駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

自動操縦が馴染まない零細不動産屋の仕事

2022年09月17日 | 社内事情

私は車の運転が好きではありません。

一番の理由は睡魔です。

特にゴルフの後の激しい睡魔は

大変危険でもあります。

ですから

帰りに少し休息を取る

そうやって安全を確保しています。

まぁしかしそれでも

昔に比べると長距離の運転は本当に楽になりました。

一番の理由はカーナビですね。

昔は知らないゴルフ場に行く時には

何度も道端に車を停めては地図で確認しながら辿り着いた物ですが

今は何の苦もなくスイスイゴルフ場まで着きます。

それともう一つの大きな恩恵は

オートクルーズですね。

高速では

ほとんどアクセルもブレーキも踏まず

ハンドルは手を据えてるだけです。

こうなって分かった事は

ゴルフ帰り運転の疲れは

主にアクセルを踏みっぱなしなので

そのために足の筋肉から起こってたんですね。

アクセルを踏まなくなると

疲労感は全く違います。

まぁ有難い時代になったものです。

ただ

自動運転やカーナビに頼るようになると

間違いなく自分本来の能力は退化しますね。

カーナビが無い時代は

地図だけではなく

太陽の位置だとか

あるいは山の形状

そんな物を参考にしながら目的地に辿りつきましたので

次に行く時には

記憶がしっかり刻まれて

迷わず進む事ができましたが

今はもう一度行った場所でも

どこをどう行ったか

さっぱりって事が多くなりました。

それと自動運転に慣れると

緊張感も薄れてきますので

明らかに危機回避能力は低下してる

そう感じる事があります。

まぁそれでも恩恵の方がはるかに大きいので

それはそれで許容範囲でもありますが

実はこのパターンは

私達日々の生活その物でもあるんですよね。

私たちは

自分で考えて行動してる

なんて思っていますが

実際には全く違います。

経験と習慣で

自動操縦

これで私達の一日の大半を過ごすのです。

朝起きてトイレに入り

朝食を食べて

歯磨きをして

そして電車に乗り出社

会社ではパソコンを立ち上げて

その日の予定をこなす。

仕事が終われば

また電車に乗り

夕食を食べて風呂に入り就寝

これで一日の時間は終えるのです。

これが私が言う自動操縦です。

ただ

この自動操縦

多分この割合が多ければ

脳に悪影響を及ぼしますね。

どうしてそう思うかと言えば

私達の仕事は

この自動操縦の割合が低いからです。

仕事では

一つとして同じ契約はありませんから

その都度思考を巡らして

契約にたどり着きます。

また

零細不動産屋は

その業務の範囲も広くなります。

当社で言えば

賃貸から売買は当たり前で

居住物件から事業物件

駐車場から貸地

何でもやります。

そして扱うカテゴリーが増えれば

知識も戦略もそれぞれ必要になりますから

自動操縦は全く使えないのです。

そうやって長く生きてきて

決まり切った仕事を長く続けきた同世代の人を見て思う訳です。

随分頭の柔軟性を失ってる

車は

カーナビとオートクルージングで

随分運転は楽になりましたが

過去に遡れば

私が一番恩恵を感じたのは

ノンクラッチになった時ですね

それまで

一々クラッチを踏んではギアを変えていましたが

もうその必要は無くなりました

ですから

大変有難い技術革新だった訳ですが

しかし

私の車嫌いは

その頃から始まったように思います。

マニュアル車の頃は

全身を使って

必死に車を走らせる

そんな感じですが

オートマ車は左足も使わなければ

左手のシフトチェンジからも解放されましたので

楽ですが退屈なんです。

退屈って事は眠くなりますから

だから私は車嫌いになってしまった

って事だと思います。

いずれにしても

世の中どんどん便利になり楽になりますが

これはすべて人体の退化とセットですから

せめて脳の退化は防ぎたい

そう思います。

その意味では

零細不動産屋の仕事は

毎日大変ですが

五感をフル回転して生きてる訳ですが

脳が退化する余裕はありません。

せめてその恩恵を意識して

頑張りましょう。

コメント
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