いつもの通り気象庁のデータを使っております。
上記を含めた全観測地点での最低気温(この時刻まで)は次の通りでした。
最高 26.2℃(南鳥島)
最低 -16.3℃(帯広)
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差 42.5℃
高低差は、昨日(2016/12/16 05:00時点)が41.5℃ですから、さらに1℃ほど大きくなったようです。
帯広では「-16℃」ですか、相当の防寒具がないと屋外で長く過ごせない気温です。
折しも(おりしも)、ロシアの大統領プーチンが
2016/12/15-16の期間中、首相安倍晋三の出身地山口県長門市(ながとし)~東京を訪問中でしたが、上記はこの翌日深夜の観測データでした。
この期間中、西日本の山口はそうとう冷えていて、長門市を撮影する映像で雪景色がみられました。しかし北国ロシアからやってきたプーチンにとってはこんな程度の気温くらい「大したことのない寒さ」だったのでしょう。
内陸部の山口市では「-1.3℃」となっていますが、日本海側に位置する「観測地点でない長門市」は「観測地点萩市」と似た気温だと思われます。
一部の例外はあるものの、プーチンは世界中の国から危険視されて、ウクライナ領クリミア半島武力併合で経済制裁されていますが
北方4島返還の可能性を巡って「期待させる」テクニックを失ってはいないようで、日本との交渉では、北方領土返還問題で何ら進展を見せないまま、極東での「共同経済活動」を開始するのが平和条約締結への第一歩であると合意したり、講道館を視察したり、例によって「食い逃げ」を狙っているようですが、それでも安倍や自民党は頑張るしかないのでしょう。
食い逃げといえば思い出すのが、かつての朝鮮半島。
金大中(キム・デジュン)が韓国大統領だった時代の前後、北朝鮮金正日(キム・ジョンイル)の側近中の側近だった黄長燁(ファン・ジャンヨプ)が韓国へ亡命したこともあり、金正日が「黄長燁を亡命先韓国内で干す」目的で、韓国と対話をすると称してだまし、次の大統領だった盧武鉉の任期も計算すると合計10年間で、かなりの対北朝鮮資金援助をしたようです。
そして金正日(1942-2011)、黄長燁(1923-2010)、金大中(1925-2009)のすべてが亡くなった今ふり返ると、朝鮮半島には「ただ風が吹いているだけ」なのでした。
韓国人に「ふり返る」など、あり得ないとおっしゃる方がいるかも知れませんが、北山修作詞の「風」はこう語っています。
♪ 人は誰もただ一人、旅に出て
人は誰もふるさとを、振り返る
ちょっぴりさみしくて、振り返っても
そこにはただ風が、吹いているだけ
人は誰も、人生につまずいて
人は誰も、夢やぶれ振り返る ♪
とも言いますね。「夢破れて山河あり」でしょうか。
- 朝鮮戦争(1950-1953)で荒れ果てた国土
- だまされて心に大きく痛手をおった恨み
朝鮮半島では、これが「人をだます有力な動機になっている」ことを、私たちは否定できないようです。
まとめると
中国が北朝鮮をだまし
北朝鮮が韓国をだまし
韓国が日本をだます
という光景が見えてきます。
そして、だましたほうが「賢い」と自惚れて悦に入っているにもかかわらず、これら「だました国」がすべて、行き詰まって深刻な状況にあるのは決して偶然ではなく、何らかの共通点がありそうです。
日本の民進党代表の蓮舫(れんほう)が
「日本の大規模な経済援助への進展はありましたけれども、領土問題は置き去りにされているかの印象がぬぐえない」としました。
これに対して、首相の安倍は
「蓮舫氏は間違ってます。経済援助ではありません。ODAをする相手国ではありませんから。」と笑いながら否定し、正しくは「共同経済活動」だとしています。
- 民進党は、2016年に旧民主党が他党の一部の合流を得て改称・結成したもので、現在のところ野党第一党なのですが、その代表の蓮舫でさえこの程度の理解ですから、多くの支持を得て野党が自民党を追究できるとは思えないのです。
- 例の野党間の、あるいは党内の「足の引っ張り合いで忙しく、プーチンどころではない」のでしょうか。蓮舫は一日も早く絶叫マシーンをやめて、真剣ではあっても穏やかな顔つきへ変身し、せめて東京都知事小池百合子なみになっていただきたい、私はそう願っております。
- 自民党にも幾多の問題がありますが、民進党にはそれ以上の深刻な問題がありそうです。野党がしっかりしていてこそ健康的な日本となるはず。小異にこだわりすぎるあまり勢力を競う「派閥抗争」に堕すのではなく、もっと視野を広くし緊張感をもって本質的な提案をし、積極的に日本の運営に参画してもらいたいと思います。「なんでも反対」の根性は、政権を取ったときに致命的な欠点となるでしょう。
- かりに「陰湿な自民党が信用できない」のだとしても、そもそも民進党が広く信頼される党にならなければ、何にもなりませんね。党内に「信用できない勢力」があってもいいのですよ!
さてさて、皆様はどう思われますか。