都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「森山大道『ハワイ』」 タカ・イシイギャラリー
タカ・イシイギャラリー(江東区清澄1-3-2 5階)
「森山大道『ハワイ』」
7/27-8/25
森山ファン必見の写真展です。2004年より3年間をかけて撮りおろされた作品が紹介されています。全70点、全てモノクロによる展覧会です。
やはりハワイということで、どれも当地の眩しい光や風を感じるような作品ばかりですが、森山写真に見る、どこか被写体に一歩構えて撮影したような、例えば対象への恥じらいを思うような独特の味わいは健在です。ビーチにて楽しむおそらくは中年の夫妻を撮影した作品では、海へ向って長くのびる木々の影が美しい姿を描き、そこへ二人と、やや高い場所よりこの光景を捉えた森山自身の影が重なり合うかのように写っています。空とせめぎあう海の静けさと、彼らを覆うかのような手前の大きな影(土手のようなものでしょうか。)が印象的です。ここに撮る側、もしくは見る側における被写体から切り離された寂寥感、または奇妙な疎外感を思うような気もしました。この切ない雰囲気も森山の魅力の一つかもしれません。
A3サイズのポスターが用意されていました。(上の画像です。デジカメで撮影しました。)部屋のどこかにしばらく飾ろうと思います。
8月25日までの開催です。おすすめします。(7/28)
「森山大道『ハワイ』」
7/27-8/25
森山ファン必見の写真展です。2004年より3年間をかけて撮りおろされた作品が紹介されています。全70点、全てモノクロによる展覧会です。
やはりハワイということで、どれも当地の眩しい光や風を感じるような作品ばかりですが、森山写真に見る、どこか被写体に一歩構えて撮影したような、例えば対象への恥じらいを思うような独特の味わいは健在です。ビーチにて楽しむおそらくは中年の夫妻を撮影した作品では、海へ向って長くのびる木々の影が美しい姿を描き、そこへ二人と、やや高い場所よりこの光景を捉えた森山自身の影が重なり合うかのように写っています。空とせめぎあう海の静けさと、彼らを覆うかのような手前の大きな影(土手のようなものでしょうか。)が印象的です。ここに撮る側、もしくは見る側における被写体から切り離された寂寥感、または奇妙な疎外感を思うような気もしました。この切ない雰囲気も森山の魅力の一つかもしれません。
A3サイズのポスターが用意されていました。(上の画像です。デジカメで撮影しました。)部屋のどこかにしばらく飾ろうと思います。
8月25日までの開催です。おすすめします。(7/28)
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