韓国へ脱北亡命した元駐英北朝鮮公使太永浩(テ・ヨンホ)がシンポジウムで語っています。
「左右に分かれた韓国、統一を論じるにはまだ早い」:朝鮮日報日本語版 2019/10/27 06:04
英語と朝鮮語(時折北朝鮮語)で話したようです。
題名の「左右に分かれた韓国、統一を論じるにはまだ早い」は、無批判に北朝鮮へ接近する文在寅を暗に批判しております。
元北朝鮮高官とはいえ、韓国で生まれ育った現在の高官なら「まず言えない」事。
今の韓国大統領府関係者たちは、どんなに文在寅が北朝鮮に馬鹿にされようとも、気楽な夢を語るだけで「現実との乖離が多すぎる」大統領文在寅をヨイショするだけの保身に走っています。またそんな取り巻き連中を集めているように見える大統領府でした。
こんな程度の人たちに限って、時が変わり別の独裁者が現れると「豹変してその人をあがめたてまつる」だけで、我が身のみをいと(お)しむだけで、そんな連中に庶民がだまされ続けてまいりました、まる(笑)。
黄長燁の脱北亡命の時には
北朝鮮は得意の偽装を発揮して、韓国で北朝鮮実情がバレるのを防ぐために黄長燁を干すのにまいしんし、強引に「いっときの南北宥和」を演技しました。
時は流れて太永浩の脱北亡命では、「異様な南北接近と、直後の深い亀裂」を経験し、「もう修復さえ不可能ではないか」と思われます。
「修復が不可能」という危機を乗り越えて「いっときの蜜月」を演出するのも北朝鮮の得意技でした。今度こそは、と期待させるものがあったのでしょうか(笑)。
そんな揺れ動く時代だからこそ、太永浩は「統一を論じるにはまだ早い」と言えるのでしょう。
脱北亡命者である太永浩は、ハングルだけしか読めずしかも文字は読めても「意味が分からない」人には通じないようにして、反・左翼(親北)政権を貫いているのでしょうか。
つまり「チョ・グク問題で左右に分かれた」
としている限り、チョ・グクを批判し文在寅を批判したことにはならない、という意味です。
また「統一を論じるにはまだ早い」では
少しバレているようですが、まだそれだけでは文在寅を批判してはおりません。
ハングルの「識字率」
かつて当ブログでも「非識字率(2019年10月16日)」で記事にしましたが、たとえ「口に出して読めても意味を理解できない人がいる」ようです。
どうやら韓国初等教育の問題点もありそうで
「意味が分からなくても、とにかく口に出して読める」ことを優先した教育結果だと思います。「反日」教育をみればよくわかることではないでしょうか。
韓国の末端教育現場では、「意味は分からなくても、とにかく読めるだけ」を目指すことでその場を乗り切っていたのでしょう。まさかそれを優先した教育方針だとは思わなかっただろうということにしておきます。
- 日本語(表意文字の漢字と表音文字のかな・カナ)
- 朝鮮半島ではハングル(表音文字)以外を禁止
ではすこし意味が少し違うかも知れませんが、日本にも「読めるけれども意味がわからない」という人がいるかも知れません。ただ韓国のほうが相当大きそうだと思われます。
歴史の浅い「ハングル以外禁止」では十分に意を尽くせないのかも知れません。まともな言語に育つためには、あと少なくとも「100年」は必要なのでしょう。
さらに高校生に至っては
反日を口に出して言わないといけない強引な教育もあったようです。:その1 その2 その3
こういうのは「教育」という名に値しませんが、そのほかで忙しい人には「教育」なんでしょう。
まぁ朝鮮半島は、文字や学問について、まだまだ深刻な問題がありそうです。
韓国が一本立ちする前の危険な反抗期であり、日本から・中国から、真に独立できるかが試されているのでしょうか。
ただし「人権派の弁護士」だったとされる大統領自らが「人権をまったく無視」する北朝鮮へ無批判に接近しているのを見ていると、あと少なくとも「100年」は必要なのでしょう。
その半面で文在寅は、70年以上前の日帝の「人権」を取り上げるなど、二重外交・二股・二重基準が激し過ぎ、これでは北朝鮮・中国・米国に馬鹿にされるものやむを得ないでしょうか(笑)。
熱心な支持者だけが馬鹿にしていなところなど、あの弾劾直前の品のないトランプそっくりですね(笑)。
文在寅 ≒ トランプ
あはれな両国大統領を目の当たりにして、皆様はどう思われますか。