カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

嘉風(よしかぜ)の台頭

2018年01月22日 14時34分11秒 | スポーツ

プロとして客から金を取る以上

ある程度以上のレベルになると紙一重の違いとは思うものの、「勝つ」ことが求められるのでしょう。

「勝つ」から注目されるし、もてはやされるので、「負けた理由」を弁解しているうちは上へ上がれない、とされるのも尤もなことです。 

そんな観点から嘉風をみていると、こちらでは晩成型の人らしく

8勝7敗・・・・・・22%(=18/82)
7勝8敗・・・・・・17%(=14/82)

とこの2つだけで40%近くとは驚きます(2004年3月場所~2017年11月場所)。嘉風は、ギリギリが好きなんでしょうか。 


とにかく最近の嘉風で特筆されるのは、2018年1月場所で

  • 4日目に横綱白鵬を破り、      横綱が翌日から休場
  • 5日目に横綱稀勢の里を破り、横綱が翌日から休場

「連続して横綱に勝つ」ことでさえ珍しいのに、「負けた横綱が連続して翌日から休場」という例も珍しいでしょう。

しかし嘉風(よしかぜ)は、良風(よいかぜ)や順風満帆(じゅんぷうまんぱん)ではなく、苦労のし通しだったのです。

三浦知良(みうら かずよし 1967- )やイチロー(1973- )などの高齢プロ選手を応援する人もいるでしょうが、私はむしろ、嘉風(よしかぜ 1982- )あたりを応援したいと思っております。


大相撲でも、1人横綱の時代が続きました。

朝青龍の21場所一人横綱時代から白鵬も横綱になったと思っていると、朝青龍が引退して、再び白鵬の1人横綱時代が16場所続いています(2場所連続の八百長・技能検査場所で中止になったのを含めて)。

次に横綱になるのは誰か」が興味あることでしたが、日馬富士・鶴竜とモンゴル勢の横綱が続き、2017年には久々の日本人横綱稀勢の里が誕生し横綱が4人にもなりました。

しかも横綱の休場が多すぎ、しかも横綱日馬富士が暴行事件で引退し、2018年1月場所から再び3人横綱に戻りましたが、今の2018年1月場所では2横綱(白鵬と稀勢の里)が休場に追い込まれ、横綱は鶴竜の一人だけとなっています。

こうなってくると「次に3人の横綱(白鵬・鶴竜・稀勢の里)のうち先に引退するのは誰か」に興味が移ってきました。


最近、球技でラリーが続くようになり、実力が均衡してきたようです。

バレーボールはもちろんのこと、バドミントンや卓球のおもしろさが分ってきた人が多いようです。

私もまた藤井聡太のおかげで、プロ将棋の5階層のうち一番下とは言えC2級の人たちのすごさもまた、知らされたようです。

麻生も北朝鮮のおかげで、自民党が圧勝したと考えているようです。

これは「野党に任せていると、よりひどくなりそうだ」という日本人のやむにやまれぬ意見でしょうが、善悪の観点から野党がこれに情緒的に反発するのもまた当然で、反政府の目的では外国も利用したい立場が見えてきます。

せいぜい外国(特に中国・朝鮮半島など)に利用されないよう注意して欲しいものです。中国や朝鮮半島は、日本の野党の一部が考えているのとはちょっと違うようですよ。

ただし野党として外国の批判をすると、反政府の切っ先が鈍ると考えるのは世界共通なようで、「外国を批判しないから賛成だろう」とも言えないことが分ってくると国際関係の理解も進んできたと言えるのでしょう。

さてさて、皆様はどう思われますか。


アメリカの醜聞 79 一部政府機関の閉鎖

2018年01月22日 11時24分38秒 | アジア

米大統領トランプが「非難ばかりする記者会見」をやめて、直接非難のない短いツイッターを乱発して意見を発するようになり、他の首脳にも流行となりましたが、これが動かぬ証拠となり大統領弾劾へ走るようになるとは皮肉なものですね。

閣僚たちも、自分の立場を守るためなのかそれともトランプの汚点隠しに奔走しているのか、これが分らないほど下劣になってしまいました。


久しぶりの「アメリカ連邦政府機関の一部閉鎖」事態。

予算の通過ができない場合などに発生するようで、昔もあったように思いますが、そうひんぱんにあることでもなさそうです。

米連邦議会での上院と下院の政治環境で、防衛とか安全保障に関係がなさそうな分野で、職員の無給自宅待機の指示があるようです。

これに関するニュースです。 


米政府機関閉鎖 トランプ氏、指導力不足を露呈:毎日新聞2018年1月20日 

前回、同じ政府機関の一部閉鎖が4年前のオバマ大統領時代2013年10月にあったようで、なんとその時トランプがトップの指導力の問題。大統領の汚点だと言ったらしいのです。

これが回り回って大統領となった自分へふりかかり、「指導力の問題へと発展して大統領の汚点」になったようです。おなじ指導力の問題でしょうが、多くの人が、トランプの指導力のほうに問題があると感じることでしょう。

記事では、「一部連邦政府機関がトランプ政権によって閉鎖されたけれども、司法省のモラー特別検察官チームによるトランプ捜査は、閉鎖されない」と笑わせています。

ただし、健忘症の恐れがないとは言えないトランプとしては、そんなことなど、すっかり忘れているか、理解することさえ不可能なのでしょうか(笑)。


余録 「史上最高齢の大統領が危機に対処できるか:毎日新聞2018年1月18日

誰もが思っていることでしょうが、健康診断の結果を嬉しそうにうぬぼれるあまり「かえって心配になる」としております。尤もなことですね(笑)。 

米、4年ぶり政府機関一部閉鎖 上院、つなぎ予算を否決:朝日新聞 2018年1月20日  

米、政府機関一部閉鎖へ=上院でつなぎ予算採決失敗: 時事 2018/01/20  

現地時間深夜のことで、そのころ翌日昼過ぎの日本の記事ばかりになってしまったようです。 

米政府機関、22日も閉鎖継続の見通し─上院共和党幹部:ロイター 2018年1月22日

欧米の記事もあるようですが、気のせいかこの件では日本の記事が多いようです。

さてさて、皆様はどう思われますか。


ロシアの醜聞44 これまた独裁国家

2018年01月22日 11時04分02秒 | 海外

スウェーデンがロシアを深刻に警戒しています。

ロシアが国家ぐるみで禁止薬物使用を隠ぺいしたことでIOCが「平昌五輪へロシア国家としての参加を禁じた」のですが、ロシアは、そんな近場の記憶などない認知症風味の「うぬぼれ国家」なんでしょう。

「うぬぼれ国家」には、特有の誇大妄想の悪癖があるもので、被害者意識と加害者意識のバランスを保つことが簡単ではないことが、中国・朝鮮半島をみていてもよくわかります

そう、短期間で「ソ連時代の民衆弾圧」を忘れ去ることはできず、30年ほど経過した今でも「権力にすり寄る習慣を維持しているようです。

一言でいえば「ロシア人の民度が低すぎる」のでしょうか。

私がEUとロシアの関係を理解しているとは言えませんが

  • 2006年ロシアがイギリスの主権を無視し英ロンドンで亡命ロシア人を暗殺、ロシアは容疑者の引き渡しを拒否しました。
露が英で露人を暗殺 ≒ 北がマレーシアで北人を暗殺
こういうのをスウェーデンはよく見ていたようです。ロシア・北朝鮮ともに独裁国家であり、国家ぐるみの暗殺がつきものです。
  • 2014年ロシアがウクライナ領クリミア半島を武力侵略
  • 2014年ロシアの国家ぐるみ薬物隠ぺい犯罪が発覚し、2016年の夏季リオ五輪では一部競技の参加禁止、来月の2018年冬季五輪では国家としての参加が禁止されました。
  • こんな時にロシアは、西ではヨーロッパ諸国と深刻な対立を繰り返し、東では北朝鮮支援と反米のどちらが根拠なのか分らない対立を繰り返しております。すべて欧米が悪いという「誇大妄想」で、ロシア≒中国≒北朝鮮≒韓国ですか。 

スウェーデン、国民に「戦争への備え」呼びかけ:cnn 2018.01.18 


ロシアとスウェーデンの関係が緊張しており

スウェーデンは2010年に廃止した徴兵制度を2018年に復活させるとのことです。

スウェーデンは、EUに加盟(ユーロ通貨は非使用)、準NATO加盟国(28カ国)に属しており、ロシア脅威からEU加盟も検討しているもようです。

国ごとにそれぞれ同盟・対立の歴史をもっていて、なおかつEU・NATO・AIIBなどへの加盟が異なるのですから、もうわけがわからず、日本と中国の区別が付かない人が世界中に多いのも、頷けますね(笑)。

いやそれ以前に、「独裁国家らしいロシアの国内弾圧と対外野望」を警戒する国が多すぎる、という印象でしょうか。

スウェーデンがゴッドランド島を軍事拠点化しようとするのは、ロシアによるウクライナ領クリミア半島侵略を想定したものでしょう。なにか尖閣や竹島を連想させますね。

下図はGoogleEarthからの引用です。

中国とロシアのどちらがマシか、という問題は難しいところで、どちらも問題を抱えすぎの「うぬぼれ独裁国家」であり旧共産主義国仲間ですから、対立もそれはそれはひどいものですが、独裁国家らしく、一時は互いに利用し合うものです。  


ロシアとスウェーデン、高まる戦争の危機:huffingtonpost 2016年02月13日  

2年前からスウェーデンとロシア関係はくすぶっていたようです。すでにこの頃ロシアは、2年前(今から4年前)からソチ五輪直後のウクライナ領クリミア半島武力占領で世界各国から制裁され、さらに国家ぐるみで薬物使用を隠ぺいした犯罪が暴かれたのですが、例によって行動を控えるどころか、ますます攻撃的になっています。

これによりスウェーデンは、フィンランドとともにNATO加盟ではありませんが、急速にNATOへ協力し接近しつつあるようです。これもまたロシアの言動によるものでしょうか。これは北朝鮮の挑発に備えるとますます挑発が激しくなる構造と似ています。そう、ロシアも北朝鮮も「独裁国家」であり、報道規制されていて異論は排除されるからこそ、危険視されるのでした。 

私は、スウェーデンとロシアの、有効関係・対立関係について詳しく理解しているとは言えませんが、理解していても多くはどちらかの立場に立った歴史観なのかも知れませんね。

さてさて、皆様はどう思われますか。