カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

アメリカの醜聞 142 コーエン

2018年08月22日 20時18分38秒 | 海外

ぼちぼちマイケル・コーエンも危なくなり、米大統領トランプにも火が付き始めました。


元オクジフ幹部のマイケル・コーエン氏を米当局が起訴-詐欺行為で:bloomberg 2018年1月4日  

米証券取引委員会(SEC)が贈賄容疑で提訴していたコーエンでしたが、2018/1/3に公開された起訴状で「アフリカへの投資で顧客を欺いた」ことがわかり、イギリス在住のコーエンを起訴したということです。


FBI、トランプ氏弁護士の関係先捜索 女性問題口止め料巡り:ロイター 2018年4月10日 

トランプは記者団に「口止め料の支払いについて知らなかった」と言ったそうですが、どうもあやしく、これまた弾劾の有力な証拠となるでしょう。 

トランプはコーエンの捜索に関しても「恥ずべき事態で、完全な魔女狩り」と言ったようで、「自分自身の言動が魔女狩り」かも知れないという考えは微塵もなさそうです。

自分の姿を鑑で見る習慣がないというのは独裁者に特有であり、まるで儒教国家の指導者(習近平文在寅金正恩)のようでして、事実これらの人たちとは「仲がいい」らしい・・・・・・。

日に日にトランプの罪状が強化されつつあるようで、これについれて外国との軋轢もどんどん増えています。誰かがこの「老人性痴呆症」が原因らしい負の連鎖を止めなければなりません。

トランプは、自分を捜査するかも知れない「不都合で刃向かう」特別検察官モラーを解任する意向があるかを問われたとき「どうなるかはいずれ分かる」と述べたそうです。

自ら三権分立を破壊し、司法妨害するトランプにも、明るい未来はなさそうです。就任当時、熱狂的に受け入れられた新大統領トランプでしたが、1年半も経過すると、もうボロボロ状態ですね。

ライアン(コーエンの代理人)はロイターのコメントの求めに応じず、モラ―特別検察官の報道官はノーコメントとしております。ライアンはまた、ニューヨーク州南部地区連邦検事局が「コーエン氏が依頼人と交わした秘密情報を押収した」ことについて「全く不適切で不必要」としたそうで、後日「公共の利益と秘密録音のどちらが優先されるか」が判断されるでしょう。

禁じられた秘密の録音をやぶったとしても、法に違反していることを実証する目的をもっている場合、「秘密」は無効となるでしょう。これは、各社が自由に社則を設定できますが、その規則に違反したとしても最終的には法に反しているかどうかの裁判所判断によるのと同じことですね。

中間選挙までもつかどうか、怪しくなってきました。 


元個人弁護士が捜査協力へ=トランプ氏苦境か-米ロシア疑惑:時事 2018/07/03

コーエンは「私の忠誠は、まず家族と国に対してある」と断言。「誰かの保身戦略の一環で、犠牲になるつもりはない」とし、トランプへの忠誠が崩れているようです。  


FBI、トランプ氏の秘密録音押収か 元モデルへの支払い協議:afp 2018年7月21日 

米ニューヨーク・タイムズ紙が報じた所によれば、トランプが元モデルに対する支払いについて話しているところを顧問弁護士が秘密裏に録音したテープをFBが押収した、ようです。

ほとんどのメディアによるニュースを「フェイク・ニュース」と発言したトランプは、単に自分を捜査するという不都合ゆえに「フェイク・ニュース」としていたことがはっきりしてきました。

レン・マクドゥーガル(元プレイボーイ誌モデル)は2006年にトランプ数か月にわたり不倫関係にあり、米CNNにはトランプが見返りに金を払おうとしたと主張しています。


トランプ氏、側近とロシア人弁護士の会合を事前に把握=CNN

トランプ米大統領の顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏は・・・・・・:ロイター 2018年7月27日  

この段階でコーエンは「顧問弁護士だった」としています。 


トランプ氏元弁護士が罪状認める、「米大統領選候補の指示で支払い」:Newsweek日本語版 2018年8月22日 

コーエンは、「大統領選挙に影響を与えるために候補者(トランプと明言せず)の指示で支払いを手配した」と違反行為を認めたようです。

コーエンはトランプが大統領に就任する前から10年以上懇意だったが、ここ数カ月、両者の関係が怪しくなっていたとロイターは伝えています。

デービス(コーエンの弁護士)の秀逸コメントですが

  • 本日、彼(コーエン氏)は起立し、選挙に影響を与えるとの主目的のために2人の女性に支払いを行うという罪を犯すようドナルド・トランプ氏から指示されたことを宣誓証言した
  • これらの支払いがマイケル・コーエン氏にとって罪となるならば、ドナルド・トランプ氏にとって罪にはならないことがあるだろうか

米中間選挙(トランプが勝った大統領戦から2年)で共和党が勝てるかどうか、そしてもちろん、米特別検察官モラーの捜査でモトランプがどういった結論になるのか、見ものです。 


トランプ氏元弁護士、選挙法違反認める 大統領の関与示唆:afp 2018年8月22日 

コーエンの「トランプ大統領のためなら銃弾も受ける」とまで語った忠誠心は過去のものとなり、トランプが違法行為に手を染めた可能性があるとする証言となりましたか。 


コーエンは

7月を区切りとして、トランプの「個人弁護士」から「元個人弁護士」となってようです。

コーエンは、2018年6月頃にトランプとの個人弁護士契約を解除したとみられます。

どうもモラー特別検察官の動きが鈍いと思っていましたが、手広くトランプ包囲網を固めていたようです。

これだけ証拠を出しているのに

トランプを弾劾に持ち込めないとは、米議会の至らなさを感じます。

さてさて、皆様はどう思われますか。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。