この写真
一瞬ギョッとしますよね。
マンハッタンに新しく建ったコンドミニアムだそうです。
６４階建てで435メートルも高さがあるんだそうです。
こんな物良く建てましたよね
すごい技術です。
で値段ですが
一番安いので24億円
一番高い住戸は90億円だそうです。
ニューヨークは物価が高いと言われてますが
不動産の価格からしても
私たちとは明らかに別世界ですよね。
まぁ技術は凄いですが
私は高所恐怖症ですから
タダでも住みたくありませんね。
それに風による倒壊を防ぐために
結構揺れるように設計されてるようですから
船酔いも起こりそうです
さらに
不動産屋として
本当に色んな事が気になりますね。
狭い敷地に建ってますから
維持管理費も高いはずです。
どの位なんでしょうね？
管理費が毎月数千万円
なんてありそうですよね。
それとエレベータもたくさんは設置できませんから
待ち時間も長いでしょうね。
その意味でも
とても買う人の気持ちは理解できません。
理解はできませんが
想像はできますよね。
世界には兆単位の資産を持った大金持がゴソゴソいますから
そんな人たちは
本当にお金の使い道に困ってるでしょうから
多分飛びつくんでしょうね。
まぁ私には縁の無い世界ですが
しかし似たような構造は日本でもあります。
普通の人は
お金は無駄遣いせずに地道に生きてる訳ですが
今の日本には
お金を使う必要がある
そんな人たちがたくさんいます。
どうしてそうなるか？
と言えば
核家族と少子化です。
資産はあっても残す子孫がいない
なんて人もたくさんいますし
子供は子供でしっかり生活が成り立っていて
親の資産は当てにしてない人も多いのです。
そんな人たちは
加齢と共に体力が弱る前に
お金は使えるだけ使っておきたい
そんな欲求があるのです。
私が知り合いの資産家の方に
あるビルを買わないか？
って持ち掛けたら
何て言ったと思います？
“そんな物買ったらまたお金が貯まって困る”
ですって
まぁそれも私たちから見れば信じられない話ですが
その人の立場に立てば
子供もいませんから
合理的な考えですよね。
そんな感じで
これからの不動産の仕事は
自分の価値観にとらわれない
そんな人が成功するんだと思います。
お金はあるところにはある
ですから
自分の価値感だけで
不動産を売らせたり買わせたり
なんて事では大きな成果は期待できない
って事でもあります。
特に私のように
既成概念で凝り固まった人間は
もうこれから先は通用しません。
だから
私は
社員の仕事には口を挟まないのです。
私がでしゃばれば弊害になる
これを理解しています。
まぁ理解はしてますが
口は挟みたくなりますね。
しかしそれはじっと堪えて我慢
毎日自分に言い聞かせてます。
それにしてもマンハッタンのコンドミニアム
地震大国の不動産屋としては
基礎が気になりますよね。
で記事を良く読むと
３０メートルまで
200本のパイルを打ちこんでるそうです
まぁ専門家が計算してやってる事でしょうから
安全だとは思いますが
感覚的には
435メートのビルに
たった30メートルのパイル
コケるだろう
って思いますよね。
それを見てますます思いました
そこに住むなんて到底無理です。
そんな世界とは無縁の
零細不動産屋で良かった
そう思っています。
