都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「new acquisition」 オオタファインアーツ 8/5
オオタファインアーツ(港区六本木6-8-14 1階)
「new acquisition」
7/11-8/26
オオタファインアーツの新しいコレクション(acquisition:コレクションなどの新たな一品)にて構成された展覧会です。お馴染みのさわひらきや草間彌生、それに照屋勇賢などの最新作が並んでいました。
さわひらきの「Hako」(2006)は、擬人化された木が、細かい石に覆われた海岸線を歩く映像作品です。突如、二本足を生やしててくてくと歩く小さな木。とりわけ何かを運んでいるわけでも、また作業をしているわけでもありませんが、あたかも明確な目的意識を持っているかのようにしっかりとした足取りで歩んでいます。そして海岸線には、無造作に置かれ、野ざらしとなったリビングセット。それらがまるで廃墟のように点々と佇んでいます。僅か4分ほどですが、相変わらずの静けさと儚さに満ちた作品でした。
グレーと白に覆われた大きなアクリル画は、草間彌生の新作「無限の網」(2006)です。灰色のキャンバスの上へ丁寧にのせられた白のアクリル絵具。それがまるで魚の鱗のように曲線を描いています。所々、絵具が隆起している。もちろん全体はドットの集合体です。奥行き感もなく、ただひたすらフラットにひしめき合うドットたち。時に草間の作品には生々しさを感じることがあるのですが、これに関しては、その配列が機械的で画面も乾いていました。うごめくドットも止まりかけているのでしょうか。非常に抽象的です。
さわひらきの新作を拝見出来たのが一番の収穫でした。今月26日までの開催です。
「new acquisition」
7/11-8/26
オオタファインアーツの新しいコレクション(acquisition:コレクションなどの新たな一品)にて構成された展覧会です。お馴染みのさわひらきや草間彌生、それに照屋勇賢などの最新作が並んでいました。
さわひらきの「Hako」(2006)は、擬人化された木が、細かい石に覆われた海岸線を歩く映像作品です。突如、二本足を生やしててくてくと歩く小さな木。とりわけ何かを運んでいるわけでも、また作業をしているわけでもありませんが、あたかも明確な目的意識を持っているかのようにしっかりとした足取りで歩んでいます。そして海岸線には、無造作に置かれ、野ざらしとなったリビングセット。それらがまるで廃墟のように点々と佇んでいます。僅か4分ほどですが、相変わらずの静けさと儚さに満ちた作品でした。
グレーと白に覆われた大きなアクリル画は、草間彌生の新作「無限の網」(2006)です。灰色のキャンバスの上へ丁寧にのせられた白のアクリル絵具。それがまるで魚の鱗のように曲線を描いています。所々、絵具が隆起している。もちろん全体はドットの集合体です。奥行き感もなく、ただひたすらフラットにひしめき合うドットたち。時に草間の作品には生々しさを感じることがあるのですが、これに関しては、その配列が機械的で画面も乾いていました。うごめくドットも止まりかけているのでしょうか。非常に抽象的です。
さわひらきの新作を拝見出来たのが一番の収穫でした。今月26日までの開催です。
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