都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「高谷史郎 - photo-gene - 」 児玉画廊
児玉画廊(新宿区西五軒町3-7 ミナト第3ビル4階)
「高谷史郎 - photo-gene - 」
6/30-8/11
流れ行く雲の中へと誘われていくような感覚を味わいました。児玉画廊で開催中の高谷史郎の個展です。
真っ白な展示室の中で交互に並んでいるのは、ステンレスフレームへおさめられた約1メートル四方の写真と鏡です。写真には今にも雨粒が落ちてきそうな、軽やかでありながらもしっとりとしたグレーの雲が捉えられていますが、それが銀色にも照る鏡へと反射して美しいコントラストを描いています。その組み合わせは巧みです。
雲はシュワシュワと音を立てるかのように広がり、そして浮遊して流れているようにも見えました。また、その向こうにある見えそうで見えない青空が、仄かに滲み出しているように思えてきます。写真でありながら、不思議と雲を映した映像を見ているような気持ちにもさせられる作品です。
統一感のある色の力もあるのかもしれません。シルバープリントと鏡の質感が美しく調和していました。梅雨空の今の時候に見るのにピッタリな展覧会ではないでしょうか。
8月11日までの開催です。(7/7)
「高谷史郎 - photo-gene - 」
6/30-8/11
流れ行く雲の中へと誘われていくような感覚を味わいました。児玉画廊で開催中の高谷史郎の個展です。
真っ白な展示室の中で交互に並んでいるのは、ステンレスフレームへおさめられた約1メートル四方の写真と鏡です。写真には今にも雨粒が落ちてきそうな、軽やかでありながらもしっとりとしたグレーの雲が捉えられていますが、それが銀色にも照る鏡へと反射して美しいコントラストを描いています。その組み合わせは巧みです。
雲はシュワシュワと音を立てるかのように広がり、そして浮遊して流れているようにも見えました。また、その向こうにある見えそうで見えない青空が、仄かに滲み出しているように思えてきます。写真でありながら、不思議と雲を映した映像を見ているような気持ちにもさせられる作品です。
統一感のある色の力もあるのかもしれません。シルバープリントと鏡の質感が美しく調和していました。梅雨空の今の時候に見るのにピッタリな展覧会ではないでしょうか。
8月11日までの開催です。(7/7)
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