プロとして客から金を取る以上
ある程度以上のレベルになると紙一重の違いとは思うものの、「勝つ」ことが求められるのでしょう。
「勝つ」から注目されるし、もてはやされるので、「負けた理由」を弁解しているうちは上へ上がれない、とされるのも尤もなことです。
そんな観点から嘉風をみていると、こちらでは晩成型の人らしく
8勝7敗・・・・・・22%(=18/82)
7勝8敗・・・・・・17%(=14/82)
とこの2つだけで40%近くとは驚きます(2004年3月場所~2017年11月場所)。嘉風は、ギリギリが好きなんでしょうか。
とにかく最近の嘉風で特筆されるのは、2018年1月場所で
- 4日目に横綱白鵬を破り、 横綱が翌日から休場に
- 5日目に横綱稀勢の里を破り、横綱が翌日から休場に
「連続して横綱に勝つ」ことでさえ珍しいのに、「負けた横綱が連続して翌日から休場」という例も珍しいでしょう。
しかし嘉風(よしかぜ)は、良風(よいかぜ)や順風満帆(じゅんぷうまんぱん)ではなく、苦労のし通しだったのです。
三浦知良(みうら かずよし 1967- )やイチロー(1973- )などの高齢プロ選手を応援する人もいるでしょうが、私はむしろ、嘉風(よしかぜ 1982- )あたりを応援したいと思っております。
大相撲でも、1人横綱の時代が続きました。
朝青龍の21場所一人横綱時代から白鵬も横綱になったと思っていると、朝青龍が引退して、再び白鵬の1人横綱時代が16場所続いています(2場所連続の八百長・技能検査場所で中止になったのを含めて)。
「次に横綱になるのは誰か」が興味あることでしたが、日馬富士・鶴竜とモンゴル勢の横綱が続き、2017年には久々の日本人横綱稀勢の里が誕生し横綱が4人にもなりました。
しかも横綱の休場が多すぎ、しかも横綱日馬富士が暴行事件で引退し、2018年1月場所から再び3人横綱に戻りましたが、今の2018年1月場所では2横綱(白鵬と稀勢の里)が休場に追い込まれ、横綱は鶴竜の一人だけとなっています。
こうなってくると「次に3人の横綱(白鵬・鶴竜・稀勢の里)のうち先に引退するのは誰か」に興味が移ってきました。
最近、球技でラリーが続くようになり、実力が均衡してきたようです。
バレーボールはもちろんのこと、バドミントンや卓球のおもしろさが分ってきた人が多いようです。
私もまた藤井聡太のおかげで、プロ将棋の5階層のうち一番下とは言えC2級の人たちのすごさもまた、知らされたようです。
麻生も北朝鮮のおかげで、自民党が圧勝したと考えているようです。
これは「野党に任せていると、よりひどくなりそうだ」という日本人のやむにやまれぬ意見でしょうが、善悪の観点から野党がこれに情緒的に反発するのもまた当然で、反政府の目的では外国も利用したい立場が見えてきます。
せいぜい外国(特に中国・朝鮮半島など)に利用されないよう注意して欲しいものです。中国や朝鮮半島は、日本の野党の一部が考えているのとはちょっと違うようですよ。
ただし野党として外国の批判をすると、反政府の切っ先が鈍ると考えるのは世界共通なようで、「外国を批判しないから賛成だろう」とも言えないことが分ってくると国際関係の理解も進んできたと言えるのでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。