駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

不動産を買う時に欠かせないのは妥協

2022年09月09日 | 不動産業界

また園児のバスの中での置き忘れ事故が起こりましたね。

1回だけでも十分なのに・・

私はこの手のニュースは

自分の孫たちとイメージがかぶりますので

とても直視する事はできません

今回もバスの運転をしていたと言う園長の顔が映った瞬間

テレビを消しました。

まぁしかし新聞で読む限りは

危機管理が杜撰だった

この言葉に尽きますね

同じ事故が起こったばかりですから

バスの中の最終確認

何でしなかったのか?

って思いますよね。

担任の先生も

園児が来てないのは分かってるのに

休んでる

そう決めつけてたそうですが

全体に気の緩みがあった

これが伝わってきます。

これから

賠償問題になると思いますが

二度と同じ事が起こらないためには

しっかり多額の金銭的な補償をしてもらい

警鐘を鳴らしてもらいたいですね。

今回の保育園は気の緩み

ここに事故の原因がある訳ですが

ただ残念ながら

いくら気を引き締めても

実際には

事故の防止にはあまり役に立たないんですよね

つまり今回のような事が起こった時に

全国の保育園では

職員に緊張感を持って

なんて指示すると思いますが

それで終わっては

また同じ事を繰り返します。

理由は

人間の脳は長く緊張を保てるようにはできてないからです。

事故が起こった直後には

みなさん頑張って子供たちのチェックをすると思いますが

これが1年もすれば

マンネリ化して

また元に戻ります。

ですから

今回の事を教訓にするのであれば

人間の脳の限界を知って

それに頼らない防止策

これを作るべきですよね。

バスから園児を降ろしたのであれば

そのまま運転手が車庫に移動するのではなく

担任の先生が

最終確認

これを義務付けるべきです

バスの一番後ろに

確認表を置いて

それを先生が運転手に渡して

それからバスを移動する

って事になれば

まずこんな事は起こらないですよね。

そんな訳で

私は子供の事故の話しは

辛くてもう聞きたくありませんから

保育園幼稚園の関係者の皆さん

ただ緊張感を持って確認

なんて言ってないで

緊張感を持たなくても確認せざるを得ない

そんな体制を是非作ってもらいたいです。

そうでなければ

今回の子の死は

無駄になってしまいますからね

是非お願いします。

まぁしかし何度も書いてる

マーフィーの法則

人の命を預かる仕事の人たちは

しっかり頭に入れて欲しいですよね。

これを理解すれば

職員に緊張感を求めて終わる

この危うさも理解できるはずです。

そんな訳で

大切な園児たちの命を預かる人たちは

事故防止

これを徹底的にやってもらいたい訳ですが

では

世の中全てにおいて

同じようにするべきか?

と言うと

面白い事に

この危機管理が過ぎると

逆にマイナスに作用する

こんな事も良くあります。

どんなマイナスか?

と言えば

一口に言えば効率が悪くなり

経済的に負担になります。

まぁそうは言っても

今回の保育園のように

人命がかかっていれば

その負担は受け入れるべきですが

ビジネスにおいては

そのバランを考えないと

危機に備える事だけが一人歩きして

結果事業が成り立たなくなる

そんな事もあるのです。

当社は以前事務所荒らしに入られた事がありますが

これではいけないと

警備会社を入れようとした事があります。

そして見積もりを取ると

莫大な金額でした

確か年間100万円以上だったと思います。

当社は設立10年目位で泥棒に入られましたから

10年間では1000万円以上になります

仮に当初から警備会社を入れていれば

その位の出費になった訳です。

で思いました。。

警備会社は泥棒よりひどいと・・

なんせ

被害総額は正確には忘れてしまいましたが

10万円以下でした。

これでは

安全を求めて大損

そう思いましたから

私はそれいらい

盗難対策は

会社には現金は一切置かない

それを徹底しています。

そんな訳で

この危機管理は

バランスを考えないと

とんでも無い事になるのです。

不動産の仕事をしていると

この矛盾に気づかずに

無駄なお金を費やす

本当に良く目にします。

例えば

建築する時に

地震対策を万全にする

って事で多大な出費をする人がいます。

それで自分の建物は倒壊しないにしても

実際には周りにはそれだけの対策はしてない

なんて家だの擁壁だのがありますからね

そんな物が崩れてきたら

ひとたまりもありません

また関東大震災では火災による死者が9割だそうですからね

火災に巻き込まれれば

せっかくの耐震対策も意味が無かった

なんて事にもなります。

まぁだからと言って耐震対策が悪い

なんて言う気はありませんが

どこかで開き直らないと

いくらでもお金は出て行く事になるのです。

ですから

危機を想定して万全の対策

なんて言っても

実際には皆さん折り合いをつける訳ですが

この事が理解できないと

中々不動産を買う事はできません。

断言しますが

不動産は大体何かしら欠陥があります。

その欠陥

ほとんどが大きな影響は無い訳ですが

しかし

これを過大に捉えると

買える不動産は無い

って事になります。

先日中古住宅を買っていただいたお客様

擁壁の小さなクラックが気になる

なんておっしゃったので

このクラックは問題ないと思います

って答えましたが

それでも納得できないようでしたので

言いました

まずこの物件だけでなく

お隣とそのお隣

そしてそれ以外にも

近隣の家を

自分が買うつもりで良く観察してみてください

と言いました。

後日

社長さんのおっしゃる意味が良く分かりました

と言ってめでたく契約になりました。

つまり

周りの家を今回のように

細部にまで目を走らせると

欠点の無い家は存在しない

これが分かった訳です。

完璧を求めては

家は買えない私の持論です。

家だけではありませんよね

結婚相手も

どこか目をつぶらないと

とても見つかりません。

そうです

妥協

これが世の中を生き抜くには

欠かせない要件なんです。

だたし

言って置きますが

人命に直接かかわる事は

妥協してはいけませんよ。

そこは分けて

幼稚園や保育園の皆さん

しっかり対策お願いします。

もうこんな悲劇は

聞きたくありません。

コメント (2)
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