三メガバンクグループ6銀行が「おおむね10年間は納税していない」(金融庁)ことをご存知でしたでしょうか? 10年間とは1998年度から2007年度までです。
6銀行とは、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行、三菱東京UFJ銀行、三菱東京UFJ信託銀行、三井住友銀行。
10月29日の衆院財務金融委員会で党の佐々木憲昭議員の質問に答えたものです。
これらの銀行の07年度の税引前純利益は約1兆7000億円でした。
一方、銀行への公的資金はこの10年間で約47兆円に達し、そのうち約12兆4000億円は資本注入されています。これらには政府保証がつけられ、すでに10兆円以上は銀行業界が責任をもたず、国民の税金で穴埋めすることが確定しています。
それなのに、銀行から中小企業への貸し出しは、96年3月時点で約263兆円だったのが、今年8月には179兆円。84兆円も減っています。
でありながらまたぞろ銀行へ助け舟を出すことには熱心で、ツケは国民に。
金融危機震源地のアメリカでさえ、投機の失敗のツケは、最終的に銀行業界に負担させるしくみなのに、です。
国民の暮らしや中小業者の営業こそ、日本の活力の源泉ではないのですか?
大銀行・大企業、財界にモノが言える共産党が、みなさんの支えによって大きくなることが、やっぱり必要不可欠です。