ミャンマーのクーデター(政変)ですが・・・・
スー・チー氏は自宅軟禁 大統領も:産経新聞 2021/2/1(月) 23:16
臆測の情報…ミャンマー在住の日本人も混乱:日本テレビ系(NNN) 2021/2/1(月) 21:59
ミャンマー軍がクーデター、スー・チーらの身柄拘束 与党は抵抗を呼びかけ:newsweekjapan ロイター 2021年2月1日(月)17時30分
中国外務省「ミャンマーは友好国」 クーデター非難せず:日経新聞 2021年2月1日 18:11
拘束されたスー・チーが
「国軍の行動は独裁体制を復活させるための行動だ」
「国民にはこれを受け入れずに、国軍のクーデターに対し、心から抗議するよう訴える」
としたらしい。
中国が
アメリカの連邦議事堂乱入事件を評し「議事堂乱入の米国が香港の暴動を非難している」と揶揄したつもりです。
しかし米国では、前大統領のトランプが関与を認めず、暴動を許さないとしてFBI が捜査しています。
これに対して香港では率先して「中国政府みずからが違法行為(英中共同声明違反)に走り、これに反する香港人を中国政府が取り締まった」ので批判を受けている、という「大きな違い」があります。
中国が米国を揶揄したつもりでしたが、逆に中国自身をさらに卑しめる結果になり、この点で中国が米国を揶揄することはもうないでしょう。
分かりやすく言えば、法治国家の米国と、非法治国家の中国、との対立でした。中国は「おもいつき」で何を始めるか、まったく予想できません。
同様にミャンマーでも
スー・チーの「民衆を味方にしたい」という微妙な立場が想像され、軍部とその背後にいる中国に「できる限り」抵抗しております。軍部はスー・チーを取り込んで利用したいともくろんでいます。
中国は
ミャンマーの政変「クーデター」を非難していないらしい。中国からすれば「ミャンマーは中国が支援する友好的な隣国」でしょうから、ミャンマー軍部が欧米から大きく非難されればいずれ中国に近づいてくる、と静観しており、当たり前です。
世界の「反民主化の国(または民主化途上国家)での軍部の強~い味方」、それが中国人民解放軍でした。それ以外、中国人民解放軍に「解放」して欲しいと願う国はありません。
むしろ中国がミャンマーを利用しているため、「政変(クーデター)の黒幕は中国」かも知れません。尤も中国はそれを口外するほど無神経ではなく、極秘で進めているに違いありませんが。
いわば中国は、ミャンマーの民主化を(香港同様に)はばみ、ミャンマー軍を通じて支援を続けたいのでしょう。ミャンマーの分裂を自国の世界制覇戦略「一帯一路」に利用したく、ミャンマーの国軍がそれに使われている、ともいえます。
中国としては「一帯一路」が成功するかどうかの瀬戸際ですから、これを活用しない手はありません。
ウイグルや香港でも「なんとか」持ちこたえようとしており、あとは印中国境と露のウラジオストック国境と南沙諸島埋め立て海上国境と尖閣諸島海上国境とミャンマー属国化が残されているに過ぎません。みんな非効率な共産主義の領土拡張ですから、国境の問題が多すぎか(笑)。まぁアメリカもひと昔前は領土拡張主義でしたが・・・・
さらに言えば
同じような問題をかかえているあの「拙速」で有名な韓国ですが、ミャンマーのクーデターについて「非難することはない」でしょう。
日本の場合、他国に干渉することは、干渉されないかぎりなく、今回のミャンマー政変に関してもコメントを出すことはないと思われます。
さてさて、皆様はどう思われますか。