人は恣意的・意図的に「事実を認定」するもので、支配者なら権力維持のために「既に済んだこと」と発表したがるのものです。もしも「真実」を知りたいなら、「本当に既に済んだこと」かどうかを、自分自身で「判断」しなければなりません。というのは為政者の「判断」を疑わないでいると、「だまされる危険」が常にあるからです。不健康な猜疑心はいけませんが、健康的な懐疑心なら、忘れてはいけないようです。
ここでは「中国の醜聞」を集め、必要に応じて出典やリンクも用意しましたが、 事の性質上「既にリンク切れ」となっているならご容赦ください。
中国でテロを起こし、あたりを「血の海にする」と脅す動画を、テロ組織ISIS(自称イスラム国)が公開した。ISISが中国をターゲットにするのは初めて。
ISISが中国を狙うのは、中国西部、新疆ウイグル自治区の少数民族、ウイグル族(トルコ系イスラム教徒)を弾圧してきたから。月曜に公開された30分間の動画には、イラクで訓練を受ける中国出身のウイグル族戦闘員らが映っていた。
中国にはウイグル族によるイスラム教徒の分離・独立運動があり、国家安全保障に対する重大な脅威として中国当局は警戒を強めてきた。:ニューズウィーク日本版 2017/3/3
イスラム過激派が公開した動画に、ウイグル族の戦士の訓練風景や中国を血の海にすると宣言する様子が映っていたことを受け、中国の外務省は「国際社会と共にウイグル族の武装集団と戦いたい」と訴えました。
ISが中国に脅しをかけるのは今回が初めてではないかと専門家は話しています。中国の新疆ウイグル自治区では分離独立を求めるグループが騒動を起こし、ここ数年情勢不安が起きており、中国政府は外国の武装集団に原因があるとしていますが、政府はイスラム教徒を抑圧していないとしています。:シンガポールCNA NHKBS1 2017/03/03
ご存じの通り
シリア・イラクでの戦闘や空爆が激しくなり(それはそれで深刻な問題ですが)、ISがそこを追われて東へ移動せざるを得なくなり、やがて中央アジアを経て中国西部にいたり、そこで中国がイスラム教徒のウイグル族を「無知ゆえに弾圧してきた」歴史があったので、中国西部でISがテロを起こすのではないか、と怖れていたのです。
幸か不幸か、この予想が当たり、いよいよISが予告したようです。
いつかは
アメリカの傲慢さを咎める人が出てくるとは思っていましたが、貿易ビルへの飛行機激突という過激な「おしおき」がありました。
いやな予感ですが
いつかは中華の独善を咎める人が出てくるとは思っていましたが、ISがいよいよ中国へ威嚇し始めたようです。
中国は、その傲慢さゆえに「威嚇する側」に立ち続けていましたが、今回は「威嚇される側」に立たされたことにご注目下さい。
過激なおしおきにならないよう祈っておりますが、中国の「傲慢」とISの「過激」は「相容れない似たもの同士」なのでしょうか。
また慧眼の皆様でしたら、中国は
- 都合が悪い時には「発展途上国」と自称し
- 都合が良ければ「軍事大国」を自称する
二枚舌を活用していることに気づいていらっしゃることでしょう。
まったく同じ手法で
- 都合が悪くなると「国際社会と共にウイグル族の武装集団と戦いたい」と言い
- 都合が良ければ「国際法など無視して無頼に行動する」
これが中国共産党でした。
つまり中国は、場合によって
つまり「国際社会」を、中国共産党に都合よく利用しているだけの「無法国家」なのでしょう。
いや「国家」と言える価値があるかどうかさえ疑問ですが。
さてさて、皆様はどう思われますか。