの故郷と同時に多くの官員たちの出生地でもある。
  • 彼らの充実で正直で強烈な自分意識と荒い反抗精神はこちら住民たちの特性だ。 

広東人

  • 広東人は、言語、皮膚色、容貌、社会的地位がお互いに違う多くの種族たちが入りまじている。
  • 彼らには民族的な活力が溢れる。男らしく食べて働いて、進取的でのんきだ。また彼らはお金を荒く使ってけんかが好きであり、 冒険が好きで気が短い。彼らは蛇を食べる伝統のあるのにこれは南部中国に国を建てた古代中国人たちの血がたくさんまじていることをよく現わしてくれている。 
  • 広州とその近所にある開化種族は知能、企業精神、美術などの面でその他の中国人より優越だ。彼らが作った工業製品は数百年前にもうヨーロッパへまで伝わった。広東人は聡くて計算が早いし、商売に一見識がある。 

福建人

  • 福建人は、多様な人々で構成されている。内地は山を間に置いて風俗習慣が違う。沿海地域人々は開放、進取的で冒険精神も強くて商売もお上手だ。特に臨機応変に上手だ。
  • しかし内地の山間地域人たちは保守的ですごく排他的だ。 

海南人 

  • 広西壮族自治区 
  • 広西人は、文化水準が低くて反抗心が強くて反乱的な傾向がある。少数民族自治区なので少数民族の言語、文化、風習を強く保存している。 

香港人

  • 香港人は、植民地としての歴史が長かったため、アイデンティティ(自国への帰属意識)というものをあまり持ち合わせていない。したがって、自国であろうと他国であろうと、文化や歴史に対する興味はあまり深くない。
  • プライドが高く、ブランド思考。お金に対しての執着心が強く、そのせいか仕事熱心である。損得勘定に敏感なため、支払った金額に対し数量を求める傾向がある。 
  • 香港人は何をしていても金の話が出る。持ち物でも仕事でも、まず一番最初に聞かれるのが「いくら?」である。これは、親しい間柄だけでなく、普通に繰り広げられる会話である。
  • デリカシーがないように感じるが、何千年とこのような文化が続いてきたため、今更変えようがないようだ。そのため、香港人は金を増やすことには非常に積極的である。株式投資や不動産投資、外貨預金など、一般市民が普通にやっている。お金をもうけるための才能はすごいものがある。日本人が何かを作り出したり、発明するのが得意な人種だとすると、香港人は他人の作ったものを売りさばく、商売が得意な人種である。
  • そして香港人は「八卦」である。八卦というのは、聞きたがり、うわさ好きというかんじの言葉。ゴシップが大好きで、人の話にクビを突っ込んでは根も葉もないことを言いふらす。しかし、何でも首を突っ込んで聞きまわるが、忘れるのが早いのも香港人の特性。
  • じっとしているのが嫌いで、常に動いていないと気が済まない。 

新疆ウイグル自治区

  • ウイグル人はお酒と踊り、歌を楽しむ。性格が荒くて野蛮的気質も持っている。一方に性格は豪放で誰ともとても易しく友達になることができる。衣、食、住文化は中央アジア系統で中東アジアの影響をたくさん受けた。
  • この地域は夜10時が過ぎると日が暮れる。したがって彼らの日常生活では北京より二時間遅れた新彊時間を別に使う。 

四川人

  • 四川人は、一般の中国人に比べて純朴で秩序と礼儀を守る人が比較的多い。主に農業、家内工業、塑像業、運輸業で生計を立てている。 
  • 四川の山と水が他の省に比べて良いように、住民たちの素朴な生活方式と穏やかな性格は皆卓越だ。

恋する中国

 

かなり広範囲にわたって地域別の中国人を見ています。多様性があるだろうから、信じるも信じないも自由ですが、知っておいて損はなさそう。

特に、中国共産党が発表する声明や中国共産党系の新聞記事ばかりに目を通しているだけではわからないこともあるので、貴重かも知れません。

 

 

 

 

 

 

 


ウナギ(うなぎ・鰻)の季節

2014年08月18日 07時20分26秒 | その他

 

販売会社・流通業者たちの陰謀のおかげで

ブームに火がつき売れ行きがよくなったのは結構だとしても、ウナギの蒲焼きが売れすぎて、輸入品に頼っているようでは、かなり危ない状態。ヨーロッパ→中国→日本という道筋も、ヨーロッパが輸出制限せざるを得なくなり、いよいよ日本への輸入も来年あたりから途絶えそうだとのこと。

チョコレート用のカカオ豆輸入も高レベルで推移しているようですが、いつどんなきっかけで輸入がとまるかも知れません。

だいたい2013年度の食糧自給率〔カロリー計算で39%、主要国待つ重量計算で59%、生産額計算で69%〕が低すぎ、最大の懸念となっています。中国など、いつどんな気まぐれでレアアースのような輸出禁止をするか、わかりません。

こんな時にTPPでさらに農産物に深刻な打撃を与えそうな状況です。

ただしこれは、農業票との交換で長期にわたり関税や各種規制で保護しすぎ、これが農業弱体化につながったのであり、農業政策が失敗した結果だとも言えます。

むしろ徹底的に農業を自由化したほうが日本のためになる、とも考えられ、もしも利用者である国民の多くが深刻に考え、農業従事者が票に縛られることなく自分の創意工夫で自立する方向に向うならば、私はそのほうがいいと考えています。

しかし、農業票をほしがる周辺関係者や保守党への依存体質から抜けきれない農業従事者の中には、過保護の甘い蜜を吸い続けて楽をし、後継者が育たなくても何とも思わない、人たちも見られますが・・・・。

予想しうる食糧難は、想定外のことで発生するのです。


今回は、夏まっさかりの今、やはり鰻(ウナギ・うなぎ)の話題となりました。

念のために、まえもって言っておくと、私は5年に1度ウナギの蒲焼きを食べる程度ですが、蒸さずに焼いて香りが残っているほうが好きです。蒸したものを焼くと、食べるときにすっかり香りが抜けてしまっているように思うのです。

ただし、蒸さないとしても、多くの客の要望に応えるために「焼いてから冷凍保存」したウナギを解凍・焼き直しするならば、ほとんど香りが残りませんね。

 

落語のうなぎ

うなぎの落語と言えば「鰻の幇間(うなぎのほうかん・うなぎのたいこ)」で、この落語のテキストとしては、次のようなのがあります。

上方落語 江戸落語 Wikipedia

たいこもちが、道で出会った「はっきりと記憶にはない」旦那を、知り合いだとだましてウナギを御馳走になろうと目論み実際にウナギ屋に入ったのですが、敵の方が上手(うわて)だったという楽しいお話。

上方落語にも江戸落語にも残っていて、今でもよく演じられます。

江戸落語家、三遊亭圓生の「鰻の幇間」冒頭にも風情がありました。

「あしたはあしたの風が吹くからいいや~」なんてなことを言っておりまして、まことにど~も淡泊なものでございますが・・・・

 

うなぎの料理方法 

うなぎの話になると、すぐに江戸の背開き上方の腹開き、についてまくし立てる人がいるのですが、さばき方によって味が変わるものではありません。

背開きと腹開きでは、焼く時の串の刺し方に若干の違いがあるのかも知れません。江戸のうなぎ屋は両端に肉の厚みがあるほうが串を打ちやすい、と言いますが、上方のうなぎ屋は腹開きの方が背骨を取りやすいとも。まぁ熟練の問題であり、どちらとも言えませんか(笑)。

やはり味を大きく変えるのは、焼く前に「蒸すか蒸さないか」であり、基本的には、江戸では「蒸してから焼く」のに対し、上方では「蒸さないで焼く」ようです。味がどう違うかと言えば、

    • 江戸の蒲焼き 蒸してあぶらを取り除いてから焼くので、柔らかくて食べやすいのですが、香りが抜けてしまい、あまり味がない、という欠点をもっています。蒸し時間を短くするなど工夫をしているようですが。
    • 上方の蒲焼き 蒸さずに焼くので香りがたっぷり残っていておいしいのですが、味がしつこく、やや固くて食べにくいという欠点をもっています。少しだけ蒸すなど工夫をするところもあるようですが。

健康ブームが長く続いていて、余分なあぶらを取らないように配慮するようになり、上方でも蒸してから焼くところが出ているとのことで、これは納得できることです。恐らく、その蒸し方に各店での秘訣があるのでしょう。

      1. 香りゆたか
      2. 柔らかい
      3. あぶら少なめ

の3要素を実現するには、相当の熟練が必要かも。

あまり食べないウナギ素人の私ですから、

ウナギ屋の前を通りかかったときに流れてくるおいしそうな匂いだけで、この店のウナギは蒸しているか蒸していないか

など全然わかりません(笑)。


参考サイト

一般的な魚の「腹開きと背開き」についてこちら

アナゴの背開き

アナゴの腹開き

アナゴの開き 東西比較


地震前の異常行動 

よくいわれるのが大地震の前にみられる、動物類の異常行動と、異常気象です。

内陸近くの大地震に関する記録が多いのは、やはり関東大震災〔1923年〕で、91年前のこと。

海岸で投網を投げると30cmくらいのウナギがバケツ3杯もとれた。:関東大地震の前日 

これは、おそらく太平洋岸での記録だと思われます。深海に住んでいたウナギが、人間には感知できない地震の兆候をつかみ、危険を感じて浅瀬へ逃げてきたのでしょうか。上記サイトには、亀井義次著「地震の起こるとき」から、地震前のいくつもの異常事態の例が引用されています。信じるのも信じないのも自由ですが、知っておいて損はないことの一つでしょう。 

魚類が釣れすぎたとか網にかかりすぎた時には、何らかの要因があるはずで、それが地震につながっていることが明らかになれば対応する必要があります。

室戸沖各地で深海魚

深海魚ダイオウイカ

特に深海魚が大量に見つかった場合には、注意しなければなりません。巨大な災害が世界や日本全体に何らかの影響を及ぼすとはいえ、多くの地震の場合、一部の地域に深刻な打撃を与えるだけからか、日本全体で信頼性があり誰でも使える地震予兆のデータベースはまだ完成していません。

 

女の言葉とウナギのしっぽ 

女の言葉をとらえるのは、ウナギのしっぽをとらえるようなものだ。(セルヴアンテス) :ジェローム・デュアメル(吉田城訳)「世界毒舌大辞典」 大修館書店 2008/09/01第11刷発行

ぬらりくらりと要領を得ず、あ~言えばこ~、こ~言えばあ~の、という「女性を男性から見た評論」ですが、「女性から女性を見た」なら何も難しいことではないのです。

つまり、その場の状況よりも、継続性や意味性を重視する男性が陥る「欠点」なのかも知れませんね。しかしながら、この欠点がなくなった男性は、すっかり女性化してしまい、今度は周辺の男性からは「不可解な人物だ」と揶揄される運命に(大笑)。 

マグロやイワシと同じように、取りすぎが原因で、ウナギも幻の魚になりそうです。完全養殖のマグロの刺身がまだかなり高額だそうで、もっと手に入りやすくなるのはいつの日か、と憂えています。

そしてウナギにも、同じ運命を感じてしまうのです。

「みんなが好むものを、自動的に自分も好む」という妙な性癖が少しでも減れば、業者が便乗して取りすぎて資源が枯渇するということが、少しは減るかも知れません。

多くの人があまり好まないものに価値を見出す人が増えることだけが、この変な風潮をなくす秘訣なのでしょう(笑)。

 

 



 






 

 

 

 


いつも楽しい「偽装」あそび

2014年08月17日 05時00分34秒 | 社会

 

なんとまた美しいことば、偽装(ぎそう)。「何が美しいのか」とお怒りにならないで下さい(笑)。

  • 偽(ぎ)  「いつわる」「にせの」
  • 装(そう) 「よそおう」「身につける」

この連結「偽装」によって特別な意味があるとしても、広義には「うわべをいつわる」意味にちがいなく、私たちの日常生活でもおなじみです。

 

  • 化粧(けしょう) 

広義の偽装で、本来の自分ではなく、その時代の美の基準に合わせる変身術。まったく化粧っけがないのもどうかと思うものの、人相が変わるほど過激な化粧が日常生活の一部となると、自分をだますだけでなく、人をもだましています。それがわかっているのに止められない。 「それがどうした」と開き直る人も。

  • 整形(せいけい)

こちらは、化粧よりも悪質な偽装。自分の体に傷をつけてまで、その時代の美の基準に合わせたがる。何もしなくても体調の変化があるのに、加えて術後の後遺症に悩むことに。 

最近、韓国のテレビで、母と娘が一緒に整形手術をしたことを話題に取り上げた番組が放映された。娘はまだ若いから、よき伴侶にめぐまれるために整形手術をすることは理解できるが、年をとった母親まで整形手術をするのは、はたして何のためだろうか?

実は背後には、こんな事情があったのだ。もともと母親にそっくりで瓜二つだった娘が整形手術をして突然美人に変身したら、当然母親の顔とは違ってしまう。すると結婚をするとき、新郎側に整形手術をしたことがばれてしまう。だから母親もいっしょに整形手術をして、娘の顔形そっくりにしたのである。・・・・

美人でなくては白い目で見られる社会、顔が美しく整っていなければまともに扱ってもらえない国、韓国。韓国には美人が多いという「神話」は、このように韓国社会の歪んだ価値観、美意識、そして自己顕示欲と過剰なまでの虚礼虚飾の風潮が生み出したものであった。:P.126-128  金文学/金明学「韓国民に告ぐ!」祥伝社文庫

少し前のことだろうと思うので、事情は変わっているかも知れず、日本でも似たような事態になっているかも知れませんが、それにしても韓国社会の「外見を重んじすぎる価値観」に、おおいなる疑問を感じます。

そういえば、韓国のテレビニュースを読む女性アナウンサーが、みな似ているようにも見え、同じような価値観に縛られて整形するとこうなってしまうという見本でしょうか。その国のその時代で「作られた基準の美」に近づける涙ぐましい努力は、周辺からは滑稽に見えるもの。

娘と母親が、そろって整形して誰かをだましても、生まれてくる子供が親に似ていないことで、やがて間違いなく整形が発覚。それではもう遅いというのなら、お粗末な偽装通念と言わざるを得ません。

仏教の経典に

外面如菩薩 内心如夜叉

げめんにょぼさつ ないしんにょやしゃ

とあるらしい。

意訳するなら「見た目は菩薩のようにやさしそうだが、その根性は最悪」。そりゃそうで、人をだましてでも「美しくなりたい」根性がそうとう悪いのは、あたり前田のあっちゃんか。

偽装整形をしなくても価値を認めあえる世の中であってほしいもの。だまされた方が悪いという社会の行き着く先が、今の韓国社会・中国社会とは、あ~あ・・・・・・。

 


では、いままでで覚えている「偽装」を思いつくまま挙げてみましょう。豪華絢爛(ごうかけんらん)とはこのことか・・・・

  

偽装献金・引退偽装

  • 2009年頃でしたか、鳩山由紀夫への、あり得ない故人からの献金や、実母からの偽装献金が発覚し、偽装ブームに彩りを添えました。
  • 鳩山は総理辞任後、次の選挙への非出馬を表明するも、やがて何を思ったかこれを取り消し、さらに選挙で民主党の公認を得られないとわかるや再び引退を表明するなど、都はるみ以上の変遷をみせた偽装引退事件。 

産地偽装 これも非常に多い。法を厳しくすると人は裏をかく。

  • うなぎ イトーヨーカ堂の「うなぎ輸入元偽装」、京都の水谷鮮魚店が中国・台湾産うなぎを使ったかばやきを高知・四万十川産と偽装、愛知県一色うなぎ漁業協同組合の産地偽装などと数え切れない。稚魚を日本で捕って少し大きくなるまで育て、その後どこかの外国で成長させて輸入しても日本での合計養殖期間が(1日でも?)長ければ「国産」表示が可能。この養殖場所・養殖期間を証明する証明書の偽造が特に海外でブーム。偽装ですから内容の検証など不可能な偽造天国でした。まぁ私がウナギを食べるのは5年に1回程度であり、どうでもいいのですが(笑)。〔産地偽装問題 農林水産省
  • 牛肉 大阪の船場吉兆による九州産牛肉を但馬産とする偽装や客が食べ残した鮎の塩焼きを別の客へ提供する事態が発覚し、これらが原因で廃業に追い込まれた。
  • 輸入馬肉 生食用と偽装した長野県の食肉卸会社「大成」事件。これは産地偽装というよりも「生食用」とした点で悪質だった。
  •  この産地偽装も大変多い。中には加工米も含まれたらしい。新潟の「魚沼産産」と称する米が実際の生産量の10倍にもなるとのこと。たしかに極めて少ないはずの魚沼産の米がそのへんのスーパーで売られているというのは、どうもあやしい。悪質なのは袋だけ魚沼産で中身は別物、比較的良心的?なのは袋が魚沼産で中身は1/10が魚沼産(笑)。
  • タマネギ 鹿児島県の学校給食用に使われたタマネギが中国産なのに北海道産と偽装されていたのは2013年。
  • ホテルの食材偽装 2013年には阪急阪神ホテルで、白ネギ→九条ねぎ、ホテルオークラのチェーン店でも、バナメイエビ→芝海老(えび)と偽装。近鉄系「三笠」で、ブラジル産鶏肉→大和肉鶏と偽装。高島屋のレストランで、ブラックタイガー→車エビと偽装。レストラン側はこの偽装で不法な利益を得ていたのですが、裕福な客は欺された事さえ知らず、むしろ高価な料金を支払ったことに喜びを見いだし、九条ねぎと信じた客がカモにされたというお話。
  • 2014年北海道八雲町で、韓国産の養殖エゾアワビ→熊石産と偽装販売。 

耐震偽装

これも一時期、話題になった姉歯(アネハ)一級建築士の偽装設計でした。念のため申し上げますが、ヒマラヤ山脈を南北へ渡るのはアネハヅルであり、ヒマラヤを越すように見せかけて実は越していなかったと偽装渡りを演じていたわけではありません(笑)。

偽装ゲリラ

2008年に南米コロンビア(ベネズエラの西となり)で大統領候補が誘拐されたときに、コロンビア軍がゲリラ仲間に扮してヘリコプターでゲリラと人質を運び出し、ゲリラを拘束し人質を救助したという事件。先日の2014W杯ブラジル大会で、コロンビアは日本と同じグループCに属して格の違いを見せつけ、無事予選を通過しましたが決勝トーナメントでいきなりブラジルとあたり1-2で敗退。日本は予選で敗退(2敗1引き分け)。

リサイクル偽装

2009年に発覚した日立大型冷蔵庫のリサイクル偽装。

STAP細胞

これは今年2014年に理研で発覚したもので、外国雑誌へ投稿した論文も取り下げられ、世界でまだ誰も細胞を生成できておらず、偽装ではないかという見方も出ています。別の表現では「仮説に戻った」とも。論文執筆者の小保方はその後、再現実験に参加し、上司だった笹井が自殺しています。

偽装暗殺

2011年米軍がパキスタンでビン・ラーデンを暗殺し水葬したとされるが、何も公開されていない死体なき殺人、つまり偽装暗殺ではないかという疑惑。そういえば、月着陸船イーグル号の場合も、偽装月面着陸ではないか、との疑惑も。ただしこれらの偽装疑惑には信憑性がありませんが・・・・・・。


中国の偽装事件

品質を大きく低下させ、明らかに健康被害を与えそうなのが特徴。法律の裏をかくことにかけては他国より一日の長があるとみられる中国人ですから、これら単純事件ではおさまるはずがなく、やがて複雑に入り組んだ偽装に手を染め、そして発覚することでしょう。

  • 毒ギョーザ事件 中国産のギョーザを日本が輸入。毒入りなのに安全な食品だと偽装したか。ただし中国の工場での何かの手違い?で余った分が中国市場へ出回り、日本と同様の中毒患者が運良く?出たために犯罪が再現されたのであり、もしも出回らなければ中国共産党としては日本の流通過程で混入したと言い続けたであろうと思うと、恐ろしい。絶対に謝罪しない中国共産党であることを忘れないように。出かけるときは忘れずに、忘れるときは出かけずに(笑)。
  • 偽装牛乳 たんぱく質含有量を偽装するためメラミンを混入させたものでした。
  • 監査偽装 証明書や監査証などの偽造は中国人が得意とするところであり、頻発する犯罪。
  • 偽装結婚 中国人女性が、台湾や日本で起こす結婚詐欺。
  • 食肉偽装 2013年山東省徳州市の火鍋店でカモ肉→羊肉と偽装。
  • 貿易統計の偽装疑惑 中国の輸出に偽装の疑いあり。欧米への輸出がそれほど増えていないのに香港への輸出が特に多いらしいのは、手違いか、単純ミスか、故意の偽装なのか、今のところ不明。輸出扱いにすると税金が免除される制度を悪用した巧妙な手口かも。


北朝鮮

  • 偽装脱北 元北朝鮮高官でから中国経由で韓国へ亡命した黄長を暗殺する目的で北朝鮮から送られたスパイが韓国で逮捕された偽装脱北事件。脱北者なら簡単に韓国へ潜入できたよき?時代の話であり、やがて中国側が脱北者を北朝鮮へ強制送還させるようになると非人道的だと世界中から批判されるに至り、今では国境近くで北朝鮮に逮捕・連れ戻させるように変化し、中国自身は非人道的なことをしていないという「中国共産党らしい非人道的な対処療法」を続けています。


韓国

  • 製造地偽装 朝鮮日報日本語版2014年7月10日によれば、中国製鉄筋→韓国製鉄筋と偽装した輸入業者を検察に告発。
  • 過積載偽装 セウォル号事件では、常態化した過積載を偽装でくぐり抜けたらしい。船の急旋回そのものが謎ですが、それによって船体が傾いて沈没に至ったことから過積載は明かなようです。


 



少し前には「必要悪」と公言する人までいて

日本社会に深く浸透していた暴力団も、法整備が充実し何よりも住民の多くが「存在を許さない」と決意するようになって、その構成員も6万人を切り〔NHK総合 2014年08月14日〕、過去最低になったようです。

ただし暴力団を卒業し社会復帰したい人を社会が受け入れないなら、この人たちはやがて元の黒い社会へ戻っていくしかない。そんな岐路に立っているのが今の日本社会。新しく暴力団組織へ入る人が減ったとしても幹部の二世三世で組織としてはなんとかしばらくは存続可能でしょうから、社会復帰できない人が多ければ、あと20~30年は根絶できないことになってしまいます。

一時期しあわせをつかんだかにみえる整形手術ですが、後遺症の苦しみを乗り越えるためにはまたまた手術が必要。高額な手術代をまかなえない人たちは苦しみに耐えながら生きてゆくか、犯罪に手を染めてまで手術代を捻出しようとするか。


法律をあざむく「偽装」も減らすことは可能でしょう。まずは「偽装を減らすのは不可能だと思わないこと」でしょうか。

ただし一度偽装に手を染めても、損失を埋めるために、またまた偽装しなければならないような人たちをどうするか。

負の連鎖を続ける世の中であってはいけないようです。

やり直せる社会とは、一体、どういう社会なのか。こういう現実をみて「自分は関係がない」と言える人は、いないはずです。


 





勇気ある「撤退」

2014年08月16日 06時39分33秒 | 海外

「撤退」というからには「進出」があったわけで

  • 進出したけれど、経済的理由で、取りやめた。
  • 進出したけれど、政治的理由で、取りやめた。

ということでしょうか。

また「撤退」の形態ですが

  • 屈辱の撤退: 当該人にとっては屈辱の撤退ですが、相手側にとっては歓喜の勝利。屈辱の撤退に対して追い打ちとなる罵声を浴びせることが逆効果をもたらす可能性があり、タイミングをよく考え、相手の屈辱にも一定の配慮をしながら、勝利宣言したほうがいい。いま夏の高校野球の途中ですが、いままで連戦連勝の両校のうちどちらかが必ず屈辱の敗退となるのです。どんな闘いでもそうですが、たとえ勝ったとしてもそれは自分に勝ったのだと思うこと、それが「自分たちの野球をする」という言葉の真意でしょう。
  • 勇気ある撤退: こちらは比較的余裕のある撤退で、甚大なる損害が発生する前に、自らの意志で退却するのですから比較的気楽と言えましょうか。

などが考えられます。

さっそく「撤退」を引用してみましょう。

 

ソビエトがアメリカ東部海岸の主要都市を残らず破壊できるミサイルをキューバに持ち込んでいた。ケネディはテレビに出演し、キューバ危機と自分が命じたキューバ封鎖のことを国民に伝えた。・・・・1962年10月27日、フルシチョフは屈伏し、勇気ある撤退をした。ケネディはフルシチョフのプライドを尊重し、おおげさな勝利宣言はしなかった。:P.42 ヘレン・トマス「ホワイトハウス発UPI(素顔の大統領)」新潮社・トマス 新潮社


著者の故ヘレン・トーマス(1920-2013)はアメリカの名物女性記者で、老齢になるにつれ一目置かれる立場になっていたようですが、やや過激な反イスラエル発言で引退を余儀なくされたのは残念で、イスラエル金融資本がアメリカ社会を牛耳っていると印象づけた引退劇でした。

ソ連フルシチョフの脅しに対し、真っ向から対抗し「キューバを封鎖する」と宣言したケネディでしたが、「勇気ある撤退」を決意したフルシチョフに対してケネディは、勝利宣言をしたものの、あれほど強硬な姿勢を示していたのに相手を刺激し過ぎるほどの勝利宣言までは差し控えたようで、これが今でも、問題がないわけではなかったケネディの価値を、長く維持させている遠因にもなっています。

ヘレンが「勇気ある撤退」としたのにも、特筆すべき点があろうかと思います。

このあたりが、

    • 間接的ではあったけれども実際に米ソ間で戦闘があった朝鮮半島での朝鮮戦争〔1950-1953〕
    • 直接キューバで実際の米ソ戦闘があったわけではないキューバ危機〔1962〕

の違いでしょう。

 

さて現在、東アジア最大の懸念とされる中国問題ですが・・・・

 

中国が掘削作業から撤退する直前、ベトナム首相の顧問を務めたツオン・ライ氏が、ベトナムとアメリカの同盟結成を呼びかける記事を米紙「ニューヨーク・タイムズ」に寄稿した(13日付記事)。:The Liberty Web 2014.07.20

 

カンボジアなどをのぞいたかなりの数のアジア人は、中国の攻撃的な無頼漢に対して、警戒を怠りません。

    • 元高官とは言え、アメリカとベトナム戦争を闘ったあのベトナム人でさえ、中国に対する敵意をあらわにし、アメリカに援軍を求めている段階です。
    • もちろん簡単に「ベトナム戦争」などと一口には言えない事情があったようで、この戦争に対する中国とソ連の取り組み方はかなり違っていたようです。
    • とはいえ中国の儒教を、まるで韓国と同じように取り入れているベトナムが、今や中国と敵対する関係にあるというのですから、わかりませんね。

この寄稿内容がどのようなものであったかを把握していませんが、あのニユーヨーク・タイムズが掲載したのですから、それほどひどい中国中傷内容ではなかったのではないか、と想像できます。

 

中国で外資系企業が労働者を募集しても、なかなか集まらないことが多くなったとのこと。待遇を良くしないと集まらないらしい。ということで中国からの撤退を考えている企業があるようだ。

それには2008年1月から施行した「労働契約法」をつくり簡単に解雇できないよう労働者を守る傾向にあるようだ。

それゆえに、低価格の製品を輸出できる時代が終わってきたということだ。あと4ヶ月で始まる北京オリンピックについては、聖火リレーが世界各国で行なわれており、中国のチベット抑圧を指弾するデモが頻発している今、オリンピック後にはひどいバブル崩壊が起こるとして撤退を考えているのかも知れない。: 2008年04月10日


本日 2014/08/14 確認したところでは、このリンクは切れているようですので悪しからず。

幸いにして北京オリンピック後に「ひどいバブル」は起こらなかったようですが、中国経済の低迷は続き、いくら当局が経済指標を捏造しようとも、崩壊の方向へ向っていることは、もう隠すことはできません。中国共産党一党独裁下の腐敗蔓延では、もうもたないのです。

もし何とか維持できるとすれば、それは北朝鮮同様に庶民の犠牲の上でのみで可能となり、再び年間10万件を超える、恐らく年間50万件を超える暴動につながると思われ、そうでなくても、すでに内戦状態にあると言えます。

こうなればなるほど、中国共産党は「冷静」を装って、統制済みの報道機関を駆使し、

    • 国内向けには、異なる意見に対して逮捕処刑の非人道的な弾圧を続け
    • 対外的には、この混乱は中国を崩壊させようとする悪意ある外国に責任があると宣伝して

庶民の不満の矛先を外国へ向けさせ、一層の超右翼国家となることでしょう。


中国市場へ参入した海外企業が短い間に撤退した事情とは、何だったのか。

    • 中国人従業員の質(怠惰・盗癖・偽装・偽造・偽証などが製品の性能低下につながった。)
    • 賃金の高騰(これまでの富が一部の富裕層へ多く流れ、従業員へは還元されていないことに関係。今の高騰部分の多くもまた富裕層へ流れるか。)
    • 共産党末端との関係(癒着を拒否すると、突然どんな濡れ衣で摘発されるかわからないし、また従業員が虚偽の証言を繰り返す。)


一言でいえば悪すぎた中国社会と中国人の質でしょうか。

別の表現をするなら、優れた人材がいるのに、それを活かしきれない劣悪な社会環境で、その責任の大部分が、一党支配、武力弾圧志向の中国共産党の存在でしょう。

この党支配が崩壊すれば、別の一面が出てくると思います。

  

なお中国の改正「労働契約法」についての詳細は、こちらをどうぞ。

「適法、公平、平等及び自由意思、協議一致、誠実信義の原則」などと公正を装っていますが、もちろん中国共産党の判断こそがこれら諸原則の基準であり、いつでも恣意的に判断できる余地を残しているため、諸外国でみられる「公正」とはまったく意味が異なることをお忘れなく。

あきらかに中国共産党を中心とする談合癒着システムに乗ってこない外資系の摘発を狙った、疑似法治国家の演出でしょう(笑)。

 

たとえ朝中両国が反目し、関係が悪化して最悪の状態に陥ったとしても、軍事衝突に発展するとは考えにくい。六〇年代の中ソ関係がその良い前例だろう。中ソはかつて激しく対立し、中国はあれほどソ連を怒らせたのだが、結果的には大きな軍事衝突は発生しなかった。ソ連は中国への経済援助をすべて中止し、進行中の技術協力と派遣した専門家を撤退させ、中国を崩壊寸前の窮地に追い込んだのだが、中国も屈服せず耐え抜いたのである。: P.128-133 綾野(リン・イエ)著 富坂聡(編)「中国が予想する"北朝鮮崩壊の日"」文春新書 2008年5月20日第1刷発行


まぁ極端な意見かも知れませんが、綾野〔中国の研究者・軍人でリン・イエは仮名〕の主張です。

ここではソ連が中国への軍事専門家を撤退させ、中国が窮地に陥ったとしています。キューバ危機〔1962〕との時代関係がわかりませんが、ソ連は、キューバとともに中国からも撤退したことになります。これが賢明な選択だったのかどうか。中国共産党なら、これが原因でソ連が崩壊に向ったとみなすのが愛国心をくすぐる立派な主張なのでしょう。

それゆえ今では、中国人民解放軍の暴走が懸念されます。はたして中国共産党が人民解放軍を制御できているのかどうか、不安が増します。

暴走すると、中国共産党としては消極的に支持するしかありませんので、諸外国の対応は、この暴走を戒める方向で動くはずです。

もしも北朝鮮の専門家が仮名で「中国共産党の崩壊」について語れば、これは最高におもしろい(大笑)。 

 

中国撤退は「グーグルの自由」=とどまるなら法律順守を-工業相

【北京時事】米インターネット検索エンジン大手グーグルが中国のネット検閲を批判し、改善されなければ撤退する意向を表明している問題で、中国の李毅中工業・情報化相は12日の記者会見で、「出て行くのも、とどまるのも自由だ」との考えを明らかにした。

同相は、中国のインターネットは開放的なものだと説明。「世界中どこでも法律に基づきネットを管理している。政府は国家や人民の利益を守らなければならないし、社会の安定や青少年に悪影響を与える情報を放置するわけにはいかない」と強調した。

その上で、「中国に参入する企業は、中国の法律を守らなければならない」と警告。「とどまるなら歓迎する。出て行くなら法律に基づいて手続きをする。中国のネット市場はこれまで通り急速な発展を続けるだろうし、それほど大きな影響はないはずだ」と語った。 :2010年3月12日19時44分配信 時事通信 

これには、笑いますね(笑)。まるで

    • 外資系もすべて中国共産党と深い関係になりましょう。そうすれば「法律」遵守企業と認定され、けっして「不法」に摘発されることはありません。
    • もし党への袖の下を用意しなければ、いつでも中国の法律を守っていない、という濡れ衣でもって摘発される覚悟をおし。
    • 中国では、賄賂(わいろ)が基本で、その上でどうするかがきまります。

と言っているようなものか(笑)。

また「撤退するかどうかはグーグルの自由」とは、かつての中国の声明から考えると「簡単には撤退させないぞ」の裏返し。

また「とどまるなら法律遵守を」とは、「合法かどうかの判断」は中国共産党の意向に全面依存、を匂わせます。

そもそも中国共産党の存在が、その他のまともな民主国家の法律に照らして「不法」なのは言うまでもなく、中国の法律に照らしてさえ「不法」なのでしょう。

      • ようこそ中華へ、外国資本
      • ここでは党への、ヨイショが基本
      • 癒着がいやなら、帰りましょう
      • しかしそうなりゃ、大損失なので
      • 撤退させずに、生殺し
      • メンツ大切、やせ我慢
      • 世界の中心、中華にありと
      • ひとりよがりの、信仰心
      • 宗教禁止も、信仰不可避
      • 党が崩壊、全滅しても
      • 肥やした私腹は、隠してあるし
      • 何も心配、ありゃ~せぬ
      • 国が破れて、山河あり
      • 障子破れて、桟(さん)があり
      • 期待ふくらむ、新中国で
      • 制度が変わり、お札もできた
      • おかげで私腹が、紙くず同然
      • 国外預金も、凍結されて
      • 無一文の、昔に戻り
      • 内陸地区で、静かに過ごす

貧しくも のどかな日々へ 戻りたや

♬ 

 

その上で「中国に参入する企業は、中国の法律を守らなければならない」と警告。

    • 上の記事の読者は、このように話者にヨイショしながら伝える記事をみて、時事通信社は中国共産党の影響を強く受けている、とみなしてしまうでしょう(笑)。
    • それはなぜか。普通の普遍的な「と述べた」ではなくてと警告」という言葉を使っているからです。発言者が「上からの目線で指示しているという印象を強める」効果が、と警告」にはあります
    • いや中国の大臣がそういう意図で、そう述べた、のでそう表現した、とするならば、そうとった通信社の姿勢がそう表現する言葉を選んだ、というだけ。ま、そんな程度です。

 



最後に、

  • 中国から撤退した
  • あるいは撤退を表明した
  • または事業規模を縮小した

企業名をあげておきます。詳しくはそれぞれを当たってください。以下の順序には何の意味もありません。 

ことの性質上、その後、事情が変わっているかも知れませんのでお含み置きください。


■ロイヤルホスト

最後の上海店を19日に閉鎖 2014年6月20日06時50分

味の素

合弁で展開していた飼料用アミノ酸生産から撤退 2010年11月5日

グーグル

香港で事業継続〔中途半端か〕

■大林組

食あたりで撤退 2011.3.6 

■ヤマダ電機

瀋陽店の1店舗を残すだけ 2013.10.11 

■楽天

百度と提携を解消しEC(電子商取引)事業から撤退

■洋服の青山

現在75%ある中国の生産比率を3年後には50%に縮小する計画 2012/4/28

 

その他、無数・・・・

 

 




 



 

 


 

 



「他人を見習おう」とは

2014年08月15日 06時40分47秒 | 生き方

なぜドイツ人や日本人と中国人がちがうのか、についての柏楊(ポーヤン)の主張です。


第二次世界大戦後のドイツと日本の復興の早さは、本当に恐ろしいほどである。中国人は彼らの立ち直りの早さについて研究した結果、いろんな原困を発見した。例えば、マーシャル・プランや朝鮮戦争による特需など、聞いていると、これらの復興は全部、幸運のせいだったような印象を与える。

みんな大事なことを忘れている。敗戦後のドイツと日本は、もとより三等国家になった。しかし、その国民は、ずっと一等国民である。彼らは、深くて厚い文化的な潜在力を持っている。例えば、一人の頑丈な男が、殴り倒されて失神する。しかし、気がついて立ち上がり、尻についた挨をはたけば、元どおりの頑丈な男であるようなものだ。

しかしわれわれ中国人は、第三期の肺病にかかっている。かつては一時的に世界の槍舞台に立ったこともあるが、今では冷たい風に吹かれると、すぐその場で連続三回、偉大なくしゃみをして、偉大な鼻水を流す。

「アスピリンを飲みなさい」と勧める人びともいるが、われわれはそのような人に対して、「思想が偏っている。国家の基本を揺るがすものだ」と非難する。

そして、間もなくわれわれは逆さまに倒れてしまった。二人の人が助けに来てくれても、持ち上げることができない。

他人を見習おう、と言うと、すぐメンツが潰れる、と思うのだ。

:柏楊(ポーヤン)「醜い中国人」張良澤・宗像隆幸(共訳)光文社


そもそも、せっぱ詰まって「他人を見習おう」とかけ声をあげなければならないところに問題があるようです。もちろん柏楊(ポーヤン)は「せっぱ詰まって」言ったのではないと思いますが・・・・・・。

 

いい習慣を目にしたら、誰が何と言おうともそれを取り入れ、まずい習慣があったら、誰から指摘されることもなく、それを捨て去る、これが自然。自分で考えることが基本であり、そこに国家の強要は必要ありません。

もしも自分で考えるという、いわば「しんどい」習慣が定着していないと、国家の介入を招くかも知れません。

アフガニスタンやイラクには地勢上の固有な困難があるようですが、宗派の利益だけしか念頭になく、もう一段上の「国家」経営まで頭が回らなかったゆえに、外国である米ソやイスラム諸国からの介入を招いてしまって、大混乱が続いているようで、これと似ていますね。


独善性によるものか、または詐欺性によるものか、は別として、どこからかパクってきたことを自分の独創だと主張して自分の手柄にしてしまう人たちに、「他人を見習おう」を声をかけることが、無謀な試みなのかも知れません。

そもそも「独創的な人」は「独創かどうか」の判定に慎重なものであり、「自分の独創だと安易にさけぶ人で独創的な人はまずいなかった」と断定できそうです(笑)。


柏楊は自国民である中国人を

「他人を見習おう、と言うと、すぐメンツが潰れる、と思うのだ。」

と捉えていますが、私は

「面子(メンツ)」があるから「見習わない」のではなくて「パクリ根性が旺盛」だから「見習う」という言葉を知らないだけ

と考えています。

他人から自分への敬意を欲するなら、まずは他人に対する敬意をもたねばならないのであり、他人に敬意をもたない人が「見習う」ことはできないのでした(笑)。


「見習う」とは、マネをするお手本があり、しかもそれを引用・踏襲していることを「堂々と」表明することにほかなりません。

「何でもパクってきて、自分が発明した」とする自然崇拝があるかぎり、絶対に「見習う」とは言えない。

なぜならば

    • 「パクる」行為そのものが独創であり発明である。
    • 「見習う」と言ってしまえば「パクリのメンツがつぶれる

からでした(笑)。


柏楊が自国中国人を強烈に批判しているこの言葉は、他のどの民族・国民にも適用できる普遍性をもっています。


  • 世の中には、絶対にブレない、人のマネをしない、頑固(がんこ)とも言えるほどの強固な姿勢・信条をもった人がいますが、そんな人でさえ、その姿勢・信条を、いつかどこかで仕入れて気に入ったからこそ、その時点から頑固になり得たと言えます。
  • 「自分の頑固さは独創的なものだ」と頑固に信じている人へ失礼なことを言うようですが、「見習う」精神があったからこそ「頑固」を身につけることができた、というのが本当のところではないか。一見して「頑固」の正反対だと思われる「見習う」ですけれども・・・・。
  • この意味で言えば、過去から現在に至る4000年の間の中国ではもともと仕入れ段階で敬服に値する「見習う」精神があったからこそパクリ根性が発達したとも言え、やがて中国人が「パクリ」ではなく堂々と胸をはって「見習う」と言える時代がやってくる、私はそれを固く信じています。そのために、あと4000年が必要だとしても・・・・。

 


柏楊(ポーヤン)の主張を聞いていると、次から次へと何かが浮かんでくるもので、こういう主張ができる人のことを、昔の人は賢者と呼んでいたのでしょう。

日常生活に「倦(う)んだ」時には、こういう賢者の話に耳を傾けるひとときがあってもいいように思います。

 

 


~団体の使用頻度

2014年08月14日 05時40分41秒 | 社会

日本では、かつて

きっと本人たちにとっては大切だったかも知れませんが、左翼系の組織が、外部から見たら「つまらない内部対立」の対策に明け暮れた時期があったようで、その結果、行き着いた先は議員数の激減。文字通り「反対のための反対」の組織に転落してしまいました。

その後、極端な左翼思想色を薄めた団体が増えたためか、マスメディアで使う用語にも変化が認められます。資料がないため過去との比較はできませんが、現在での簡単な調査結果をまとめてみました。 


  • 調査対象:マスメディアのニュースWeb版

朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、読売新聞、時事通信

各トップページでの検索窓から検索

  • 調査年月日:2014/08/13 11時頃
  • 調査用語:

左翼団体、右翼団体、市民団体、住民団体、民間団体

 

調査動機 

  • よく聞く「市民団体」とは一体何なのか、という疑問。
  • 新聞社として、具体的な団体名を書くと、団体との近すぎる距離を疑われる恐れがあるから「~団体」とするのか、という疑問。
  • では、左翼団体、左翼団体の区別は何か、という疑問。 

などがあった。


調査結果:件数は以下の表の通り

 

今回の簡単な調査結果から、大胆な結論を導き出す意図はありませんが、単なる印象程度なら、簡単に書けます(笑)。


まず、左翼団体・右翼団体

という使い慣れた言葉がありますが、

    • 使い慣れた結果として、読者がこれらに勝手なイメージをもってしまう恐れがあります。
    • これは使った側の責任でもあるのですが、別の表現で同じことを伝えたいのがマスメディアの手法でしょう。
    • またかつてのように、簡単に左翼団体とか右翼団体では弁別できない時代になってきたのかも知れません。

驚くのは、左翼団体というのがほとんどみられないこと。

    • 朝日新聞の2件は、連合赤軍と、トルコの記事のみ。

ここでは、時代が変わり、左翼団体とか右翼団体ではなく

    • より厳密な分類に従って言葉を使うようになった。
    • 別の意味が加わったため、別の言葉で表現する方がよりいいと判断した。
    • 前の意味を否定する意図で、あえて異なる表現へ改めた。

などが考えられます。


これは、日本で「社会党」や「共産党」という、かつてはかなり勢力があった政党が衰退してしまったことと、大きく関連があります。

  • 社会党に所属する議員数は、内部闘争(外部党争も)を繰り返しているうちに激減し、今では社民党(社会民主党)と改名して衆議院議員・参議院議員の合計で現在5人存在しているに過ぎません。
  • 日本共産党の議員も減っており、衆議院議員・参議院議員の合計で現在19人。これは社会党・社民党の激減に比べると通常の減少でしょうが、世界的に見てもう共産党は衰退期にあり、役割は終えたので、古色蒼然たるイデオロギーをきれいに捨て去って、党名を変えたほうがいいと思っております。老舗のソ連が崩壊し引き継いだロシアが相も変わらず共産主義・全体主義的な言動で世界中から制裁を受けているし、同じように共産主義を標榜する中国もまた世界中から大いに警戒されていて国家の崩壊も間近だと揶揄されています。あの中国共産党の独善では、そもそも無理なんでしょう(笑)。 

しかし浮動票層が

これらの政党の支持をやめたからといって、政党が存続できなくなるほどにまでは至っていないようで、宗教政党と同じで、少ないながらも固定ファン層をつかんでいるようです。

これらの政党以外も含め無数の団体が

  • 政党名・組織名を二重三重に隠した覆面の日常活動に力を入れていて、これがマスメディアを賑わせている「市民団体」という名称になっているものと、思われます。
  • 何も知らない庶民が、美しい言葉で飾られたパンフレット内容にだまされて何かの催し物に参加してしまうと、すかさず住所・氏名・電話番号をしつこくしつこく聞き出され、あろうことか敵対組織によるスパイではないかとも疑われながら、無事疑惑が晴れて無罪となったのはいいけれど、ついには組織費や党費を納めさせられる被害と、あいなる次第であります(笑)。
  • もちろん折伏(しゃくぶく)に成功した担当者は、そのポイントによって組織内で手厚く処遇されることでしょう(笑)。
  • この手の活動が、あらゆるところで活発になっているようです。事実、支持する政党をもたない(これは正解かも知れない)「無党派層」なる人たちが全有権者の大きい部分を占めるようになり、これを取り込もうと、なりふり構わない争奪合戦が繰り広げられています。場合によっては、政党だけではなく、各種団体や宗教組織や霊感商法の組織などが、混乱に乗じて会員を増やし資金集めに奔走しています。

くれぐれもだまされないようにして下さい。


ところで私がもしも「あんたの支持政党はあるのですか」と聞かれたら

私は堂々と答えるでしょう。私は「ふどうひょうそう」です、と。

そしてそのふどうひょうそう」は

不動票層」であり、決して「浮動票層」ではない

のでした(大笑)。

「不動票層」とは、不動明王でおなじみの「不動」。動かないという意味でして、支持する政党は残念ながらないけれども、自分自身は動かない。その時代に、どの政党が主張の面で私に一番接近してくるかを精査しながら投票活動に至るという手順です。

それに反して、「浮動票層」とは、支持する政党がないことでは同じですが、その時々で自分の意見が変り、場合によってはこの党に、別の場合にはあの党に、という投票活動をするという意味でしょうか。


再掲しますと

特徴的なのは、毎日で使用頻度62%の「市民団体」という単語。 

 

同様に、 毎日で「住民団体」が、朝日・毎日で「民間団体」が特徴的です。

 

敢えて言えば、毎日が好きな「住民」とは、そこに住んでいる人一般の活動のようで、その所属先は問わない分類らしい。

一方、朝日が好きな「民間」という言葉は、公労協など公務員の団体ではなく民間企業の従業員で構成される団体、という匂いを出して区別しています。

これは「市民団体」という表現では、怪しげな霊感商法の団体や宗教勧誘団体と区別ができないという不満が出たからでしょうか「住民団体」や「民間団体」を造語した、と見られます。

やがてこの「住民団体」や「民間団体」さえ、まとも?な政治団体とは言えなくなり、別表現が望まれるようになること必定。まるで振込め詐欺・おれおれ詐欺、危険薬物・脱法薬物、反社会的集団・暴力団・ヤクザ、の世界ですね(大笑)。

これらは読売や産経や時事ではあまり使われていないのに、毎日と朝日が大いに好む言葉のようです。

 

また、先にも触れましたが

  • 「左翼団体」という語も死後に近く、朝日で2件あるだけ。しかし「右翼」系では、「右翼団体」という言葉で一括表現できるとみなしているようで、特に細かく分類していません。しかし「左翼」系では、時流に合わせて「左翼団体」をほとんど使わずに、もっと細かく「市民団体」から「住民団体」・「民間団体」などを多用して、それらの独自性を強調しています。

 

たったこれだけの言葉ですが、敏感に扱っている毎日・朝日系と、それほど神経を使っているとは思えない読売・産経・時事とでは、大きく異なります。

ということは、すでに知られている通り、毎日・朝日系が「左翼系諸団体」の記事を多く扱い、それに対抗する形の「右翼団体」を特に朝日で多用している、と結論付けられそうです。

たいした結論ではありませんでしたが、こんな結果になりました。

このようなマスメディアが使う用語を、いろいろ選択して調査・比較してみるのも、なかなかオツなものではあ~りませんか(大笑)。

 

 

 



日本を軽んじる言葉

2014年08月13日 09時55分46秒 | アジア

無数にあるとされる韓国での「日本を軽んじる言葉」には笑います。

「なぜ笑うのか」といえば、人が誰を尊敬し誰を軽んじてもかまわないのですが、そこに賛同できない笑いたくなる根拠があるからです(笑)。

イタリア南部と朝鮮半島南部でみられる強烈な差別意識に共通点があるのかどうかわかりませんが、韓国には日本統治時代からではなく、相当むかしから日本を劣等国とみなす差別風潮があったようです。

反日・抗日・侮日・嫌日・克日・用日・要日・従日 ・・・・

それぞれの意味は何となくわかるとしても、これらの微妙な違いなど私にはさっぱりわかりません。皆様はいかがですか(笑)。 


朝鮮半島での日本蔑視の風潮は

いうまでもなく朝鮮半島が、陸続きの暴力大国「中国」に屈しつづけてきた、という歴史背景からきています。

「儒教を発明した中国よりも礼節を重んじる礼儀の国」としての誇りは、いわば劣等感の裏返しから生まれた生存のための智恵だったようです。

よって必然的に、鬱陶しくもあるけれど生きていくためには仕方がないこの「二流国意識」の屈辱を薄めるために、海の向こうにある日本などは、「この中華の恩恵」さえ行き届いていない三流国・野蛮な民族とする意識が芽生えます。いわば明国以後はもちろんのこと、それ以前から骨の髄にまでしみ込んだ朝鮮半島人の生活の知恵だったのでしょう。

この奇妙な序列意識は儒教特有のもので過去の産物ではありますが、朝鮮半島では現在にまでも脈々と受け継がれている朝鮮族の潜在意識となっています。


こういうとらえ方によって、いままで不可解だったことが納得できるようになるかもしれません。

  • 韓国で、なぜ次から次へと、新しい反日国是が生まれるのか。
  • 韓国で再び反北朝鮮意識が強くなっています。まるで李氏朝鮮のように見える同胞の共産主義風味儒教国家・北朝鮮が、同胞の韓国や同じ共産国である中国と距離をおきながら、その反動で日本に接近しつつある現在、なぜ韓国で日本を軽んじる風潮が強くなっているのか。
  • 韓国が今、なぜ限りなく中国へ接近しつつあるのか。


色々な人の見解はどうでしょうか

 「用日論」がメディアに登場したのは、韓国大手紙の『中央日報』(2014年1月9日付)の社説「政府、『用日』の世論に耳を傾けるべき」が最初だ。記事にはまずこうある。・・・・

 最後の締めでは、〈原則よりも、国家の利益がさらに重要だ〉と結ぶ。・・・・

 これまでにも韓国では、「反日」や「親日」以外に、こういった「○日」という造語がいくつもあった。植民地時代に日本に対して行なわれた抵抗活動は「抗日」で、成功した日本を研究せよという意味で1980年代に使われたのが「知日」、その後、日本に追いつけ、追い越せという意味で「克日」という言葉が生まれた。・・・・

 「用日」は、本来、「克日」で追い越したはずの日本に改めてすり寄らざるを得ない事情を、利用するという「上から目線」のスタンスでごまかそうとする国民感情が背景にある。

 筑波大学大学院の古田博司教授(東アジア政治思想史)は、そうした「上から目線」の根底にあるのが「小中華思想」だと指摘する。

 「自己の文明を世界の中心と考えるのが明国(中国)の中華思想で、明国の兄弟国を自認した李氏朝鮮は、日本をはじめとする周辺の野蛮な国に、礼や文物を教えてやる立場だと信じていた。これが小中華思想で、ときに他国に対して威圧的、強権的、差別的になるところは現在の国民性にも通じます。

 彼らにとって日本はいまなお野蛮な夷狄(いてき)のまま。にもかかわらず、日本が韓国を遥かに上回る文明国となったことが我慢ならないわけで、だからこそ、日本を正当に評価しようとはしない。これまで苦しんでいた日本経済が、ここのところうまくいき始めたことから、日本をうまく利用してやろうという傲慢さが、用日論という考え方の背景にあるのです」

 こうした背景を理解すると、韓国に対して手を差し伸べるのは馬鹿らしく思えるが、日本はどう対応するべきなのか。山口県立大学の浅羽祐樹准教授(比較政治学、韓国政治)はこう語る。

 「応じればいいのではないですか。上から目線のご都合主義で、日本人からすればムカつくかもしれないが、日本にとっても韓国が役立つのなら、お互いに協力してもいいと思います。用日論に対して、日本が“用韓論”で対応するのはアリでしょう」

 あえて大人の対応をすべきだという。最近、韓国を訪問したジャーナリストの宇田川敬介氏は、そのうちに韓国のほうでさらなる変化が起きる可能性があるという。

 「韓国の学者の間では、『用日論→要日論→従日論』へと流れて行くという見方が出ている。どういうことかというと、今のように経済の勢いを失っている中で、経済界から用日論がわき上がっている。

 が、それでも韓国政府が『告げ口外交』を繰り返して反日を訴え続ければ、日本を活用どころか、日本がなくてはならない必要な存在になり(要日論)、さらには日本に従わねばならない経済状況になりかねない(従日論)--ということ。

 韓国が中国と距離を置き、日本にシフトしないと、いずれ『従日』にならざるを得なくなるという意見が出ているんです」

 ※週刊ポスト2014年2月14日号 msn産経ニュース 2014.2.5 18:37


上記中で、ただ一つだけ異論があり

  • 「明国の兄弟国を自認した李氏朝鮮」ではなく
  • 「明国の属国を余儀なくされた李氏朝鮮」

だとは思いますが、その他の部分については賛同できます。

 

李氏朝鮮〔別名、李朝・朝鮮王朝 1392-1910〕は

軍師だった李成桂(りせいけい イ・ソンゲ)が自らが属していた高麗王朝〔中国の元と親しかった?〕に反旗を翻し、中国で元から明へ移りつつあった時代に朝鮮半島で親明の国を目指して起こしたクーデターで建国した国家

で、わかりやすく言えば、腐敗した元に寄り添う高麗王朝を見限った軍師が祖国をのっとり、明の属国に甘んじることを目指し実際にそうなったクーデターで、爾来(じらい)500年にわたって中国の属国に甘んじていたのでした。 

この事実を正しく教えていない韓国が「歴史を直視していない」のでした。異なる見方を許さず、都合の悪いことを決して表に出さず、都合のいい歴史観を死守し、歴史を解明しようとしない姿勢が朝鮮半島の「正しい」歴史観でした。

 

こうした歴史を背負っている韓国では

一応、選挙によって政権が交代するという点では、北朝鮮はもちろんのこと、総選挙が存在しない中国とは、一線を画していますが、「自らの歴史を解明しようとする姿勢をもった政党が現れない」し、軍事クーデターで政権を得た朴正煕大統領による弾圧が30年以上前の大統領暗殺によって終わったかに見えましたが、形式程度でさえ民主主義国家に脱皮してまだ20年そこそこに過ぎないのです。

しかし韓国社会の実質は、

異なる意見を認めないという旧態依然とした自国中心の超右翼弾圧国家のまま、華僑を追い出し北朝鮮や日本を敵視し続け、揺れに揺れる放浪国家、

というもの。

私たちは、しっかりとこの国の動向を注視し続けなければなりません。


韓国のマスメディアの脱皮が、一つの鍵となるかも知れません。左翼系の論調がみられるというハンギョレ紙を例に挙げましょう。

 

    • ベトナム戦争時に自国韓国軍兵士によるベトナム住民虐殺・強姦の報道をしたところ、退役軍人たちが同社を襲撃したというニュースがありました。 Wikipedia zakzak 
    • また 2014.07.05付けでは、「人身売買され米兵の相手を」と現在64歳の女性が証言する記事も。
    • さらに2014年8月13日の記事では、「韓国軍兵士、過去10年間で820人自殺」とまで報道するようになりました。

 

私は、韓国のマスメディアが、今まではタブーとされていたと思われる自国の恥部を、堂々と報道し始めたことに驚いたものです。

この驚きは、韓国では未だ機が熟さない、とみていたことによるもので、今でも韓国は民主国家でないと思っておりますが、だからと言って韓国を見下していたからではありません

ここが、他国を平気で侮辱する韓国人と明確に異なるところで、私はどこの誰にも敬意をもって接している日本人のひとりです。

このあたり、他人に対する敬意が見られない韓国人と大きく異なり、誤訳され易いところでしょうか。




多国籍間ではなく2カ国間の協議を志向する中国

2014年08月12日 10時04分08秒 | アジア

 

独裁者や共産主義者たちとしては、何を協議するにしても

  • 多国籍間の協議
  • 2カ国間の協議

のうち、もちろん後者の「2カ国間の協議」しか念頭にありません。

したがって中国が議長国として始まった北朝鮮に関する「6カ国協議」が成功する見込みなど初めからなかったのでした。

2009年に北朝鮮自身が協議から離脱、ますます北朝鮮が強暴になり、2011年に金正日が死去し、世界中から北朝鮮が隔離制裁され続けております。

 

先日のASEAN閣僚会議でも如実にそれが表われております。

 

 【ネピドー共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議が10日、ミャンマーの首都ネピドーで開かれた。中国とASEANの一部加盟国が領有権を争う南シナ海問題で、ケリー米国務長官らが中国を批判。中国の王毅外相は問題解決に部外者は必要ないと反論し、激しい応酬が交わされた。

 

 北朝鮮核問題をめぐっては、ケリー氏が核施設の稼働を凍結し、国際原子力機関(IAEA)の査察要員を受け入れるよう要求。今回が初めての参加となる北朝鮮の李洙ヨン外相は「米国の敵視政策」のために核兵器開発を余儀なくされたとして米国を非難した。:中日新聞 2014年8月11日 01時33分


ここでは、一番の懸案である南シナ海問題で、

おそらく中国が会議開催国ミャンマーを丸め込んだためか、または中国や韓国と経済関係が深いカンボジアなどの抵抗があったためか

中国を法的に拘束する声明は出なかった模様です。このように中国を支持する国がいるかぎり、南シナ海での混乱は一層激しくなることでしょう。

もちろん日本近海では、韓国が中国支持に回るため、混乱は一層激しくなる見通しです。


このように中国をめぐる騒動では常にまとまりがなく、いつも

「中国を刺激する」ために「中国の横暴を押さえる法的規制ができない」

という矛盾が続いております。

日本の少し前の状況で言えば、

「総会屋を刺激するので規制できない」

「反社会的集団を閉め出そうと議論を開始する、それ自体が刺激となり、無謀な行動、殺人事件などを起こすので、規制できない」

という状態でしょうか。


つまり「規制する議論そのものが相手を刺激する」ゆえに「無法行為を暗に認めてしまう」という結果となっていますね。暴力団のやりたいほうだい、というところでしょうか。


武力衝突は、それこそ中国の思うつぼ。

13億もの国民がいるので、人権を無視する弾圧国家としては、それこそ無秩序で無慈悲な言動に走ることでしょうから。

それゆえ、

最低限の国際的な警察力で防御しながら、経済的に中国への封鎖を続け、国家運営が成り立たないようにもってゆき、やがて中国恒例の内戦状態を待つ

ことでしか解決策がないようにさえ思える昨今です。

かりに内戦状態に陥れば、

中国共産党から、もう非人道的な弾圧でめちゃくちゃにされた人やその親族縁者たちなどが何千万人もいるであろう中国ですから、あっというまに中国共産党はその末端組織まで崩壊し、もしも「うまくまとまれば」の話ですが、新しい国家の建国へと向うことでしょう。

しかし「うまくまとまれば」はあり得ないと指摘する人もいて、これを強権弾圧で支配し、やはりまた中国共産党と同じような独裁政権が誕生し、またまた人民の人権を抑圧し始めることでしょう。

最終的には、中国に新しく誕生した国〔名称は未定〕が現在の中国共産党とくらべてまだましかどうか、という判断が、日本を含め世界各国に求められることでしょう。


ASEAN会議の話に戻りますが


中国の王毅外相が「問題解決に部外者は必要ない」と反論したとのことは中国には脅しと威嚇が効くと信じている「2カ国間の協議」しか念頭にないことを如実に示しています

中国が経済的に関係を深めているカンボジアなどがアジアの混乱を収拾するのに役だっていないのに、部外者であるアメリカが混乱を深めていると論点をすり替える姿勢が中国らしい。

どこにも見られますが、特に中国に強いのが、相手の問いかけをまったく聞かず、ひたすら自分の主張だけを繰り返し、あっちむいてほい症状。

崇高な目標を掲げたはずのASEANではあっても、しょせんは法秩序で統治するという強い姿勢をもつこと能わず、混乱が延々と続き、アジア各国でもいつの間にか担当していた政権が交代している、そんな情勢です。

私は、諸悪の根源がやはり中国共産党にある、と考えています。


また「米国の敵視政策のために核兵器開発を余儀なくされた」と犠牲者性を高らかに歌いあげる初参加の北朝鮮のことばにも笑います。

気品ある?儒教国家の面子を認めず、北朝鮮高官の神聖にしてその場限りのこじつけによる約束破り決定?を批判するアメリカこそが諸悪の根源であると信じ、相も変わらず国民を人質として朝鮮半島北部に立てこもる金王朝国家の旧態依然とした姿があるのみ。

この国の為政者の視界には北朝鮮の国民が入っておらず、ひたすら金一族による「未成熟であわれな北朝鮮国民を統治支配」という独りよがりの貴族趣味風味・政権維持だけが最終目標となっています。

日本の平安末期の歴史をふり返ってみても、平氏一族による貴族趣味風味・政権維持が限界に達し、やがて源氏が平氏を追討して完全に政権を奪取します(その後あわれなことにその源氏の将軍が次々と不穏な死を迎え、鎌倉幕府は自然崩壊する・・・・)が、時代が異なるとはいえ、北朝鮮はどうなるのでしょうか。

 

序列を重要視するだけで、国民の生活など考慮外、為政者の現状維持しか考えない儒教とは、このような恐ろしい結末を引き出してしまうのでしょうか。

 

中国にも北朝鮮にも、人材はいるはず。その人材が世界のため、人類のために貢献できる政治環境を作ることが、今、なによりも求められています。その実現が、中国共産党や朝鮮労働党の崩壊後でしかなさそうに思えるのが、実につらい。

日本の左翼陣営、一方的に「反対のために反対」している陣営の人の中にも人材はいるはずで、会派名を変えて出直すことが支持を多くするために必要だ、と思うのと似通っています。

 


 





 

 

 

 

 

 


面子(めんつ)

2014年08月11日 15時00分08秒 | アジア

誰にも、どこの国民にも、外から見ると笑いたくなるような固有の特徴がありますが、真剣ですから決して笑ってはいけません(笑)。←笑っている(笑)。←←またまた笑いが

 

日本でも江戸時代、一部の地域では、公衆の面前で笑われることは大きな恥であったらしいのですが、今では無数の「お笑い芸人」が「人に笑われる」ことを目指して切磋琢磨しているようで、隔世の感があります。 

 

中国の面子 (「めんつ」 中国語では「ミェンズ」)


昔の中国では、面子のためなら命さえ惜しくないという時代があったらしく、中国共産党支配の今でさえ、その意義を失っていないようです。

中国人の「面子」重視の姿勢は、中国人に骨の髄までしみこんでいるため決して「悪い」とは認識されず、諸外国によって高官の面子をたてる交換条件として不平等条約を結ばされるなど、巧みに利用されてきました。が、そもそも無意味な面子にこだわる中国人自身のほうに問題があるのですが・・・・。


さて近年成立した中国共産党が建国した中華人民共和国では、そのイデオロギーからか、捨て去ったかに見える儒教精神からか、諸外国が中国人の面子を重視しながら大量に搾取してきた歴史をふまえ、いまでは、「諸外国は何をするにしても中国を食い物にしている」と懐疑的になり、面子の正反対の方向へ振れてしまい、まさにこれが現代の面子だとも言えます。

徹底的な面子依存」から「諸外国は面子を利用して中国共産党を崩壊させようとしている」へと、正反対へ振れたわけです。

このように以前の政権を全面否定する伝統は、それはそれは熾烈で残虐なほどですが、大きく正反対に振れるため、歴史を直視できない流れが中国4000年の歴史となっています。


    • 「歴史を直視せよ」と言いながら、文化大革命や天安門事件について言論を完全に封殺している中国共産党がまずは「歴史を直視」しなければならないのでした。
    • 「歴史を直視せよ」と言いながら、ベトナム戦争時の韓国軍兵士について報道したハンギョレ社へ退役軍人が殴り込みをする韓国政府がまずは「歴史を直視」しなければならないのでした。


中国や韓国が、自らの欠点を言論統制と武力拘束で覆い隠しながら、他人・他国に対して「その欠点」を尊大にさけぶのですが、その資格さえないという現実が落語のようにおもしろい(笑)。

庶民側としては、言論が統制されているので政府や番犬のように統制されたマスメディアの発表しか目にできる判断材料がなく、無意識で当然のようにして、その方針に信頼を寄せてしまいます。他の見方など、知らない、知らされていない、あり得ない。まるで日光東照宮の「見ざる言わざる聞かざる」症状でした。

中国では日本のテレビ放送を常時監視していて、不都合な場面ではいつでも遮断できる状態だし、Internetなどはもう手遅れ状態で、単語によっていとも簡単に受信統制できます。韓国でも同じような状況でしょう。

この尊大さは、中国人・韓国人の国民性とも言え、その反動が自らに降りかかってくることが確実にわかるのには、あと500年が必要なのでしょうか(笑)。


先日、

賞味期限切れの食材を使っていたとかで摘発され、それを輸入していた日本の外食産業が利用を中止した、と話題になりました。 

私が、中国上海の福喜食品で不正があったというニュースを聞いて、最初に思ったのは、

これは中国共産党の息がかかっていない企業の不正をあばいて、蔓延している不正は許さないという姿勢を示したもので、これが文字通り中国社会をむしばんでいる不正の象徴だ、

というもの。

もしも中国共産党主流派の幹部に関連があれば絶対に表沙汰にはならないだろう

と思っていると、福喜食品が外資系であったことを知り、なるほど、外国資本に対しては面子を全面的に否定して摘発する姿勢を示し、その代り中国共産党主流派に関連するところでは袖の下が生きていてちゃんと面子が保たれているのだろう

ことの正しさを再認識しました。

 

これに関連したニュース記事を見ていると

  • よくぞ中国共産党はやった。これからの中国では不正を許さないという姿勢を示した。
  • 内部告発(盗撮)で不衛生や不正をあばいた。
  • 自浄作用が働き始めた中国。 

などというひいき目の内容が目立ちますが

残念ながら上層部のむごたらしい対立と、いつの間にか粛正されて表舞台から姿を消してしまった人が多すぎ、鉄のカーテンで覆い完全秘密主義を貫き、報道を完全に掌握して不都合な報道をさせない中国共産党の事情が少しわかる私としては、これらのニュースは、表面を取材しているだけで、あきらかに事実をつかみ切れておらず、偏向しているとさえ思うのです。

 

さて辞書によると 

面子 体面。面目。「―を立てる」「―がつぶれる」「―にかかわる」Web goo辞書 

また金文学は、林語堂が 

「面子を定義することは難しいが、一つだけ確実に言えることがある。この国の国民がすべからく自らの面子を捨て去らない限り、中国は決して真の民主国家にはなり得ないだろう」

:P.187-189 金文学著/蜂須賀光彦訳「中国人民に告ぐ!」祥伝社黄金文庫 平成22年(2010年)11月30日第10刷発行

と述べたと、しております。

林語堂の主張には多くの人が賛成するにちがいありません。

儒教の影響は朝鮮半島にも深く浸透しており、2014年現在、韓国が限りなく中国に接近し、北朝鮮が中国から少しずつ離れつつある現状を理解するのに役立つ見方でしょう。

妙な序列意識は儒教の専売特許とも言える悪癖で、いまだにしっかり儒教を保持しているベトナムとさえ険悪な関係になるほど「儒教を捨て去ったかに見える」中国ですが、実は中国の裏の社会を支配するのはやはり腐敗し異臭をはなつ儒教。

これを示す例をいつもニュースから読みとることができます。もちろんその裏付けを探るのがマスメディアの仕事ですが、それは私の仕事ではないでしょう。

決して庶民の面子を許さないとして武力弾圧・人権無視・取り締りの人治主義を続け、高官の面子だけに寛大なのでしょう。これが中国流の政治。アジアにはアジアの流儀がある、と主張している裏の意味は、中国の影響が及んでいない日本は「アジア」ではないとし、そのうちに「アジア」にしてやる、と狙っているということでしょう(笑)。オオコワ!

中国の全国民が面子を全面的に捨てない限り、中国は真の民主主義国家にはなり得ない。

これは重みのある言葉です。

近年、民主主義を否定し始めた中国ですから、面子が支配する袖の下文化は、中国共産党一党支配が崩壊するまでしばらく続きそうです。

 

金文学は続けます。

魯迅は中国人の面子を、「自ら自分の顔を叩いてぶくぶくに腫れさせてから太ったふりをすることだ」と批判した。清の支配層は西洋との談判に完敗して、租界地を無償で割譲せねばならない屈辱を味わってからも、この面子を保つことで、虚栄心を満足させた。・・・・

いまでも中国では外部、外国人に対していいところだけ見せる癖があって、豪華な設備を備えた施設や学校、企業だけを視察させている。それゆえ外国人には絶対に見せてはならない禁止地域も無数にある。外国人の目を騙すことで、結局は自らも騙すというペテンにまるで気がついていない。

:P.186 金文学著/蜂須賀光彦訳「中国人民に告ぐ!」祥伝社黄金文庫 平成22年(2010年)11月30日第10刷発行

 

「武士は食わねど爪楊枝(つまようじ)」を思い出させ 

空腹でも腹一杯だと体面を保たねばならなかった苦労をしのばせますが、これが江戸時代においては支配者にとって有力な現状維持の理念になっていたことがわかります。

いまでも少し残っているとも言え完全には消え去ってはいませんが、多くの日本人にとっては、死語に近いでしょう。

しかし「面子」は、現在の中国人や韓国人にとっては、まだ現役?の重要な役割を占めている言葉のようです。

いまだに儒教が支配する韓国社会では、古い序列意識、つまり

    1. 中国が一位であり
    2. 中国よりも儒教を大切に守っているとも言える韓国が二位
    3. そして儒教の恩恵が行き届いていない日本やその他の周辺諸国は軽蔑に値する野蛮な三等国。

「ニセ礼儀の国」と自らをあざむく「のぼせ上がった面子意識」が多くの国民から消え去らない限り、韓国が真の民主主義国家になることはあり得ないだろう

私は林語堂の言葉を、韓国にも当てはめてこう言います。


自らの加害者意識(元寇時の対馬での朝鮮人たちの残虐な行動、ベトナム戦争時の韓国軍兵士の米兵よりも野蛮な行為、ロス暴動で見られたような米社会で韓国人たちが悪質な黒人差別をする、などなど)をすべて消し去り、被害者意識だけを前面にうちだし従軍慰安婦だけで日本を悪者扱いにしようとする論調を続けています。「自分の主張を認めるならば、会ってやってもいい」という姿勢が、この体質を如実に示していますね。

永遠に変わらない骨髄までしみ込んだ韓国人の悲しい性(さが)なのでせうか(笑)。


面子」とは、かくも悲しい、「見栄を最重視する自己陶酔型の欺瞞体質」のことなのでした。

 

 


2014台風11号西日本を横切る

2014年08月10日 19時22分36秒 | 科学(気象)

かなりひどい豪雨の被害をもたらしたようです。

安易な海岸線近くに住む人たちの被害だと断定できるものではありません。何百年に1回の被害かも知れず、簡単には言いきれませんか。

一刻もはやい復旧を祈らずにはいられません。

経過を見ておきましょうか。気象庁のデータとGoogleEarthを利用しました。

 

 

おかげさまで、ここ石垣島でも、近年希に見る大きい満月を見ることができませんでした。そんなのは贅沢だとおっしゃる台風被害の方がいらっしゃることは十分理解した上で、つぶやいております。

 

あすからは、開幕からいきなり2日間順延した甲子園の高校野球が、何事もなかったかのように始まります。台風被害の復旧は急がねばなりませんが、世の中は坦々と進むのが常なのでしょうか。

 

 

 


 

 

 

 

 

 


上陸の「おそれ」とは

2014年08月09日 07時00分44秒 | その他

現在台風11号が九州・四国へ接近していますが、台風の季節にいつも思うのが、ニュースでの

上陸のおそれ

という表現。

誰が見ても

「上陸まちがいない」 「問題は上陸の日時」

と思われる時なのにあいかわらずニュースでは

上陸のおそれ

とします。


これでは「上陸するかどうか、まだよくわからない」という印象を与えてしまい、

  • 近年の住民への通知の仕方で、「非難勧告」「非難指示」を使い分け始めている風潮に沿っていない
  • 住民への通知徹底をはかる意図で震度区分が細分化され、かつての震度5が「震度5弱」と「震度5強」に、震度6が「震度6弱」と「震度6強」に変更された風潮に沿っていない
  • 天気予報で区画をより狭くし、あいまいな「晴、のち曇、一時雨」などの不確定さを「確率」導入で少しでもなくそうとしている風潮に沿っていない〔この傾向は必ずしもうまくいっているとは思えないけれども〕

ように思われます。

 

Web上の辞書をみると 

おそれ 【恐れ/畏れ/虞】

1 こわがる気持ち。恐怖。不安。「将来への漠たる―」

2 敬い、かしこまる気持ち。畏怖(いふ)・畏敬(いけい)の念。「神の偉大さに―をいだく」

3 よくないことが起こるかもしれないという心配。懸念。「自殺の―がある」

デジタル大辞泉の解説
出典:小学館 
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文


台風に関しては「3」の意味で使っているのでしょう。しかし「上陸するかも知れない」のでは、あいまいそのものですね。

 

私の改善案は次のようなものです。

上陸の確率が

80%以上の場合・・・・上陸の可能性が非常に高い

30~80%程度の場合・・・・上陸の可能性がある

30%未満の場合・・・・上陸の可能性が残っている

とするものです。

具体的な数値と分け方には異論があるでしょうが、細分化したため、上陸目前なのに一律で「上陸のおそれがある」とする現在よりはマシでしょうか(笑)。


 

 


台風11号と高校野球〔甲子園球場〕

2014年08月09日 05時04分55秒 | スポーツ

今日 2014年8月9日 09時から甲子園球場で開会式と試合が予定されています。

気になるのは台風11号で、03時現在、種子島の南東110kmを北上中。04時のNHKテレビでは確か01時現在、種子島の南南東150kmと言っていたので、それより北上しているものと思われます。

山口県などで、避難指示や避難勧告が出ているようです。

悪くすると、甲子園球場を直撃しそうな進路。

 

大会本部は9日午前6時をめどに開催するかどうかを判断します。順延が決まれば日程は1日ずつずれます。

朝日新聞デジタル 2014年8月8日20時18分

つまりあと1時間ほどで、開会式が実施されるかあるいは明日へ延期されるかが決まるらしい。

実際に試合をする選手や訪れる観客のためにも、

大会初日と2日目を順延

するのが望ましいと思われます。開会式直後の試合だけではなく、3試合も予定されていて、終わるのは早くても18:00にはなりそう。台風は開会式の頃よりもさらに接近しているはずですから。

上記ニュースでは、開会式から延期されるのは1960年以来のこと、としています。

ならば2日連続で延期されると、大会史上初めてのことでしょう。関係者のご苦労は一層増すでしょうが、安全第一を守るならば、やむを得ません。


甲子園球場がある西宮市の天気予報はこちら〔日本気象協会〕です。


気象庁のデータをGoogleEarth上に描いてみました。 

加筆:

2014/08/09 06:42 のNHKニュースでは2日間延期とのことで、たった1時間ほどでしたが高校野球連盟の決定よりも私の方がはやかったようです(笑)。

 



MLB最近のニュース

2014年08月08日 08時42分11秒 | スポーツ

日本のプロ野球では 

高校最速記録を達成し日本記録に迫ろうとする大学生になった陸上100mの桐生祥秀(きりゅうよしひで)同様に、日本最速に手が届いた投手の大谷翔平(おおたにしょうへい)にワクワクします。

大谷は高校生の頃アマチュア野球最速の160km/h、そして今年2014年のオールスター戦では、クルーンの日本最速 162km/h に並ぶ球速を出し、速度だけではないとは分っていながら、大谷が日本最速163km/hをいつ出すか、とても楽しみになってきました。こんなに興味が増すのは落合博満の現役時代以来でしょうか(笑)。

2014/08/07現在、投手として9勝、打者としては球団の試合数が97ですから打席168では規定打席(*)に遠く届きませんが、打率 .268 本塁打5と、立派な成績ではありませんか。特に投手としては年間で13勝あたりを狙えそう。

(*)規定打席数=球団の試合数×3.1 〔小数点以下は四捨五入〕

投手として登板したあとは休息が必要なので、今のままでは規定打数に達することはあり得ませんが、打撃では、内容の充実を目指してもらいたものです。

私が独自に設定した目標ですが、昨年1年目で3勝、今年8月8日現在9勝の大谷が2年目で13勝という成績を達成できれば

ダルビッシュ北海道1~2年目の5勝・12勝、田中将大楽天1~2年目の11勝・9勝を上まわり、ダルビッシュのMLBテキサス1~2年目の16勝・13勝に近づきます。

 

MLBでも話題が少なくありません。

  • 先日、故障していた和田毅(わだ つよし)が3年目にしてMLB初の勝星をあげたとのこと。共に100勝以上をあげて遜色のなかった杉内と共に所属先の福岡を出て、和田がMLBへ、杉内が読売へと、道が分かれました。杉内がそこそこに活躍するのに対して、和田がいきなり故障し、今年2014年には藤川(やはり故障中)と同じシカゴ(CHC)へ移籍していました。すごい球威があるわけではありませんが、打ちにくさの特徴を活かしてMLBで活躍してもらいたいと願っています。
  • 故障していた藤川球児(ふじかわ きゅうじ)が、昨年2013年に移籍し1勝と1セーブに終わって故障者入りしていたのが、先日2014/08/06復帰し好投したものの勝敗やセーブはつかなかった模様。こちらもかつては阪神に所属し、日本最高の押さえの一人として活躍していたので楽しみでしたが、ようやく復帰したと聞き、楽しみが増えました。和田とは違って球威で勝負するのが特徴。

 

私は、小学生の若い頃から

球団の順位などにはあまり興味がなく、それぞれの球団に属する好みの選手の活躍に関心をもっておりました。

どちらが勝ってもかまわないという姿勢は、プロ野球を見る人としては失格だったようで「そんなの、ずるい」と指摘されたことがありました(笑)。

そう私を批判していた人は、その後日本人がMLBへ進出しはじめても、やはり同じようにその所属球団を応援するようになりました。

しかしやがてMLBへ進出する日本人選手が増えるにつれ、日本人選手が所属する球団同士の試合がしばしば見られるようになりました。そしてこの種の人たちに、私の小学生の頃と同じ傾向が見られるようになります。つまり、どちらのMLB球団が勝ってもいい、日本人選手が活躍すればいい、と。

どうやら私は小学生の頃から、今のMLBを見る人と同じような体質を備えていたようです(笑)。

私のこの姿勢は、むかしから高校野球をみるときにも適用されています。つまりどちらの高校が勝とうが、たいして興味はなかったのであり、それぞれの選手がどのような特徴をもって活躍しているか、が最大の興味の対象なのです。

 

その高校野球が今年もあす 2014/08/09(土曜日) から甲子園球場で始まります。

確かにルールが確立しているとは言えず、中学生の青田刈りなどの深刻な問題があり、商売道具と堕した高校野球だと指摘する声もあり、これには大いに賛成します。

が、それとは別に、決して純粋に闘う若人ばかりではありませんが、懸命に闘う高校生たちに、不思議に大きい関心があるのです。どちらかひいきの球団を不純?な動機で懸命に応援する人たちとは違った視点が、そこにあるのでした。

現在台風11号が九州に接近しており、甲子園でもいきなり2日目あたり、ひょっとしたら開会式当日から試合中止に追い込まれることでしょう。開始後すこし早い気もしますが、休養日と考えてみたいものです(笑)。

 

GoogleEarthと気象庁のデータを使わせてもらいました。

 

 


 


 



朝日新聞の訂正記事

2014年08月07日 07時51分29秒 | 社会

朝日新聞が訂正記事を出したようです。

中国政府や韓国政府は、どんなことがあっても謝罪はせず、訂正もせず、ひたすら一方的に主張するだけで、日本の朝日新聞社も同類だと思っておりました。

今回の朝日が発表した訂正記事は、32年前の済州島での「女性強制連行」記事の元となった証言に疑惑があったことを認めたもので、気がついたときが最も早いとはいうものの、これでは遅すぎますね。


韓国での一層激しい侮日(またはこれを煽動した韓国政府後援の反日)機運の大きいきっかけとなった朝日の記事。

挺身隊と慰安婦を混同していたのは当時研究が進んでいなかったとか、吉田清治証言(済州島での女性強制連行)を「虚偽だと判断し、記事を取り消します」とはするものの、FLASH誌の『従軍慰安婦捏造』記事に対しては、抗議し謝罪と訂正の記事掲載を求めており、「虚偽証言を認め記事を取り消す」が「捏造ではない」とする体質が、理研のSTAP細胞問題さえ連想させます。

たしかに「取り消し」と「捏造」は違うのでしょう。

取り消したけれど捏造ではない、と。

これは凶悪殺人の犯人が、殺害したのは事実だが殺意はなかった、と言うのに似て、反撃・罰則の軽減を図る意図が見えそう。


こういうときは、競合他社の意見を聞くのがいいでしょう(笑)。

  

朝日新聞が慰安婦問題の報道について、一部の記事が虚構だったことを認めた。だが、その中身は問題のすり替えと開き直りである。これでは、日本がいわれない非難を浴びている原因の解明には結び付かない。

最大の誤報は、慰安婦を「強制連行した」という吉田清治氏の証言である。朝日はこれを虚偽だと認め、記事を取り消すという。

:msn産経ニュース 2014.8.6 03:43  

 

きっと千年以上も前から

中国式儒教の「陳腐な序列意識」に毒され、中国への劣等感の裏返しとして、周辺国を侮蔑してきた朝鮮半島自分たちは中国の次に位置する2等国だが、周辺の日本などは野蛮な3等国に過ぎないという儒教式国是で、一層反日気運を盛り上げたきっかけの一つが朝日の報道だったと言ってもいいほど朝日の責任は重いのですが、それにしては、潔さがなくもないものの、重い責任を回避しようとする朝日の姿勢がありありと浮かんできます。

理研(理化学研究所)が

小保方を前面にして大きくSTAP細胞の発表をしたにもかかわらず論文に不備があると指摘されるや、著者である小保方の責任に問題をすり替えようとします。理研の陰湿な体質を印象づけました。

今回の朝日でも

すでに退職済みの植村元記者の記事に不正確なところがあったので記事を取り消すとし、植村の個人的な間違いで済まそうとしているように受け取られます。朝日の陰湿な体質を印象づけました。

願わくば、この件で理研笹井のような自殺者が出ないことを祈るばかり。そんな個人の責任の取り方では何の解決にもならないのですから。

 

朝日新聞は5日付の朝刊で、従軍慰安婦の問題を巡る同紙の報道内容を検証する特集記事を掲載した。「『慰安婦問題は朝日新聞の捏造(ねつぞう)』との指摘はいわれなき批判」としつつ、特に1990年代初めに、証言や少ない資料をもとに記事を書き続けたと振り返り、「一部に事実関係の誤りがあった」と認めた。「韓国・済州島で強制連行した」との証言について、「虚偽だと判断し、記事を取り消す」としている。

同紙は1面で、元慰安婦の記事を書いた同紙の元記者が名指しで中傷されている事態などについて、説明責任を果たすため、5~6日付の紙面で特集を組むとした。

誤りを認めた一部の記事については「裏付け取材が不十分だった点は反省する」と記述。一方で「戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはできない」と強調した。

さらに特集面で五つの論点で読者の疑問に対する回答を掲載。韓国メディアより先に元慰安婦の証言を報じたとする元記者の記事に「慰安婦と挺身(ていしん)隊の混同」があったと認めたが、「韓国でも当時混同が見られ、元記者も誤用した」と釈明した。

また、「済州島で慰安婦狩りをした」と証言した吉田清治氏(故人)を16回にわたって記事に取り上げた点も検証。同紙が済州島で再取材した結果、証言を裏付ける話が得られなかったことなどから、証言は虚偽と判断した。【伊藤一郎】 :毎日新聞 2014年08月05日 11時29分


「一部の事実関係に誤りがあった」と認めたものの、慰安婦関連では従来の方針を貫くらしい。

朝日も含め日本の報道機関は、戦前

    • 強制的に政府ヨイショを余儀なくされた、あるいは
    • 積極的に軍部ヨイショをしたことがあり

戦後になってから反政府を貫く社が多くなったと思われますが、朝日の場合、今度は方向を変えて中国や韓国にヨイショし始めました。朝日新聞社には、常にどこかにヨイショしなければ生きていけない悲しい性(さが)を感じる次第でございます(笑)。

 


 朝日新聞は5日朝刊で、同社のいわゆる従軍慰安婦問題を巡る報道について、誤りがあったとして一部を取り消す記事を掲載した。

 取り消したのは、「女性を強制連行した」との証言を紹介した記事。同社は1982年から90年代初めにかけて、確認できただけで16回掲載したが、裏付けが得られなかったとして、初報から32年後の異例の取り消しとなった。 

 2ページを使った記事では、済州島チェジュド(韓国)で慰安婦にするために女性を強制連行したとする吉田清治氏の証言について、追加取材の結果、「虚偽だと判断し、記事を取り消します」と結論付けた。同社は97年3月31日朝刊でも、慰安婦報道の特集記事を掲載したが、吉田氏の証言の真偽は確認できないとしていた。 

 また、90年代初め、戦時下に労働力として女性を動員した「女子勤労挺身ていしん隊」と慰安婦とを誤って混同した記事が複数あったとも認めた。原因は、参考資料などでも混同があったためだと指摘した。 

 同社は、91年8月に朝日新聞大阪本社版で報じた元慰安婦による証言記事についても事実関係を検証。これによると、担当記者の義母は韓国人で、元慰安婦が所属した遺族会の幹部を務めていた。これに対し、義母との関係を利用したとの批判があり、この元慰安婦が宴席での芸事を学ぶ「キーセン(妓生)学校」に通っていた事実も後に判明した。 

 しかし、記者は義母からの情報提供はなかったとし、「義母らを利する目的で報道をしたことはない」と説明しているという。「キーセン学校」の件に関しても、同紙は元慰安婦を紹介する記事で触れなかったことを認めたものの、この点については「記事には、意図的な事実のねじ曲げなどはありません」と説明した。 

 朝日新聞社の杉浦信之編集担当は1面の署名記事で、「事実関係の誤りがあったことがわかりました。裏付け取材が不十分だった点は反省します」と記した。同社広報部は5日、読売新聞の取材に「紙面で詳しく報じた通りです」と答えた。読売新聞 2014年08月05日 21時42分

 

もう一つは韓国の新聞(日本語版)から。

 

朝日新聞、2面を割いて慰安婦問題特集記事を掲載 

日本軍の慰安婦強制連行問題について持続的に問題を提起してきた日本の朝日新聞が5日、2ページ以上を割いて特集を組み、「女性に対する自由の剥奪や尊厳の蹂躙など日本軍慰安婦問題の本質を直視しよう」と提言した。 

同紙は、「一部の論壇やネット上には、『慰安婦問題は朝日新聞の捏造(ねつぞう)だ』という主張が提起され、『なぜ反論しない』という問い合わせが寄せられている」と特集記事の背景を説明した。 特別取材チームを組んで、一ヶ月以上自社の慰安婦関連記事を検証したという。 同紙はまた、極右派が否定している慰安婦強制連行について、「日本の植民地だった朝鮮や台湾では、軍の意向を受けた業者が『良い仕事がある』などとだまして多くの女性を集めることができ、軍などが組織的に人さらいのように連行した資料は見つかっていない 」と伝え、「(しかし)女性たちが本人の意に反して慰安婦にされる強制性があった 」と指摘した。:韓国の東亜日報日本語版AUGUST 06, 2014 03:38

 

2014/08/06 8:23 現在の、韓国新聞社の日本語版(Web版)調べに限れば、ハンギョレ・中央日報・朝鮮日報・聯合ニュースでは「朝日」でこの件がヒットせず、ひとつだけ上記東亜日報の記事が見られたので引用しました。立派といえば立派ですが、済州島での証言記事の取り消しに触れておらず、あいかわらず都合のいい部分だけを引用する姿勢がなくならず、まだまだ問題がある日本のマスメディアと比べてさえ、成熟度では劣るようです。

ただし1日経過しているので、他では取り上げているかも知れません。

 

=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= 

そう思っていると・・・・・・

本日 2014/08/07 06:30現在の調べでは、韓国の日本語版Web記事で「朝日」を検索した結果、今回の朝日の記事を引用しているかどうかは、次のように。


記事を引用していない

ハンギョレ 

聯合ニュース

記事を引用している

中央日報 「朝日新聞、右翼に反撃」

朝鮮日報 「朝日新聞が安倍首相に反撃」

東亜日報 「朝日新聞、2面を割いて慰安婦問題特集記事を掲載」

=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=


今回の鍵となる言葉は「捏造」と「訂正」でした。例によって、拙宅の古代遺跡から発掘してみると・・・・

 

家庭教育でも、親が子に教えることは、「人を騙すな」ではなく、「人に騙されるな」だ。また社会には顧客を騙すニセモノ商品に満ち溢れて、「ニセモノを買うな」という教訓も子に与えられる。

中国人に「神」という存在がないのも、ウソが氾濫する原因だろう。「倫理道徳」という外的強制はあっても、「信仰」という内的自省を知らないため、必然的に建前優先の民族性になり、本音との乖離、つまりウソ、偽善、捏造が発生する。 :P.206-208 黄文雄(こう ぶんゆう)「中国の『反日』は終わらない」徳間文庫

 

これは中国に関する主張ですが、中国の属国として長年生きてきた朝鮮半島人としては、パクリ、偽善、建前、奇妙な序列意識、などなど、中国のわるいところをそっくりそのまま受け継いでいるようです。

中国には、表面的に儒教も仏教も存在せず、「とても偉い人がやっている中国共産党」の方針が存在するだけですね。もちろんこれは宗教であり最高指導者の教えに背くこと・異なる意見をもつことは、絶対にゆるされません(笑)。

でも韓国ではキリスト教がとても多いので、信仰心はあるはずだ、と言うのですか?

それは甘い(笑)。現世利益を優先させる変形キリスト教であり、世界中から破門されているはずの教団が鎮座まします韓国なのです。

本音から遠く離れたところに「捏造(ねつぞう)」という作業が入ってきます。建前が極端に重要となり、金儲けの観点からも、「こうあらねばならない」が一人歩きし始めると、本音よりも建前の方がむしろ熱狂的で、ますます捏造を深めるのです。

京都大学のiPS細胞を凌駕するSTAP細胞であらねばならないとする理研の運営上の焦りは、韓国為政者の政権維持・中国共産党為政者の政権維持の焦りと本質的に何も変わらないと言えます。 

そういう韓国や中国に媚びる朝日新聞社については、これを購読している読者の考え方を根本的に変え、同社を財政基盤の面で焦らせるしかないのでしょうか(笑)。

もちろん、堂々とした言論によって、日本のマスメディアの醜態を追求してまいりたいとおもうけふこのごろでした。

 

もう一つは、ソ連が崩壊したことによって、それまでついてきたさまざまな嘘がばれたわけですから、これまで言われてきたことは嘘だということを、きちんと訂正しなければなりません。

それが報道したものの責任でしょう。

これは訂正しやすいと思うのです。「いやあ、ソ連が悪いやつで、そう発表したものだから」と言えばいいわけですから。それもやらない。

ソ連の情報を鵜呑みにしていた新聞、とくに朝日新聞は、結果的にか意図的にか、国民をだましていたわけです。結果的か意図的か、意図的な部分もかなり含んでいたはずですが。

ですからそれについて、総括しなければいけないのにしていない。ここが問題なのです。ソ連に関してきちんと総括しないメディアは、おそらく中国の共産党政権が崩壊したときも、北朝鮮が崩壊したときも、やらないだろうなと。: P.72-73 井沢 古森義久・井沢元彦・稲垣武 共著「朝日新聞の大研究」扶桑社文庫 2003年7月30日初版第1刷発行

私が不勉強ゆえか、それとも朝日新聞を購読していないからか、わかりませんが、今までソ連の公式声明をそのまま報道していた朝日新聞が、ソ連崩壊後に「それまでの声明にかなりの虚偽が混じっていたことが判明」しても、それを検証し訂正してこなかったようです。ですから済州島での虚偽証言を正直に告白したからと言って、決してだまされてはいけません(大笑)。

もしもそれが事実なら、やはり北朝鮮が崩壊しても朝日新聞には訂正記事が出ないでしょうし、中国共産党政権が崩壊してもまずそれまでのでっち上げ声明の検証と訂正などあり得ませんね。北朝鮮労働党や中国共産党の日本支部の役割を果してきた朝日新聞だとしても、崩壊後でさえきっぱりと手を切れずに、そのまま放置新聞(笑)。

ですから朝日新聞が済州島の虚偽証言記事を訂正しても、まだ信じられないというところです。韓国のはずれの済州島での小さな証言のうそを正直に報道したところで、大したことではない。だからこそ訂正記事を発表できたのでしょうか。それより遥かに重大な、ソ連崩壊・北朝鮮崩壊・中国共産党崩壊では訂正記事など、まず出せないから?

なぜ検証記事を出せないか、分りませんが、ひょっとしたら、あまりに深すぎた朝日と中露要人との人脈ゆえに、退社した元記者のような個人責任へ転嫁できない、そういう事情があったのではないか(笑)。

 

このような朝日新聞が、幾分かの贖罪意識からか、妙な劣等感の裏返しのような正義感からか、中国ヨイショ、韓国ヨイショの姿勢を続けているとしても、不思議ではありません。

韓国や中国が指摘するのが産経や読売という「日本の右翼マスメディア」ですが、もしそれが妥当だと仮定するなら、もう言論統制された中国のマスメディアや韓国のマスメディアは、「超右翼マスメディア」ですね(大笑)。

朝日新聞は、日本では「左翼マスメディアづら」をしていますが、中国や韓国の「超右翼マスメディアづら」に日本国内で荷担していると言っていいでしょう。中国共産党日本支部・韓国政府日本支社と揶揄されるゆえんです。

 

 

 


 

 

 


柳家小三治が「人間国宝」に

2014年08月05日 08時26分55秒 | 笑い

 

文化審議会の答申によれば

落語家の10代目柳家小三治〔やなぎや こさんじ 1939- 〕らが人間国宝に認定されるらしい。

「こさんじ」とは言っても、ウィキリークスでおなじみの「あさんじ」とは関係がございません(笑)。

落語家の人間国宝としては

    1. 5代目柳家小さん〔長野県生まれ 1915-2002 〕落語家として初
    2. 3代目桂米朝〔中国大連生まれ兵庫県出身 1925- 〕落語家として2人目
    3. 10代目柳家小三治〔東京都生まれ 1939- 〕今回受賞が決まった3人目

が知られています。

 

「柳家三治」とはいえ「柳家三治」という名の落語家はみられません。というのも柳家小三治は、5代目柳家小さんに弟子入りしたので

  • 柳家小さん→柳家小三治(こさんじ)と受け継いだのであり、「柳家三治」の弟子が「柳家三治」になった、というわけではない。
  • 師匠5代目柳家小さんの弟子が3人目の人間国宝になった。つまり師匠と弟子の両方が人間国宝となったわけです。歌舞伎役者では8代目松本幸四郎とその次男2代目中村吉右衛門(鬼平犯科帳など)が親子で人間国宝に認定されていますね〔「ラ・マンチャの男」の長男9代目松本幸四郎(娘が松たか子)ではなく次男だった〕。
  • 人間国宝2人目桂米朝と3人目柳家小三治が出囃子として「鞨鼓(かっこ)」を使っています。実際には桂米朝は「三下がり鞨鼓、柳家小三治は「二上がり鞨鼓」と、調子が異なるにしては、まったく違った印象の曲です。想像ですが、きっと曲の異なる部分を抜粋したのでしょう。


鞨鼓(かっこ)という出囃子について

  • 3代目三遊亭金馬1894-1964)が「本調子鞨鼓」を使っていたと聞いていますが、残念ながら音源を聞いたことがありません。
  • でもこれで、出囃子としての「鞨鼓(かっこ)」に、本調子・二上がり・三下がり、がそろったわけですね。三味線の基本となる調子は、ほかにもありますが、この3つが基本で曲も多いらしい。
  • 先日の再放送でNHK昭和52年9月9日「桂枝雀の軒づけ」をみたのですが、当時枝雀襲名後4年あまりだったせいか、寄席での都合なのかどうかわかりませんが、出囃子が本来の「昼まま」ではなく、師匠桂米朝の「鞨鼓」を使っていたので驚きました。

 

人間国宝である桂米朝については、上方の落語家、特に一門の弟子たちが

  • 米朝は人間国宝だから、もしもけがでもされたら刑法261条の器物損壊罪に問われる。
  • 桂米朝重要無形文化財保持者(つまり人間国宝)、弟子の桂ざこば重要参考人

などとネタに使って笑わせていました。


柳家小三治に戻りますが・・・・

  • 他の落語家が落語を演じている最中に「みなさんお目当ては、このあと出てくる小三治なんでしょう?」という問いかけをするほど、人気があった。
  • 池袋演芸場では、柳家小三治が出るとなると立ち見席さえ一杯になるという盛況。

なのですが、正直に私の好みを言えば

  • たしかにゆるりと構えたところが「禅寺の枯山水」を思わせ渋さを演出している。
  • 派手さがまったくなく、安心して聞ける。

という面があるものの、特にこれぞというところもなく、なぜそんなに人気があるのかな、という印象をもっております。

 

柳家小三治の人間国宝受賞を伝えるニュースを2つ引用してみます。 

柳家小三治さんら7氏が人間国宝に 文化審議会答申

文化審議会は18日、落語家の柳家小三治さん(74)、陶芸家の十四代今泉今右衛門さん(51)ら7人を重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定するよう、文部科学相に答申した。

また、文化財の保存に欠かせないものの、後継者不足などで存続が危ぶまれる技術を持つ選定保存技術の保持者6人、保存団体2団体の認定も答申した。

さらに文化審は、神戸ポートタワー(神戸市)や旧犬吠埼霧信号所霧笛舎(千葉県銚子市)など166件の建造物を登録有形文化財とすることを答申した。 :朝日新聞デジタル 2014年7月18日18時09分

 

もうひとつ 

芸は人なり…人間国宝・柳家小三治の評判 「誰も尊敬していません」の厳しい声

・・・・ 落語家連中は「芸は人なりって言われますが、芸と人は別なんですね」と口々に似たり寄ったりの嫌みを言い始めた。その心は、「言っていることと、やっていることがあれだけ違う人は珍しいですから」(中堅真打)。

2010年、小三治が落語協会会長に就任した際、真打昇進に当たり、抜擢人事を決行したが、翌年にはしぼみ、年功序列に戻ってしまった。

「NHK新人演芸コンクールで優勝すれば、抜擢されるという物差しがまかり通っていたため、必死になって優勝した若手がいたんです。落語協会の理事会で、ある理事がその若手を推薦したら、小三治さんは『俺にはあの芸は合わない』と却下したんです」(理事経験者) ・・・・

落語界の下馬評では、「次は桂歌丸」という声が、ここ数年根強かった。落語芸術協会の会長としてリーダーシップを発揮し、人気テレビ番組「笑点」にも出演。実力も知名度も間違いなしとされていたが…。

どの世界でも、下馬評ほど当てにならないものはない。

:zakzak 夕刊フジ 2014.07.19

 

私の勝手な好みから言えば

桂歌丸は人間国宝とはほど遠く、柳家小三治のほうがましだと思うので、あとの方の記事中の「どの世界でも、下馬評ほど当てにならないものはない」を使うなら、「夕刊フジほどあてにならない記事はない」、というところ。

夕刊フジでは、安易に「落語界の下馬評」とか「リーダーシップを発揮」とか「実力も知名度も間違いなしとされていた」など、多分に雑音として聞こえてくる声を集めただけに過ぎない主観的な内容が目立ち、世界を知っている多くの人たちを敵に回しているとも感じました。もちろん私がこの夕刊を駅で購入したということは、かつてありません(笑)。