『益川敏英と科学の仲間』([日本の科学者」編集委員会編、本の泉社)を読みました。
益川さんも会員の科学者会議が、機関誌で特集したノーベル物理学賞受賞を記念した企画(今年5月号・6月号)に、「しんぶん赤旗」の今年1月25日・2月1日付に掲載された不破哲三さんとの対談「素粒子のふしぎから平和・憲法9条まで」などを追加して編集した本です。
日本の基礎科学の高いレベルは、2008年度ノーベル賞受賞でも実証されました。
とはいえ、南部陽一郎氏の「対称性の破れ」も、小林・益川両氏の「CP対称性の破れ」も、下村脩氏の「オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質の発見」も、35年以上も前の成果。
「今や大学は、国威発揚と儲けにつながる応用研究の場と化し」、小学校では「『科学の理論や法則は科学者という人間が創造したもの』とする…非科学的な科学教育が進行中です」。
本書には、「現代と未来に生きる子どもたちのために希望に満ちた平和な日本と世界を築くための一石となる」願いが込められています。
きょうは午前中、私が住む地域の党後援会員とこの地域を訪問。選挙後のごあいさつに回りました。