あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

息を吹き返す「大型プロジェクト」/マスコミへの望み

2007年09月02日 | 日々の活動



国土交通省の来年度概算要求によると、小名浜人工島(東港)や、県営高速道路のあぶくま高原道路の整備促進が盛り込まれています。

県によるプッシュがなければない話です。「大型プロジェクト」を推進しようとする佐藤雄平知事の姿勢が浮き出てきました。

小名浜港では、「石炭関係だけはウハウハだ」と港を知る人が言うぐらい、石炭需要はふえていますが、現場で働く人は「埠頭や夜間作業用の照明、埠頭と産業道路を結ぶ道路などを整備すれば既存の港で対応できる」との話(8月22日、党県議団と港湾労働者との懇談で)。

ところが「官製報道」と言っていい記事では、「石炭の荷揚げが間に合わずに沖待ちの船が増加傾向にある。東港整備が促進されれば輸送効率は改善される見通し」。

私も県議の仕事をした4年間、担当部署とさんざん話をしましたが、「お金を使って港を大きくすれば、港は大きくなります」としか聞こえないのです。

県民の負担がふえ続ける大型事業について、毎日の生活で精一杯の県民の立場に立って、必要性・緊急性・経済性、さらには誰の声ではじめたことなのか、といった総合的視点で取材した報道を県内マスコミのみなさんには望みたいと思います。

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