都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「平野薫展」 SCAI×SCAI
SCAI×SCAI(港区六本木6-8-14 Patata六本木203)
「平野薫展」
7/5-28(木・金・土のみオープン)
今年開催された資生堂の公募展、「第1回 shiseido art egg」の大賞も受賞した平野薫の個展です。「art egg」の展覧会では、糸のインスタレーションが現在進行形で展示されていましたが、今回は一つの完成した同種の作品と過去のオブジェが紹介されています。
天井より吊るされて、軽やかに広がっていたのは、使い古された女性の下着の解された一種の残骸でした。「art egg」では解されつつあるワンピースが美しく宙を舞っている印象を受けましたが、今度はその下着の質感が生々しく、それを纏っていた人物を記憶を呼び覚ますような雰囲気を漂わせています。同じ衣服でありながらも、ワンピースと下着でこうも印象が異なってくるのでしょうか。しばらくするとボロボロに腐食して、その後消えてしまうのではないかと思うほどです。
羽を大きくのばした蝶のような形にも見えました。その他、指輪を削った金属粉の平面作品は美感に優れています。
今月28日までの開催です。(7/7)
*関連リンク
第1回shiseido art egg賞は平野薫展に決定いたしました。(資生堂ギャラリー)
*関連エントリ
「平野薫『エアロゾル』」 資生堂ギャラリー
「平野薫展」
7/5-28(木・金・土のみオープン)
今年開催された資生堂の公募展、「第1回 shiseido art egg」の大賞も受賞した平野薫の個展です。「art egg」の展覧会では、糸のインスタレーションが現在進行形で展示されていましたが、今回は一つの完成した同種の作品と過去のオブジェが紹介されています。
天井より吊るされて、軽やかに広がっていたのは、使い古された女性の下着の解された一種の残骸でした。「art egg」では解されつつあるワンピースが美しく宙を舞っている印象を受けましたが、今度はその下着の質感が生々しく、それを纏っていた人物を記憶を呼び覚ますような雰囲気を漂わせています。同じ衣服でありながらも、ワンピースと下着でこうも印象が異なってくるのでしょうか。しばらくするとボロボロに腐食して、その後消えてしまうのではないかと思うほどです。
羽を大きくのばした蝶のような形にも見えました。その他、指輪を削った金属粉の平面作品は美感に優れています。
今月28日までの開催です。(7/7)
*関連リンク
第1回shiseido art egg賞は平野薫展に決定いたしました。(資生堂ギャラリー)
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「平野薫『エアロゾル』」 資生堂ギャラリー
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