北朝鮮の「人質を利用して、交渉を有利にする作戦」ですが、つい最近のものだけを取りあげても次のようなものが見られます。
2016/04/05 朴槿恵政権時代
中国の北朝鮮料理店女性12人と男性1人がマレーシア経由で韓国へ脱北しましたが、文在寅政権になると「政府にだまされた拉致被害者だ」と主張。北朝鮮にいる12人の家族が人質になっているようです。突然何かを言い始めるというのは、独裁政権ではごく普通のもので、豹変とも言われます。さまざまな理由があり普通の国家でも見られますが、独裁国家では顕著だという事です。
韓国が文在寅政権のうちに「拉致された」と言っておかないと家族が危ないらしい、ということにしております。北朝鮮に何も言わずに同調する文在寅ではあり得ることでした。
北朝鮮は、人権問題を自国で大きくかかえながら、もちろんそれを解決しようとは微塵も思わず、逆にそれを利用して韓国を揺さぶっているのでした。
2017/02/13
北朝鮮がマレーシアで金正男(キム・ジョンナム )暗殺
この対応を巡りマレーシア政府が硬化すると、ピョンヤン(北朝鮮)のマレーシア大使館家族を人質にとり、駐マレーシア北朝鮮大使館員らを帰国させました。
2018/05/09
逮捕していたアメリカ人捕虜3人を人質にしていたが、これを解放。その1ヶ月後(2018/06/12)にシンガポールで「米朝会談」が行なわれました。米朝会談の1ヶ月前に行なわれた大連での中朝首脳会談で習近平が手助けしてくれたとのトランプの話です(あまり信用できませんが)。
この人質解放作戦のため、アメリカは強硬に出られませんでした。
こうしてみてくると
鎖国作戦をとらざるを得ない北朝鮮では、何かの屁理屈でもいいので、逮捕しておき、人質として次の交渉を有利に進めなければなりません。
こういった人質という最悪の人権問題を、いまでも十分にかかえている北朝鮮に対して、決して「人権」を言わずにひたすら北朝鮮に同調する韓国文在寅政権にご注目を。
そして朝鮮半島に何も言わずにただ利用しようとしている日本人がいることにも、私は注目しています。
さてさて、皆様はどう思われますか。