駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

仕事は修行です 最初は苦しいのです

2022年09月07日 | 人生一般

東京オリンックを巡る収賄事件

凄いですね

凄いと言うのは金額の事ではありません

登場人物の年齢が凄いのです。

高橋元理事 78歳

青木会長 83歳

森元組織委員長 85歳

角川会長 79歳

これを見て

私のような凡人はすぐに思いますね。

みんな大金持ちで

人生は残り少ない訳ですから

なんでこんなリスクを冒して金儲けするのか?

どんなに贅沢をしても

お金は使い切れないのに・・・

さらにお金を求めて

最後は高齢者なのに留置所

バカじゃないの?

って思いますよね。

全く理解できません

理解はできませんが

あれこれ想像はできますね。

皆さん長年財を求めて

第一線で活躍してきた人たちですからね。

加齢と共に

多分金儲けその物が人生の目的になってる

そんな気がします。

お金は元来使うために稼いで

将来の安心のために少し蓄える

これが大半の人にとっての意味なんでしょうが

この稼ぐ能力が高い人たち

どうも本来の目的からは逸脱して

お金自体が目的化していきますよね。

こうなっては

いくらお金があっても

人生の落とし穴に落ちてしまう

そんなリスクがありますから

私たちから見れば

賢明とは思えませんね。

ただ

高齢になっても金儲けに励む人

実は私は気持ちは少し分かります。

それはゴルフ仲間に

たくさんリタイヤした人たちがいるからです。

名門クラブのメンバーは

老後を楽しむために十分な富を蓄えた

そんな人達ばかりですが

しかし

皆さんどこかぽっかり心に穴が空いてる

そんな風に見えるのです。

まぁ実際には私が現役で働いてるからそう見える訳で

本人たちは満たされてるかも知れませんが

ただ

そんな人たちの中に

冗談ですが

給料は要らないから川端さんの所で働かせてよ

って言う人がいるのです。

それを聞くと

どこか淋しいんだろうな

って思う訳です。

 

昔は

世の中には仕事以外には趣味が無い

なんて人たちが多かったですね

まぁ日本が貧しさから抜け出すために

必死で働いてる

そんな感じでしたから

趣味の余裕も無かったのです。

ただ

私が社会に出た頃からは

仕事が趣味です

なんて言う人は

少し見下される

そんな傾向がありましたね。

当時よく年配の人と飲みに行くと

川端君趣味を何か持たなければダメだよ

なんてアドバイスを頂いた物です。

そんなアドバイスを頂いても

私は

ヘソ曲がりでしたから

趣味は自分の内面から湧いて来るものであって

そんな風に強制されても楽しくないだろう?

って心でつぶやいていました。

まぁそうは言っても

私自身趣味が無い

なんて人生はまっぴらですから

つねにあれこれやってきましたよ。

今でもゴルフ以外にも色々やっています。

では仕事が趣味

なんて格好悪くて軽蔑する

そうも思っていません。

最近思いますが

人間働かなければ行けませんから

誰でも仕事をする事になります

であれば

その仕事

これが楽しくて趣味

と言えるまでになれば

これほどの幸せは無いのでは?

って思いますよね。

ですから

今回逮捕された高齢者の皆さんも

その意味では

仕事が最高の趣味

その域まで達した人たちだろう

と想像できる訳です。

その意味では幸せな人たちだったと思います。

ただ若い人たちに言いたいのですが

仕事が趣味の域まで達するには

修行期間が必要ですよ

これを避けて

最初から

自分のやりたい仕事

なんて求める風潮が強くなりましたが

これでは中々巡り合えないと思いますね

金儲けは元来苦痛を伴う

これが定めです。

私はサトウキビ農家で育ちましたので

両親の過酷さを見ていました

そしていつも思っていました

こんな辛い人生は絶対に嫌だと

ただ

この過酷な筈のサトウキビ栽培で人生を終えた父親と

もう働けなくなった母親

最後は私にいつも言っていました

この仕事の楽しさが経験できないお前は気の毒だ

父親は

畑はたくさんあるから

子育てが終わったら

最後は戻って来い

そう言っていましたね。

都会で不動産屋をやってる私が気の毒に見えたのだと思います。

こんな感じで

仕事が趣味の域に達するのは

長年その辛さに耐えた結果

そんなご褒美が頂けるのです

最初から自分がやりたい仕事

なんてばかり言ってると

最後は

お金が無く

家族からも見放され

なんて人生になる

この可能性が高くなります。

私達のアパートにもたくさんいます。

やりたい仕事を求めたのか?

現実逃避をしたのか?

あるいは単に怠け者だったのか

良く分かりませんが

いずれにしても最後は

生活保護で独居老人

これで人生を終えるのです。

そうならないためには

仕事を趣味の域にまで昇華させるには

辛い修行も避けられない

そんな気持ちで頑張るべきだと私は思います。

ただ

それも行き過ぎると

80歳にもなって留置所ですから

ほどほどに

って話です。

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